バンダイ ウルトラマンジード ウルトラ怪獣DX ベリアル融合獣ペダニウムゼットン
￥1,706
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おお、いかにも中盤の盛り上がり、という感じできました。
序盤から、静かにそしてピリピリとした緊張感が漂うスタート。
敵のとった作戦が「狙撃」というのも、派手さは無いまま、緊張感の高いムードを作ることに成功。
それを保ったまま、リク＝ジードの生誕の秘密が明かされるというドラマ上の大きな揺さぶりポイントをもってきて、その後に映像的にも派手なクライマックスをもってくる。
うまい具合にゼロを排除（？）し、クライマックス、ジードだけで戦わなければいけない状況にしてしまい、同時にゼロの行動は今後の展開を左右しそうな何かをつかんでくるのか？と興味を引く展開。
正統派にして王道の、ストーリーの組み立ての上手さが光ります。
前作オーブでは、中盤の盛り上げ時、ヒロインの母がゲストで登場し、散々明るいギャグをやって、その直後に一気に緊張感を高める、という構成だっただけに、好対照。
いや、どっちも面白い。
全く異なる、どちらの構成でも面白く見せてしまう、そもそものスタッフ陣の力量の高さに脱帽。
そして、クライマックスの、巨大戦と等身大戦が、合成を交えて１カットで激しく交差する辺りは、鳥肌が立った。
単に「お、意欲的な合成カットだ！ 珍しい演出だ！」というだけに留まらず、この１カットで見せる、を経ることによって、近距離で二つのバトルが繰り広げられている事が強調され、それ故、飛んできた瓦礫の犠牲になるバド星人、というシーンの迫真性が、グンッと上昇。
そしてそれは、（画面上で描かれた犠牲者はバド星人であったが）ジードの戦いによって、画面に映っていないところで、多くの犠牲者が出ていることも示唆しているわけで、今回の話のテーマを補完している。
見事な演出。
いやぁ、今回は満足度、高かったです。
ただ、この番組、ゼロパワーアップ編は、前編の盛り上がりに対して後編は個人的には完全脱力だった、という事があったので。
期待し過ぎないよう（そうでないと、個人的にハードルを上げ過ぎる傾向がある）、でも大いに期待して、次回を待ちます！
ところで、ゼロが調査に向かったのは、ケイの作戦でも何でもなかったようなので、もし、ゼロが地球に残ったまんまの状況で、ベリアル様からカプセル回収を命じられていたら……。
なんか東映ヒーロー物とかに出てくる、追い詰められた頃の大幹部みたいな感じになっていたのだろうか（笑）。
後、レムが味方のままで良かった……と思っていていいんだよな（笑）。
いや、後半、この思いは裏切られるんじゃないかという不安がまだ残っていたりして。
ごめんね、レム。
まぁ、もし後半、味方から裏切り者を出す展開にするなら、私ならペガか店長をその役にするので、（レムでは衝撃度が弱すぎる）レムの裏切りはないと信じよう。