ゴーバリアンの動画を作った(その26) ミッキー・カミカワとその母 | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 ゴーバリアンの動画です!

 

・ゴーバリアン未見の人には

 「へぇ、こんな感じの作品なんだ」と思ってもらえるように

・ゴーバリアンを知ってはいるけどよく覚えていない人には

 「ああ、こんな感じの作品だった」と思ってもらえるように

・ゴーバリアンに詳しい人には

 「おい、こんな描写本編には無いだろっ!」と思ってもらえるように

作りました。

 

 観て下さい!

 

 

 ミッキー・カミカワとその母

 

 ミッキー。

 第10話以降、グランド―メンバーに加わったキャラです。

 が、どういった経緯でグランドーのメンバーになったのか全く不明という謎のキャラです。

 なんか、第10話前後って、この番組の制作体制がかなり混乱していたのが見て取れるのですが、本来予定されていた登場編の制作が飛んでしまったのかもしれないですね。

 

 それはともかく、今回のアニメでこのカットを描くにあたっては、結構悩みました。

 ミッキーをどう描けばいいのかが解らなくて。

 その為、一度は「キャラ紹介パート、ミッキーは描くのをやめよう」と断念。

 描いていないまま、作品制作を進めていたのですが、完成が近づくにつれ「やはりミッキーもここのパートに入れておきたい」という願望が強くなり、描いたカットです。

 

 何に悩んだかって……この眼鏡ですよ、ぐるぐるメガネ!

 クソカッコ悪い。

 60年代なら「がり勉キャラの記号」として頻繁に使用されていましたが、70年代の時点でほぼ姿を消していた表現だと思います。

 さらに時代を経て90年代以降になると外すと実は美少女(美少年)というアイテムの形で復権を遂げますが(ラムネ&40のココア他)ゴーバリアンは80年代の作品。

 絶滅期ですよ、この表現の。

 当時、いかにこのミッキーのデザインが視聴者から「ダサい。カッコ悪い。古いと見られていたか……。

 

 で、スタッフの方も、このぐるぐるメガネをどう表現すればいいのか理解しかねていた様子があるのです。

 絶滅していた表現故、どうすればいいのか解らなかったどころか、デザインを理解することすらできなかった様なんですね

 結果、この眼鏡のぐるぐるを「目玉」と解釈したらしく、

眼鏡中央に異様なギョロ目の黒目が存在すると当初は表現されたのです。

 

 ↓TVアニメ サイコアーマー ゴーバリアン より

  ミッキー(ギョロ目バージョン)

  

 ちょっと、怖いというか異様でした。

 1回こっきりでこういうミスがあった、とかじゃないですよ。

 何話にも渡って、こういう表現だったんです。

 で、さすがに途中からは、通常のぐるぐるメガネ表現に変わります。

 

 ↓TVアニメ サイコアーマー ゴーバリアン より

  ミッキー(通常ぐるぐるメガネバージョン)

  

 

 一応、この表現での出番が一番多いです。

 

 しかし、ゴーバリアンって、内容は結構シリアスなのですよ。

 ミッキーは、ポジションとしては三枚目ですが、彼にもシリアスな芝居が求められる場面がきてしまうんですね。

 そんな時、このぐるぐるメガネは……どうしても阻害要因

 結果、せめてこの位に、とスタッフが判断したのか、ぐるぐるが姿を消しノーマルな丸眼鏡になったりもします

 

 ↓TVアニメ サイコアーマー ゴーバリアン より

  ミッキー(丸メガネバージョン)

 これなら、80年代でもまぁ大丈夫。

 

 または、眼鏡がずれて、下の目が見える、というカットがあったりもします。(まぁこっちは、そんなにシリアスな場面での表現ではないか)

 

 ↓TVアニメ サイコアーマー ゴーバリアン より

  ミッキー(眼鏡ずれるバージョン)

 

 で、今回のアニメ。

 普通の丸眼鏡で描くのがいいな、と思って、最初はそう描いたのですが……

 なんか、仕上げの段階になって

 ぐるぐるメガネから逃げてはいけない!

 ミッキーといえば、ぐるぐるメガネだろ!

 という想い、衝動が胸の奥から突き上げてきまして(笑)。

 結果、ぐるぐる眼鏡の下に、目も描く

 という形になりました。

 

 一緒に描くキャラはネコパンかお母さんか迷って、無難にお母さんの方にしておきました

 

 

 おまけ

 昔作ったやつ。

GREEN SPOON ゴロゴロ野菜スープ

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