ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
このエピソードの前の30、31話の前後編が、正直、ちょっと全体的に密度が薄かったかな、と思われるのに対し、今度は、詰め込みすぎじゃない? と思われる程、要素の多い回です。
シリーズ全体を俯瞰するならば、
地球4大コネクションの内の、ヌビアを除く最後の勢力=オメガ・コネクションとの対決編。
これにより地球の犯罪組織はヌビアによってほぼ統一された、というクライマックス前の盛り上げエピソード。
ただ、ぶっちゃけた話、地球4大コネクションって、ヌビア以外のオメガ、レッドドラゴン、ボルガの各コネクションの内、番組内でまともに活躍したことがあるのはオメガのみでしょ(笑)。
ボルガとレッドドラゴン、時々セリフの中でその名が出てくるだけで、幹部キャラがやっと画面に出た、と思ったら、そのエピソードで壊滅(笑)。
ヌビアコネクションの脅威を盛り上げる為の、端役中の端役でした。
さてその分(?)今回、オメガ・コネクションは、単に番組中の出番が多かったというだけでなく、以前の登場エピソードをしっかりとドラマに絡ませてくる、という厚遇だったりします。
ボブ「トニー、お前は本当に死んじまったのか……。 トニー、俺のかわいい弟……」
オメガ・コネクションを牛耳るボロンテ家の次男、ボブは、かつてJ9によって殺されてしまった弟、トニーの墓前に、その復讐を誓っていた。
いきなり第21話絡みのセリフが出てくるのですが、当時の視聴者、この導入について行けたんだろうか?
21話がどんなエピソードで、トニー・ボロンテがどんな奴だったか覚えていない人は、下記をどうぞ。
しかし、そのトニーの眠る墓が建てられた土地さえ、今やヌビアの勢力圏内。
ボブが弟の墓参りに来るのでさえ、命懸けの行動だったのだ。
当然、オメガ・コネクションとしては、今は力の全てをヌビアとの抗争に向けねばならぬ状況であり、いかにトニーの仇と言えど、J9との戦いに割く戦力はなかった。
オメガの幹部であるボブがトニーの墓参りに来ていることを察知したヌビアは、戦闘機をも含めた部隊で彼を襲撃する。
ボブの部下、ラムダは叫ぶ。
ラムダ「本部に、SOSを……!」
ボブ「馬鹿野郎! この程度でSOSが使えるか! トニーの墓は、俺が守る!」
逃げることなくヌビアの部隊と戦闘機へ挑むボブ。
彼の乗り込んだシャトルは、戦闘ロボへと変形。
ヌビアの戦闘機を一撃のもとに撃破するのだった。
ボブ「見たか……! J9とやらも、こうしてくれるぜ」
なんだかやたらとカッコいい、ボブ・ボランテであります。
なお、割とどうでもいいことですが、
ブライガーのムック本としては、最もメジャーかつ充実した内容と思われるのが、ロマンアルバム。
↓ロマンアルバム 銀河旋風ブライガー
が、このロマンアルバムも、全ての設定画を載せているわけではない。
今回の、このボブの戦闘ロボなんかの設定画が、欠けていたりするのであります。
そこで、ファンなら押さえておきたいのが アニメージュ’82年8月号付録の ブライガーNOTES。
↓銀河旋風ブライガーNOTES
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銀河旋風ブライガー NOTES
500円
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今回の、このボブのロボの設定画はもちろん、他のやられメカの後ろ姿(!!)も、ある程度載っていますし、それ以外も、宇宙船・メカ関連の設定画掲載は下手をするとロマンアルバムよりはるかに充実している、小粒ながらブライガーファンにはお勧めの1冊です。
余談でした。
(続く)