初日 豊昇龍 | 行司のブログ

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令和五年 名古屋場所 初日

 

 

梅雨末期の大雨が降り続いています。

 

お住まいの地域は大丈夫でしょうか。

 

先日の大雨ではうちの周囲の道路もすっかり冠水しました。

 

やはりこの時期の雨は大変なものです。

 

どうぞご安全にお過ごしくださいますように。

 

 

 

そんな蒸し暑さの中行われている名古屋場所。

 

青みを帯びた館内はどこもかしこも、扇子や団扇がひらひらひらひら。

 

天の神様ならぬ、土俵の神様の暑気払いの悪戯か。

 

土俵の神様、ミステイク。

 

 

 

 

 

 

 

これ、完全に差し違いだったのでは??

 

審判もなぜに誰も手を挙げないの??

 

 

我が家のそこら辺に売ってたそこそこ古めの2K液晶テレビで見ると、どう見ても豊昇龍の手が先に土俵についているように見えるのですが、NHKが猛プッシュしている8Kで見れば、豊昇龍の手は土俵の僅か上で寸止めされていたり、はたまたあれは実は豊昇龍の手ではなく、偶然写り込んだ誰かの手、心霊映像だった!なんてこともわかるのかもしれません。

 

釈然としない気持も残りますが、このような摩訶不思議な一番に時折出会いながらも、長い相撲の歴史の中に埋もれてゆくのもまた大相撲の奥深さの一つです。

 

翔猿には気の毒な初日となりましたが、豊昇龍にはとっては幸運なる初日となりました。

 

初日の一番に、「オレはついてる」。

 

と自分を切り替えて、大関昇進をかける15日間を戦い抜いてほしいと思います。

 

 

 

まぁ、相撲はいいんですよ。

 

勝つも負けるも時の運とも言いますから。

 

しかし。

 

これは、豊昇龍…。

 

これは、本当にいいんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

企業名が全面にプリントされた煌びやかな化粧まわし。

 

いえ、もちろんプリントなんかではなく高価な刺繍であることは存じ上げております。

 

存じ上げておりますが、あえてプリント、と評したくなるほどの重厚な金の刺繍にそぐわない、ペタッと目立つところに張りつけましたよ♪と言った風の、貼り付け感満載のあの仕上がり。

 

もはや豊昇龍の四股名はどこにも見当たりませんが、おそらく豊昇龍を表していると思われる2匹の龍の刺繍でさえも、企業名を勇壮に飾る額縁のようです。

 

 

化粧まわしと言う、大相撲特有の文化の中で四股名、縁起、力士の出身地、企業のイメージなどをデザイン化しながら大相撲商業スタイルを築いていたかのように見えましたが、今回のこの化粧まわしはそれらをすべて覆してきました。

 

 

商業を前面に押し通す、押しの強さ。

 

何時如何なる時も、自分を貫く姿勢。

 

今までの慣習を破る勇気。

 

 

豊昇龍が身につける新しい化粧まわしは、大関の座を掴むために大切なものを教えてくれているのかもしれません。

 

 

 

 

大関と言えば、今場所新大関で土俵を沸かせるはずだった新霧島、まさかの休場。

 

先場所やっとの思いで、カド番脱出した貴景勝も休場で、まさかの大関不在となりました。

 

こう言うところを見ると舞の海ではありませんが、大関は多ければおいほどいいのかも…。

 

そうならないためにも複数人の大関昇進を願いつつ、新入幕の活躍も楽しいな名古屋場所のスターとです。