ウルトラマンタイガ第17話「ガーディアンエンジェル」感想です。
ウルトラマンタイガという作品は、「作品の個性に当たる要素」が、実にふんだんに、大量投入されているところがあり、正直、「結果的に、多くの要素があまり上手く表現できていない」感がある。
物語の主軸を
・ヒロユキ達 人間キャラ（宇宙人も混ざっていますが）
・タイガ達、ウルトラマンキャラ
・ゲストキャラ達（主に地球に来ている宇宙人）
の、どこに据えるのかが、かなり曖昧で、
キャラクターが深化していればもの凄く盛り上がるはずの「絆を描くドラマ」も、「まぁまぁの盛り上がり」に留まっている。
（まぁまぁ盛り上がっている、とは思うのですが）
その点、今回は、ゲストとの絡みを通じて、メインキャラを深化させることに成功しており、
そう、こういう感じのエピソードが、多くあって欲しいんだよ～と。
悪いけど、これまでの多くのエピソードで
・ゲストと、その回の主役のドラマは厚いが、他のレギュラーとのドラマに、まるでつながっていかない
・ゲストが主役（メインキャラ）をくっている感がある
・悪いけど、ゲストキャラ、単なる悪目立ちエピソード
といった傾向が見られたぞ！
今回は、ゲストとカナの絡みが、うまく他のレギュラーにも絡み、また、トレギアのいやらしい悪の魅力も盛り込まれていて、全体構成における、要素のバランスが良かったと思います。
ただ、仲間を助けるのか？ 多くの人々を救うのか？ の二律背反に関しては、唐突感、および二律背反感が弱い（あの状況では、ウルトラマンに変身して戦うのが、どう考えても順当な選択）こともあり、ちょっと疑問の残るシーンだったかな。
さて次回!
