銀河旋風ブライガー その118(第32話「祈りの銀河」(その2) | 無敵動画堂高田のブログ

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 先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
 ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
 
 
 (続き)
 このエピソードの前の30、31話の前後編が、正直、ちょっと全体的に密度が薄かったかな、と思われるのに対し、今度は、詰め込みすぎじゃない? と思われる程、要素の多い回です。
 
 ボルガ、レッドドラゴンの2大コネクションが壊滅。
 地球ではヌビアとオメガの勢力争いが続いていた。
 そんな中、オメガコネクションの支配者、ボランテ家の次男:ボブは、弟である末弟トニーの仇であるJ9への復讐に燃えていた。
 オメガ・コネクションとしては、今は力の全てをヌビアとの抗争に向けねばならぬ状況であり、J9との戦いに割く戦力はなかったのだが、ボブの熱意に押され、1個小隊がアステロイドに向けて、出撃する。
 
 ボブがJ9討伐に向かったことは、ポンチョにより、すぐにJ9に知らされた。
 それ自体は有難いのだが、ポンチョがヌビアの筋から情報を得たということを知り、一同は渋い顔をするのであった。
アイザック「ポンチョ、顔の広いのも結構だが、悪い付き合いは程々にするんだな」
ポンチョ「すいませんです。ごめんねぇ」
 言葉では謝っているが、そのにやついた表情からは、まるで反省の意思は見えない。
 
 え~と、このシーン、セリフに限らず、なんか今回、ポンチョ、凄く いいとこ無し な役回りになっています。
 いつもはポンチョは
金に汚い小悪党。が、情報屋としては優秀であり、また、なんだかんだで憎めない奴
 って感じでしょう?
 それがまぁ、今回は、
金には汚く、人としてやるべきではない事が何なのかも解っていない悪人
という描かれ方なのです。
 この後、ストーリーをおっていけば段々そういう感じのシーンが出てきますが。
 脚本は金子修介さんで、以前の執筆回(17話)でも、ポンチョの扱いはそんな感じだったので、
 この回でもポンチョ、ひどい取引をJ9に持ち掛け、キッドに「お前、どこまで悪人なんだ。呆れたぜとまで言われてしまいます)
 金子さんは、あんまりポンチョが好きではなかったのかもしれませんね。
 
 アステロイドに出張ってきたボブ達であったが、J9基地を発見することが出来ず、イラついていた。
 そんな時、隕石群の中で発見したステーション……。
 あれこそJ9基地に違いないと判断した彼らは攻撃を仕掛けるが、そこはビアとグエンという姉弟が運営する、宇宙海賊放送局であった。
ボブ「畜生、紛らわしいステーションなんか建てやがって!」
 一旦は激情にかられ、二人を殺そうとしたボブであったが、炎の中、身を寄せ合い、かばい合う姉弟の姿を見て、自らの行いを反省する。
ボブ「修理代だ」
 部下を使い、ステーションの消火作業を行うと、見たこともないような分厚い札束を置いて、去っていくボブ。
 そして、それは必要な金だ。
 叩き返すこともできず、悔しがるグエン。
 ボブ達の狙いがJ9だと知ると、グエンはすぐさまJ9に連絡を取った。
 しかし、ビアとグエンの姉弟は、J9に対し、全く異なる感情を抱いていた。
 
(続く)