肝臓がんを患い、父は何年か前から、入退院を繰り返している。
父は関西の実家で、私は東京在住で、今は時期が時期なので、見舞いに帰省したりはしません。
行っても、そもそも病院側が、見舞い禁止だし。
困っているのが、連絡をしてくる母の言動で、もう何年も、毎回、
・今回の入院で、もう（死ぬから）家には帰ってこれない
・今月はもうもたない
・多分今週はもうもたない
という伝え方をしてくるのだ。
ちなみに、今回は「明日にも訃報が届くかもしれないから」と言ってきている。
……もう今年はもたないよ、と言われてから、5年以上経っている。
悪いが、母は完全に狼少年状態で、もう、その言動は全く信用できない。
第一、結局のところ言いたいのは、父が大変だ、という事ではなく
そんな父を看病している私が大変だ。帰省しろ。
なのだ。
最初の頃は、私も大慌てで会社を休んで駆け付けたりしていたのだが、そうそう急に仕事を休めるものでもない。
特に、今の職場は「急な休みをとる」という時点で、点数ダダ下がり、という雰囲気の職場で、実際、親が死んでも葬式にすら帰省しなかった職員がおり、その態度は寧ろ誇らしげだ。 それはそれで私には完全に理解不能の考え方で……というか、冷血漢のクズ野郎という以外のその人に対する認識を持てないのですが。 同僚であることが嫌で嫌でたまらない。
閑話休題。
いかに母が狼少年でも、父の容体が芳しくないのは、それは間違いなく事実なのだ。
入院、とか聞くたびに、それなりに覚悟をし、心配しなければならない。
正直、困る。 疲れる。