ウルトラマンタイガ第11話感想~ネタばれあり~ | 無敵動画堂高田のブログ

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ウルトラマンタイガ第11話「星の魔法が消えた午後」感想です。



 ギ、ギマイラ~~~ッ!!



 いやぁ、事前情報を入れていなかったので。
 なんて嬉しいサプライズでしょう!!
 てっきりパゴス登場に燃える回なのかと思いきや、ギマイラときましたよ。

 やはりリアルタイム、子供の頃に観た印象が強烈である為、
ギマイラって、私の中ではとにかく
強くて、カッコいい、そして残忍で卑怯な
超悪役怪獣

なんですよね。
 話、感想から脱線しますが、本放送の時、このエピソードって、丁度夏休み時期の放送なんですよね。
 で、前編は、私、自宅で普通に視聴したわけですが、後編の放送日、田舎のお祖父ちゃんお祖母ちゃんの家に行っていたわけです。
 ところが、何と、その家では、「夕食時にテレビを見るなんて、行儀の悪いことをしてはいけません」という決まりがあり、よりによって放送時間と、夕食の時間が重なった!
 ちょっと待て~~!
 先週、前編のラスト、ダロンとラブラスという2大怪獣に挟撃され、ウルトラマン80絶体絶命!
 姿も見せず、2大怪獣をコントロールする黒幕怪獣(ギマイラ)は、一体どんな凄い奴なのか!?
 そして、怪獣の巨大な鋏によって、80の首が切り落とされる……!?
 という、正に、続きが気になって気になって、夜も眠れなくなりそうなラストだったんですよ!?
 いやぁ、「ちゃんと食べ終わるまで、テレビなんか見てはいけません」という祖母達に、軽い怒りと憎しみを抱きつつ(笑)、あっと言う間に食事を平らげ、テレビのある部屋へ(食事をとる部屋とは別だった)移動。
 が、その頃には80は無事ピンチを脱しており……。
 どうやって危機を脱したのかが、ず~と気になっていた(笑)。
 80が、1989年にビデオソフト化されたとき、滅茶苦茶喜んだ、かつ、自分が行ける範囲内でのレンタルビデオ店に、ちゃんと入荷されることをすっごく真剣に祈ったものです。
 まぁ、そんなこともあり、普通以上にこのギマイラ登場編は印象に残っている次第。

 ↓ウルトラマン80
  都市破壊描写があるわけでもないのに、
  とにかくギマイラは強くてカッコい、という先入観が、私には……



 さて、なんか私の中では、ギマイラが全部持って行ってしまった感のある今回なのですが……。

 毎回、「地球に住んでいる宇宙人」が登場するのが基本となっているシリーズゆえ、一風変わったゲストが登場することが多いこの番組。
 この前、電波系霊能力者アイドルなんていうキャラが出たと思ったら、今回は魔法使いですか。
 が、正直、「前編」である今回は、色々な要素がバラバラのままに視聴者に提示されている印象で、それらが有機的に結びつき、きちんとした物語が紡がれるのは、後編を待たないといけない様子。
 まぁ、後編、面白くなるんだろう、という期待感はありますが、ちょっと前編だけでは「どう評価していいのかすらわからない」という……。
 作品の姿が漠然としている印象。

 個人的には、「前編」ってのは、(いくら後編の前座エピソードに過ぎぬとはいえ)もうちょっと大事に作って、きっちりドラマも盛りあげて、(ギマイラの登場により、ドラマではなく、怪獣物、ヒーロー物の燃え要素、は十分盛りあげられた)後編へつないでほしい、と思うのですが。
 これは、以前の前後編……7、8話でも、感じていたことではありますが。
 折角の前後編。
 しっかり前後編として盛り上げてほしいかな、という不満はあります。
 まぁでも今回は、ギマイラが出たから、結構満足していますが。 

 さて次回!
 予告を見る限り、後編は、結構「後編としての盛り上がり」が期待できそう!