ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
ブライガーについて書くのは、久々です。
書くだけの時間的余裕ができたわけではなく、こっちはこっちでずっと書かないでいると、妙にフラストレ-ションがたまるのです。
この番組初の、前後編。
まずは、前編のおさらい……
年に一度のカルナバルに沸き立つアステロイド・ウエストJ区。
その狂騒の最中、音楽プロデューサーが同一のニードルガンを使った手口で、3人も殺害されるという連続殺人事件が発生する。
ミゲルという少年から行方不明の父の捜索を依頼されたJ9は、その探すべき相手・ペレス・ロドリゲスの職業もまた音楽プロデューサーと知る。
ペレスにも危険が及ぶ可能性もある?
J9は手分けしてペレス・ロドリゲスの捜索に当たるが、その最中、お町は何者かにニードルガンで狙撃され、危機に陥る。
そんな彼女を救ったのは、ロコ・モンテスという男であった。
ロコの部屋で、傷の手当てを受けるうち、彼に惹かれるものを感じるお町。
残念ながら手掛かりがつかめないアイザック、キッド、ボウィーの3人のところへ、衝撃の連絡が、メイから入る。
警察無線をキャッチしたところによると
連続殺人、第4の犠牲者が出た。
そしてその被害者は、所持品からペレス・ロドリゲスと判明したというのだ。
探すべき、ミゲルの父親が、殺された……!
ブライガーの出番も、ブライガーと戦う悪役スーパーメカなんかの登場もなく、純然たるサスペンス作品として展開された前編。
でも、それを不満に思うファンの声は、とりあえず私は聞いたことが無い。
いやむしろ、『ロボットの出ないブライガー』こそ、ファンが自然体で受け止めることのできる、ブライガーだったのではないだろうか?
何というか、 バルディオス なんか(他、アニメファンの目を意識した80年代前半のロボットアニメのいくつかは)、「ロボットアニメの枠の中で、ロボットアニメ否定をやっている」その矛盾した作風にこそ、魅力が詰まっている気がするのだが、
ブライガーの場合、本当に「特にロボットが登場しなくてもいいロボットアニメ」になっている気がするのですよ。
なんやかんやで、やはりブライガーという主役ロボットの存在があったら締まるし、あって欲しいと思うけれど、やはりブライガー(という作品)の魅力の90%はブライガー(というロボット)が出なくても成立する。
ブライガーというスーパーロボットの存在に、作品の魅力は、依存していない。
父の死に、幼い依頼人・ミゲルの悲しみは深く、キッドやボウィーも、慰めの言葉がない。
しかし、この4件目の殺人事件の発生で、ついにアイザックは事件解決の糸口をつかんだ。
アイザック「犯人は焦っているようだ。ここへきて、初歩的なミスを犯している。
殺されたペレス・ロドリゲスは、本人ではない」
所持品こそペレスの物であったが、死体の血液型は、本物のペレスとは異なっていたのだ。
さらに、調査の結果、これまで殺された3人の音楽プロデューサーは、その正体はそれぞれ、サターン、ガリレオ、バイキング コネクションの実力者であった。
おそらくは4人目の犠牲者も、コネクション関係者であろう。
彼らは音楽プロデューサーという偽の肩書を用意し、このカルナバルの狂騒の中で集まり、何事かを密談しようとしていたのだ。
しかし、それを察知し、殺し屋を送り込んで、コネクションの計画をぶち壊した者がいる……。
首謀者は、カーメン・カーメンか?
アイザック「今のところ、私の推理でしかない。彼も標的の一人かもしれん」
さらに、調査の結果、音楽プロデューサーと偽り、カルナバルにやってきているコネクション関係者が、もう一人いることが判明した。
ボルガ・コネクションのネフスキーという人物だ。
キッドとボウィーはネフスキーを、アイザックはカーメンをそれぞれマークすることとした。
そしてそのころ、お町は、ロコとベッドを共にしていた……。
お町「さて、服も乾いたし。お仕事に戻らないと仲間たちに大目玉食らっちゃう。
ね、ロコ、後で一緒に、VIKAVIKAのファイナルステージ、観に行かない?」
ロコ「ああ……」
行為の後、新しい恋に胸を躍らせている風のお町に対し、何故かロコは、少し醒めている様にも見えた……。
ろ、ロコ……。お町は16歳ですぜ!?
分別のある(? 殺し屋だけど(笑))大人が、16歳の女の子と肉体関係を結んじゃうってのは……。
(続く)