諸君、ご壮健かな
…。
田端…。
初めて訪れたこの地。どうしたのか?頭おかしくなった?インフル?発狂?
いやいや、私の今日のターゲットは。
ぐるーと。
回った突き当たり。
田端文士村記念館。
やはり発狂だ…そう言うな。
この田端の地は戦前には多くの文人が集まって住み文士村と呼ばれていたが、空襲で避難した後にはほとんど戻ってこなかったらしい。
その記念館で。
あのダメ人間、太宰治すら憧れた芥川龍之介の展示をしているが…。
(参考記事)
シャア!「あの…」
受付紳士「なにか…?」
ううむ、私を遠ざけるアカデミックオーラ。しかし負けまい。
もう、お分かりだろう。
マンホールカード。
見事に田川水泡ののらくろマンホールカードを手に入れたが、看板くらいたててほしい。高尚な雰囲気でマンホールカードと口にする…。
縮こまる魂。アムロ君の猛攻に怯えた頃の感覚を思い出してしまったではないか。ん?カミーユ君に殴られて以来…あ、クェスに付き纏われて以来…?
もういいか。
さて。
久しぶりにマンホール本体もキチンと見ていこうかな。
違う。
これも違う。
この焦りも、マンホーラーの楽しみの一つ。どんな苦行であっても、心の持ち方一つ。ニヤニヤしながら街を疾走するランナーから学んだ教訓だ。
ふー、これも…
まさかの撤去済み…とニヤニヤする。
ん?
んんん!?
あった!
誰も見向きもしないこの場所に、ひっそりと佇むその姿。私と哀愁でいとをしよう、としちゃん頑張れ。
さて。
それでは少し、芥川龍之介の街に触れてみようかな。
(つづく)