諸君、ご壮健かな。
さて、シャア!は。
三鷹にいた。
なぜか。
それは、あの人に興味があったからだ。
それは。
太宰治。
無頼派と呼ばれ。
着物を乱暴に着る、雄々しい反体制派の星・太宰。
しかし弱弱しくおびえ。
女性と寂しく心中をしてしまう、太宰。
この二つの顔。
あまりにも違くて。
シャア!は戸惑いを持っていた。
そこでやってきたのが。
三鷹にある、太宰治文学サロン。
ここに来れば、何かがわかるだろうか。
そして、懐かしい雰囲気のする街並みを歩くこと数分。
それは。
太宰治が通っていた、伊勢元酒店の跡地にある。
そう。
ここが太宰治文学サロン。
寒いのに。
ここだけ妙に、温もりがある。