空のグリフターズ 6巻を購入。
最終巻です。
完結です。
実に綺麗に走り切った感のあるラストだったので、最初からこの巻数での完結を予定していたのだろうなぁ。
貧乏人で欲しい本でも古本屋に出回るのを待ったりする私ですが、この本は発売日である本日、即購入です。
↓空のグリフターズ 6巻
少年漫画にしては非常に珍しい、金融犯罪をメインの柱に据えた作品。
ただ、それだと小難しい作品になってしまうので、結構アクション要素も多め。
今回はついに米軍がミサイルをぶっ放して主人公達の拠点を破壊するところにまで話がスケールアップ。
大国をも敵に回しての大規模犯罪でありながら、ラスト、証拠を残さず、きれいに主人公達が逃げ切ってしまうのは実に痛快というか爽快というか。
まぁ、シリーズを読み返すと(計画立案者である)風月は、もの凄く余裕のある感じで絶対成功するような風にしていますが、「あそこで失敗していたらすべておじゃんじゃねぇか!」 という場面が滅茶苦茶多い、薄氷の上を歩くような計画だったのは、むしろこの作品の楽しみどころか。
主人公達が、どうやって(仲間一人につき)百億を手にしたのか? のトリックについて……。
一応、ラストの種明かしを読む前に、考えたんですよ。
昔、名探偵Mr.カタギリっていう漫画があってですね。
↓名探偵Mr.カタギリ
非合法な手段で手にした資金を元に銀行の預金金利を利用し、金を稼いだ後に元手となった金は返却して犯罪行為も無かったこととしてチャラにしてしまうという話があったんですよ。
(注:名探偵Mr.カタギリという作品は、タイトルこそ「名探偵」となっていますが、基本的に主人公のカタギリが毎回「詐欺を成功させる」~人を騙す という作品です)
下手にそれが頭にあったもんだから、今回読んでいて
あれと同じ方法か? でも違うよなぁ。
あまりにあっという間に金を得たことを考えると、別のトリックだなぁ。
少年漫画だから、ちゃんと素人が読んでも解るレベルのトリックの筈だよなぁ。
と考えてしまって。
結局、種明かしの頁を読むまで、正解には至らず。
最後まで読んで、「なんで名探偵Mr.カタギリのあのエピソードにまで考えが及んでながら、このトリックに考えが至らなかったのか……!」と、実に悔しい。
読んだ人なら解るでしょうが、(名探偵Mr.カタギリのそのエピソードのトリックを思い出すところまでは辿り着いた辺り)結構近いところまでは いっているでしょう? そうでもない?
閑話休題。
しかし……現実に大恐慌が始まろうとしているこのタイミングでの刊行とはなぁ……。
いいんだか悪いんだか……。
大恐慌、来たら、真っ先に貧乏人である私達、犠牲になるんだろうなぁ……。
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係がありません。