スーパー戦隊個人的おススメセレクト(その10)ゴレンジャー編 第20話(その4) | 無敵動画堂高田のブログ

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秘密戦隊ゴレンジャーから

第20話「真っ赤な死闘! 日輪仮面対アカレンジャー」

です。

 

 ↓昔描いたゴレンジャー。ううっ時間があれば描き直したい……

 

(続き)

新命「そりゃあね、その場で始末すべきだったよ。海城

海城「重傷を負っているんだぞ!? 相手は

 新命の、あまりに非情な言葉に、激昂する海城。

 しかしその言葉を真正面から受けても新命は全くひるまず、それどころか口元をゆがめ、皮肉な笑みを浮かべる始末。

大岩「……そうじゃ、か、片腕ぶっ飛ばされてるんじゃ。殺すわけにはいかんばい。なぁ?」

ペギー「そうよね」

明日香「ああ」

新命「さぁ……皆さん甘いですな。 罠だったらどうするんだ?

 

 このシーン、最初は新命に面と向かって抗議した海城、新命がそれに対して皮肉な笑みを浮かべてからというもの、今度は目も合わせようとしない

 で、「罠だったらどうするんだ?」と言われると、セリフこそないけれど、キッと新命を睨む

 抜群です。

 普段、ツーカーの仲、という言葉がピッタリ当てはまる海城と新命の対立ゆえ、見応えがあります。

 そしてもう一人、抜群にいいのが、大岩を演じる畠山麦さん!

 セリフだけ文字で読むと「海城の意見に賛成している立場」という感じなのですが、実際の作品を観て下さいよ!

 海城と新命が本気で意見対立しているらしい、という場に遭遇し、

「おいどんも、海城どんの意見に賛成じゃんけど、新命どんの意見にも頷けるところはあるばい。

 しかしそれより、仲間内で喧嘩はいけんど。新命どん、どうか矛を収めてくんしゃい……」

といったような気持ちが、セリフが聞こえてくるような、実に困った表情、セリフの喋り方なんですよ。

 素晴らしい!

 

 江戸川総司令は、日輪仮面がもたらした情報を精査することで、判断しようとする。

 そして実際、日輪仮面がもたらした情報:示した場所に、黒十字軍の基地が発見された。

 しかし、それを聞いてもなお、新命は自説を撤回しようとはしない。

新命「さあ……どうかな?

海城「ようし、分かった。確かめてくる」

 が、出ていこうとする海城を、江戸川総司令が止める。

江戸川「待て。その役目は、アオ達がやる。アカは、日輪仮面から目を離すな

海城「……はい……」

新命「(皆を先導する形で)よしみんな

 (海城とちゃんと正面から向き合って)……じゃあ、行ってくるよ

 

 ぐはぁ、カッコいい……。

 なんなんだ、この、海城と新命の、

絶対に今回は自説を譲らないぞ という対立感と、

それでいて互いに絶対の信頼を寄せあっている感、は。

 総司令も日輪仮面を疑っているらしい、と感じた時の海城の複雑な表情もいい。

 

 とにかく今回、話自体の面白さも抜群なのですが、役者陣の演技合戦が素晴らしいのです。

 

 日輪仮面の情報通りに、基地は存在した。

 が、当然それは黒十字軍の作戦である。

 仕掛けられた罠に嵌り、捕らえられてしまうアオ達4人。

 さらに続けて、黒十字軍はイーグル基地へのミサイル攻撃を開始する。

 防衛出動の為、新命達を呼び戻そうにも、通信は途絶えたまま。

 がっくりと肩をおとす海城。

江戸川総司令「……日輪仮面の仕業だな……」

 海城の目に、静かに……やがて激しく、怒りと憎しみの炎が灯る……。

 

 ここでAパート終了。

 いや、まだAパートだったんですよ。

 今回は、密度が濃いのです!

(続く)