![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51P5c9bDYNL._SL160_.jpg)
¥37,800
Amazon.co.jp
普通のロボットアニメらしいパワーアップの娯楽編を経て、今回はまたいかにもバルディオスらしい、1本。
でも、なんかこういうノリの方が、最早この番組を観る分には、安心感がある?
アフロディア編です。
アルデバロンと、地球の戦いは、膠着状態であった。
雷太「あ~あ、戦えど、戦えど、我が地球、楽にならざりき、か……」
オリバー「一体いつまで続くんだ! 俺達は勝てるのか?」
マリン「勝てる力はない。でも、負けもしないさ。
俺達が地球を守ろうとする気持ちを持ち続ける限り、俺達は絶対に負けない。
その内、敵は焦り出す」
雷太「相手が焦れるのを待つしかないってのか?」
マリン「今は耐えるんだ。ガットラーはクーデターを起こして総統になった男だ。人の心を掴んで総統になったわけじゃない。
奴らはきっと内部から崩れていく。 いつか、きっとな……」
冒頭から、バルディオスの戦闘シーン。
バックに流れるのは、挿入歌「立て!バルディオス」
どうも、スタッフはこの「立て!バルディオス」に関しては、OPに対し、いかにもロボットアニメらしい歌でバランスをとった、という意識のようで、そのメロディは頻繁に番組内で使われている。
実際、スタッフのそれらしき発言もある。
が、個人的意見だが、少々番組全体のムードとかけ離れたメロディラインである上に、ヒーロー物、ロボット物の戦闘シーンを盛り上げる楽曲としては当時の感覚でもかなり古い感じで(マーチ調の曲なのです)、この曲の頻繁な使用が、子供達に好評を持って受け入れられていたか、というと、大いに疑問に感じるところではある。
戦争の長期化は、アルデバロンにとって、深刻な問題であった。
そこで、将校たちからは、s-1星を離れてちょうど1周年という時期に当たり、記念式典を執り行うことで、兵達の士気を鼓舞しては、という意見が出る。
アフロディア「戦いの最中に、お祭り騒ぎなど、言語道断です!!」
猛反対するアフロディアであったが、あくまで祭りではなく、兵士達へ総統自ら激励の言葉をかける催しだ、と押し切られる。
何より、ガットラー自身が、記念式典開催に前向きな態度を示した。
が、アフロディアが式典に反対したのは、単に戦時中にお祭りなど浮ついている、という理由ではなかった。
アフロディア「今、兵士達の心は荒み切っております。もし兵士達の中に、反動分子がいたとしたら…… 総統、今兵士達の前にお姿をさらすのは、危険です!」
ガットラー「ワシを裏切る者がいるというのか?
ワシの育てたアルデバロンが、ワシの命を狙うというのか?」
ガットラーは、アフロディアの懸念に、とり合おうとはしない。
ガットラー「可愛いやつ……」
二人きりという事で、アフロディアの帽子を、サングラスを外し、頬を撫でるガットラー。
かなり、アフロディアがガットラーの愛人であることを匂わせてくる演出がされます。
(続く)