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（続き）
月影「マリン、この基地には、君の知らない力が隠されている」
パルサービーム注入開始！
それにより、ついにブルーフィクサー基地は発見され、敵の総攻撃を受けることとなってしまった。
とても持ち堪えることは出来ない……？
月影「もたせてみせる！ブルーフィクサー・プログラム・セット！ 出動！！」
マリン「……一体、これは！？」
月影「ブルーフィクサー基地、発進せよ！！」
マリン「……この基地は……動けるのか！？」
ブルーフィクサー基地が、飛ぶ！ さらに……
月影「防水シェルター！ 潜水開始！」
さらに
月影「キャタピラチェンジ！ 浮上する！」
空を、海を、陸を、ブルーフィクサー基地はその姿を変え、移動し、敵の追撃を逃れる。
基地形態、飛行形態、潜水艦形態、戦車形態と、ちゃんといちいち変形するのがカッコいい。
……これ、玩具になっていたんだろうか？ 私の知る限りでは、なっていないと思う。
まぁ、なっていたところで、ちょっと子供向け玩具としてはキャラクター性が弱いデザインなので、売れなかったとは思うが、割とカッコいいのも事実。
大人向けのガレージキットとかで、価格にそこそこお手軽感があれば……。
ゴーショーグンのグッドサンダー基地とセット、みたいな商品にすれば、多少は買う人もいるかも。
次々と姿を変え、アルデバロンの攻撃を避けてきたブルーフィクサー基地ではあったが、徐々に、追い詰められつつあった。
その時、ついに基地から飛び立つ３大メカ！
パワーアップの完了したバルディオスが、起つ！！
マリン「バルディオスのニューパワーを見せてやる！」
アフロディアは、今回の総攻撃に、前回の戦闘で善戦したミラジャガータイプの戦闘メカを4機も投入していた。
が、それらを瞬時に全滅させてしまう、圧倒的強さを見せるバルディオス。
アフロディア「バ、バルディオスがこんなに強くなるなんて……！？ 全員退却！」
ブルーフィクサーは、バルディオスのパワーアップに成功した。
が、それは、世界連盟の命令に逆らった行動の結果であった。
いかなる処分も覚悟していた月影であったが、連盟のモーガン代表は、月影達の判断の正しさを認め、今後のさらなる活躍に期待する、とエールを送るのであった。
今回から、合体バンクの一部が新規作画となり、決めポーズのところなどが、グッとカッコ良くなる。
が、パワーアップ後、バルディオスは数々の新技を披露するのですが、それらの技は今後、ほとんど見られず（全く見られないわけではない）、ぶっちゃけ、今回だけ、真面目にロボットアニメをやりました、という感じです。
また、新技は、全身が光球に包まれたり、３体に分身したり、パルサーベルの二刀流からさらにそれを合体させたり、と
その全てが、
玩具では再現できない
すごい技ばかりだ！！
……販促回として、大いに問題があると思います……。
パワーアップ編に、世界連盟とブルーフィクサーの意見対立をドラマの中核に据えるあたり、さすがバルディオス！という感じで、もう、この番組が嫌いでないのなら、見ている側も、これはこういう方向で、応援するしかない。
で、多くのファンは、実際そういう方向で、この番組を応援していた（いる）のだと思う。