令和五年 名古屋場所 四日目
相撲は土俵際が一番面白い、と言う言葉を時折耳にします。
見ている方はもつれる土俵際に無責任に盛り上がり楽しいだけですが、それを見届ける方は常に緊張を強いられる責任の重い立場です。
【協議】
ザワザワ
ザワザワ
魁皇「ねえ・・・。」
魁皇「手、挙げたよね?」
キセ「いえ。」
魁皇「うそ。さっき手、挙げたじゃん。」
キセ「い~え。」
魁皇「だってほら、さっき。」
魁皇「あそこで、手挙げたでしょ?」
キセ「ヤダなぁ~、この人。何言ってるの??」
魁皇「え…!」
見えた、見えない。
責任のなすり合い(まさか)
髷はおとしても、土俵上の戦いは続きます。
横綱と大関のすれ違い。
今日から休場の照ノ富士に代わって、今日から出場を決めた霧馬山改め新霧島。
新霧島もまさか、結びの一番を締める大役を務めることとなろうとは思いもよらなかったことでしょうが、4日遅れの大関初白星を得ることができました。
肋骨の痛みがそんなに簡単に治まるものなのかはわかりませんが、新大関の場所自分の相撲を取り切ってほしいものです。
しかし、ウナギ犬がまさか2代目霧島となるなんて。
初代霧島のイメージを刷新した新たな、ウナギ犬らしい霧島像を築いていくことでしょう。
そんな新大関に続けとばかりに、大関昇進をかける3関脇に注目が集まる場所ですが、そんな3人の前に立ちふさがる石うすならぬ、錦木。
絶好調の突き押しの大栄翔をもってしても、あの石うすを動かすことは出来ずに敢え無く黒星を喫しました。
重さで速さ凌駕する錦木の立ち合いは物理学の新たな定理へとつながっていくようです。
恐るべし、石うす。
今場所は番付も東の筆頭につけての4連勝の負け知らず。
好調の2関脇に金星までも手に入れて、毎晩勝利の美酒で喉を潤していることでしょう。
酒豪の錦木、今は芋焼酎を飲んでいるとか。
芋焼酎ロックで美味しいですか?
でも、そんなに芋焼酎ばっかり飲んでたら、
朝のオシ〇コ、臭くなるから気を付けて!
そんな錦木、明日は3人目の関脇・若元春と対します。