グリッドマンユニバースの感想の続きです。
・TVシリーズとここは変えてきたか、と感じた部分
TVシリーズと、明らかに「ここは違う」と感じた部分がありました。
「意図的に変えてきたのだな」と私は考えました。
TVシリーズ2作とも、ややオタクを突き放したところ があったように感じられるんですよ。
いつまでも 特撮だ、アニメだ、怪獣だ、なんていう世界に閉じこもっていないで、もっと現実の生活に目を向けろよ!
という。
これを言う作品は多いですし、インタビューなんかでそういう発言をするアニメ監督とかはいますよね。
で、グリッドマンでは新条アカネ、ダイナゼノンでは怪獣優勢思想の面々を描く中で、スタッフは明確にオタクを突き放しているところがありましたよね?
しかし……なんやかやで、オタクだって、現実に「現実の生活」を生きているわけで。
余程重症な方でない限り、普通に現実の生活に目を向け、折り合いをつけて生きているんですよ。
だから、インタビューでこのテの発言をされたり、作品からこのテのメッセージが発せられると、個人的にはあまり気持ちよくは受け取れないところはあります。
いちいちそんなことは言われなくても、こちとらちゃんとやってらぁ! と。
無論、それで作品が一気に嫌いになってしまうとかではありません。
親や教師から、こちらとしては「分かってるよ」と返したくなるようなことについて小言を言われた気分?
小言を言われても、親や教師の事を本当には嫌いにはならないでしょう?
そういうもんです。
今回の映画では、この「突き放し」が無かったため、ストレスフリーで、実に気持ちよく作品を観終えることが出来たんですね。
(つづき)
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係はありません。