銀河旋風ブライガー その111(第30話「殺るのは奴らだ(前編)」(その3) | 無敵動画堂高田のブログ

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 先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
 ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
 
 
  30、31話は、クライマックスに突入する前、あえて本来の「一般的売り文句」である「ロボットアニメ版・痛快無国籍アクション」をちゃんとやって、ケリをつけておこう(?)といった感のある前後編です。
 
 太陽系のGメン:D・C・G・Oのチャーリー・ウォンとの接触を知られたため、地球3大コネクションの一つ:レッドドラゴンコネクションに拉致されてしまったポンチョ。
 チャーリーからの依頼より、ポンチョ救出を優先したJ9は、アステロイドにおけるレッドドラゴンの拠点=赤竜城へ突入した。
 しつこい警備隊を何とか振り切った彼等であったが……ポンチョが何処に捕らわれているか、手掛かりの一つすらないのである。
 次の手は「様子見」しかない状態であった。
 一方、J9が突入した為、赤竜城の入城ゲートは大混乱の最中にあった。
 今回のポンチョ救出作戦への同行をアイザックに禁じられたことを不満に思っていたメイとシンの姉弟は、勝手にコズモワインダーで赤竜城近くまで来ていたのだが、なんと大胆にも混乱に乗じ、赤竜城内部へと突入するのであった。
 
 普通、こういう「子供キャラが大人の言うことをせず、勝手な真似をしたパターン」は、子供達は酷い目に合って後で大人から大目玉を食って……ってな感じか、
 真逆で、子供キャラが意外な活躍を見せ、大人たちもしかるに叱れず……というのが定番だと思うのですが、今回は、そのどちらにも該当しません。
 あえて言うなら、前者のパターンに近いのですが、う~んやっぱりちょっと違うなぁ。
 この前後編、微妙に「なんでわざわざこんなシーンがあるの?」「このシチュエーション、必要?」と感じる要素がいくつか見られ、若干の間延び感があるんですよね。
 
 囚われのポンチョであったが、敵の隙を見て奥歯に仕込んでいた発信器から救難信号を送ることに成功。
 即座に救出に向かい、ポンチョを助け出したが、ひどい拷問にあったようで、ポンチョは全身ボロボロであった。
 一人で歩くこともままならないポンチョを抱え、脱出に入るJ9。
 そこへポンチョの救難信号をキャッチしたシンとメイも合流する。
 そしてさらに一人。
 一人の少女が、レッドドラゴンコネクションの構成員と思われる者たちから逃げている現場に居合わせてしまうJ9。
 ポンチョ同様、レッドドラゴンコネクションにより、どこからか拉致されたのであろうか?
 が、状況をまともに把握する間もなく、彼女はコネクション構成員に撃たれ、重傷を負ってしまう。
キッド「……ひでぇことを……! 子供を撃つなんて、許せねぇ!
 たちまちの内に、少女を追っていた者達を倒したJ9であったが、何しろここは敵のアジトの真っただ中なのである。
アイザック「長居は出来ん。強行突破だ!」
 ブライシンクロン・アルファ! そして ブライシンクロン・マキシム!!
 追撃してきたレッドドラゴンコネクションの戦闘ロボ群を倒したブライガー。
 J9は、ポンチョと、そして一人の少女を救出し、赤竜城を早々に後にするのであった。
 
 チャーリーからの依頼の内容は、レッドドラゴンコネクション最高幹部3人の暗殺であった。
 その3人さえいなくなれば、あとはGメンの力で、組織を壊滅できる。
 依頼金も、3000万ボールという、正に大仕事だ。
 しかし、危険もまた大きい。ひどい目にあわされたポンチョは「銭金の問題じゃない」と、らしくないことまで口にして、今回の依頼を受けるよう、アイザックに勧める。
チャーリー「君達が偶然助けたという中国系の少女は、レッドドラゴンコネクションの犠牲者のほんの一部に過ぎない。
 赤竜城には1ヶ月ごとに300人に及ぶ地球の少女たちが、偽装タンカーに詰められ、奴隷として赤竜城に送り込まれる」
 チャーリーから聞かされる、レッドドラゴンコネクションにさらわれた少女たちの余りにも酷い境遇、そしてそれを裏付ける痛ましい証拠写真の数々。
 あまりに非道なレッドドラゴンコネクション……!
アイザック「みんな、異存はあるまい。分かった、お引き受けしよう……!
 アイザックは、今回の仕事を受ける決意をした……。
 そしてアイザックは、今は救急病院に運び込まれている少女と、それに付き添っているメイ、シンの3人を、できるだけ早くJ9基地に移すよう、ポンチョに依頼する。
 レッドドラゴンコネクションの情報網が想像以上であることに危険を感じたのだ。
 少女が収容された病院をもしも突き止められたら、3人に危機が及ぶ可能性がある。
 が、今回は、アイザックの判断すら、遅かった。
 既に、病院の3人には、レッドドラゴンコネクションの魔の手が伸びようとしていたのだ……。
 
 そしてJ9は、地球へと向かう。
 レッドドラゴンコネクションの最高幹部3人が、1ヶ月に一度だけ一堂に会する、
 その場所は……香港!
 
 後編へ続く