全国自主制作アニメーション上映会(第6回上映会)の感想です。
(つづき)
・CYBER_NINZYA
アクション物。
結構気持ちよく動いてくれました。
最後のセキュリティ(敵)、腹からではなく、
お尻から爆発したように見えたんですけど(笑)
・異世界アニ上
そうそう、そういえばまだ触れていませんでしたが、今回、上映会そのものがこれまでと比較すると作品数も多く、長時間だったんですよね。
様々な人達の努力の賜物であって、この調子でどんどん規模の大きい上映会に育っていって欲しいところです。
実際のところ、前身であるアニメーション研究会連合時代と比較すると、どうしても作品数の少なさ、時間の短さが気になっていたところで、それに対し、さしてスケールが大きくもない作品しか出せていない自分の至らなさを歯がゆく感じてもいたところです。
が、この作品は「始まったと思ったらすぐに終わる あにうえ」と、サラッとギャグとして処理してしまった!
何という豪胆(笑)。
今回、このセリフが外れたことを、皆喜んでいることでしょう。
・ネオ☆インスパイアーneo
タイトル決定というか作品制作決定に至る経過説明が本編より面白いという怪作でした。
・5000兆円欲しい!
今回の上映会の目玉。
無敵動画堂のメンバーの一人なんぞは、ハッキリと「今回はこれを観に上映会に来た」と言っておりました。
実際、技術力、演出力、基本となる発想力、全てが他の上映作品より頭一つ抜けている作品でした。
また、今回の上映会の作品で10分越えの作品は3本だったのですが、2番目に長い「私立戦艦ワセダ」の12分06秒という尺の倍以上の27分30秒という長尺。
そしてその長尺で、全くだれた所が無いという大変な完成度。
まぁ、普通に褒めるのは(上映会のアンケートなんかで)他の誰もがやっていることでしょうから、私はあえて細かい部分について言及しておくとすると、
主人公の片目が基本半眼状態であるということには、感心しきり。
片目半眼状態って、それだけで「表情がついている」状態じゃないですか。
これを遵守した上で、無表情ではなく様々な表情を、実にしっかりと喜怒哀楽の表情を見せてくれました。
私なら、仮にこれを思いついても、主人公に持ってくる勇気はありません。
脇役を目立たせるためのアイディアとして使ってしまうことでしょう。
ところがこのキャラ、その片目半眼状態という個性的な表情であり続けながら、しっかりと「主人公らしい王道デザイン」から外れ過ぎないバランスを保っているんですよね。
いや素晴らしかったです。
以上、今回の上映作品についての感想でした。
自作について……
え~、下記の数点の絵は、今回のマジンガーZパート用の新規作画カットです。
ジェットパイルダーは、もうちょっと真面目に描いて、描き込みとかも多くしたかったなぁ……。やや悔いが残っています。
今回、一番力を入れて作画をしたのが、ダイアナンAの一連です。
ダイアナンAって、マジンガーシリーズの他のヒロインロボットと比較して、少々魅力に欠けるような気がしているんですね。
アフロダイAに比べて「強くなった」ことを強調する為か、あまりにマジンガーZに寄せたデザインになり、
ミネルバXと比較しても、同じ「女性型マジンガー」というコンセプトでありながら「レギュラーではあるがあくまで脇役である」ことを強調する為か、ミネルバより装飾物が省かれた地味すぎるデザインになり、
ビューナスAと比較しても、あまりにまとまりのない配色。
どうすればダイアナンAを魅力的に見せられるか?
が、今回の一つの課題でした。
で、ビューナスAに負けない色気を出そうと思い、オーロラ光線を女性のロングヘアに見立てた演出をしたり、
唇を強調したり(もっとも、これは元々のTVのダイアナンAでもやっていたと思いますが。ただ、元のダイアナンA、強調し過ぎで、実線で唇を描いた結果、色気より「タラコ唇ぶり」が強調されてしまう結果になっていたと思うんですよね……)
色、に関しては、ダイアナンAの配色ってなんか「なんでこの配色?」と思わざるを得ない不思議な色だと思っていたのですが(当時のスタッフもそう思っていたのか、劇場版ではTV版とはまるで異なる色に変更されていましたね。で、実際、劇場版の方がはるかに落ち着いた色だと思います)
今回自分で描いて(塗って)みて、「ああ、オーロラのイメージだったのかなぁ」と。
宝石のようにキラキラさせることで、ちょっとは「美しいダイアナンA」に見えるかなぁ?と、奮闘した次第です。
↓というわけで、今回の作品の、マジンガーZパートを切り出したものです!
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係がありません。