ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
(続き)
アイザックが語る、メイとシンの過去。
水星の内側にあったという伝説の惑星・バルカン。
二人は、バルカンを探し求める天文学者夫婦の子供であった。
そしてついに、バルカンを発見した一家であったが、不運にも長距離通信機が故障。
この大発見を連絡することが出来ない。
やむを得ず、一旦水星の観測基地に寄り、通信機を修理させてもらおうと考えるが、
彼等が新しい観測基地と思い着陸したところは、非合法組織の兵器工場だった!
自らを犠牲にしてメイとシンを脱出させた父と母。
幼い双子の姉弟を乗せた宇宙船は、あらかじめセットされていた行先=発見したバルカンへ辿り着く。
しかし、現在のバルカンの軌道はかつてのそれとは大きく変わっており、数百年に一度太陽に近づくだけだ。
このままでは外宇宙に出てしまう。
その前に、誰かに救助してもらわなければ、食料も尽きてしまう。
しかし、天はこの双子の命を見捨てなかった。
バルカンがアステロイド付近を通り過ぎようとした頃。
小惑星J9を、基地として改造していたアイザックが二人を発見。救助・保護したのだ。
今から5年前の事であった。
バルカンとは、19世紀、本当にあると信じられていた、水星よりも内側の軌道を回る惑星=幻の太陽系第一惑星のこと。
でも、20世紀に入り、その存在は否定されているのですが……。
前回ブログで書いたように、水星の説明(常に同じ面を太陽に向けて、公転している。つまり、1回公転する間に、丁度1回自転する)含め、すでに否定された天文関係の知識がポンポン出てくることを考えると……。
こりゃ多分、スタッフ、わざとやっていますね。
既に否定された説である事を知っていながらあえてそういうネタを入れて、遊んでいるのでしょう。
まぁ、ブライガーを楽しんでいるアニメファン的には「事実かどうかなんてことはどうでもよく、事実っぽくかつ、真面目なSFっぽい台詞がちりばめられていることこそがカッコ良くてOK」なので、良しとしましょう。
事情を知ったキッドとボウィーは、今回の依頼を受けることとした。
そして……
ボウィー「あんたどこ行く人?」
キッド「お町さんを説得に行く人」
ボウィー「呼べばいいのにわざわざ出向く、その心は?」
キッド「そういうボウィーさんは?」
二人仲良く、説得……にかこつけてお町のシャワーシーンをのぞきに向かったのですが。
なんと不埒な男どもを撃退するため、
シャワールームのドアには高圧電流が!
完全にグロッキーの二人。
お町「どったの?」
ボウィー「シビれたの」
お町のシャワーシーンをのぞけたのは、視聴者だけでした。
……って、はい。
視聴者には、バッチリ、お町のシャワーシーンはサービスで見せてくれました。
70年代後半から、80年代にかけ、アニメの視聴者が子供だけではないことを察した製作者側は、結構積極的に、お色気要素を作品に入れてきます。
その中でも、「シャワーシーン」「入浴シーン」は最もメジャーなシチュエーションだったわけですが。
後々、このブライガーという作品は、さらにその先まで行ってしまうわけで。
まぁ、その話は、そのシーンが出てきた時に、また。
(続く)