[テムの自慢講義] V作戦 ~モビルスーツの有効性を痛感し、連邦もその開発に着手した~ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

※この記事は過去の再構成です

 


シャアに恋して ~ガンダムマニア~テム・レイ

 

今日は、地球連邦軍の偉大なる反抗作戦。

 

V作戦。

 

私の素晴らしいガンダム開発計画を中心とする、華麗なる反抗計画である。


これはモビルスーツ乗りにとって非常に重要だから、蛍光ペンで線を引くことをお勧めする。くれぐれも教科書の隅に、コマネチコマネチと動くパラパラ漫画を書いてはいかんぞ。

 

アプリ「テムの歪んだ時間」で配信する、ミニテストにも出すからな。しっかり聞くように。



ん?

なんだ。アムロか。


そんな隅にいないで、ちゃんと机に座らんか。

 

 

 

シャアに恋して ~ガンダムマニア~ スミス海の虐殺一週間戦争ルウム戦役 などで、ジオン公国の新型兵器「モビルスーツ」に散々痛めつけられた地球連邦軍。

(詳しくは年表 参照)


その屈辱的な敗北に、連邦軍が立てた計画がこの「V作戦」というわけだ。

 

元々はRX計画という名称で宇宙世紀0078年3月に開始された。地球連邦軍による諜報活動、新兵器開発などの複数の計画を総じてこの作戦を差す、ここは間違えやすいから気を付けるように。

 

しかしその時すでに、ジオン公国軍は4年も前から地球侵攻作戦を前提としモビルスーツの開発に着手していた。この時系列から見ても、連邦の出遅れはかなり大きかったといえるだろうな。

 

シャアに恋して ~ガンダムマニア~その遅れの理由としては、大砲至上主義の連邦中枢が、その必要性に懐疑的であったからのようだ。

 

しかしその後、一年戦争が始まるとジオンのモビルスーツが圧倒的な強さを見せつけた。これにレビル将軍は危機感を覚え、疑心を抱くジャブローの高官を自ら説得、連邦軍独自のモビルスーツ開発が開始されたのである。

 

それに伴い連邦軍本部はそれまで個別に開発を行っていた部署を統合。モビルスーツ開発と、それの搭載を前提とした新造艦の開発がV作戦と改称して進められたのである。


シャアに恋して ~ガンダムマニア~ 量産機の開発・生産を視野に入れ、宇宙世紀0079年9月時点では、技術士官の私テム・レイ大尉を中心として開発された3機のモビルスーツ・RXシリーズをサイド7に運び入れた。

 

しかし因縁であろうか、ホワイトベースでジャブローに搬入する直前、ジオン公国軍のシャア・アズナブル率いるモビルスーツ部隊がサイド7に侵入。計画は破綻し、私の息子、アムロ・レイら少年たちの操るところとなったのだ。

 

 

シャアに恋して ~ガンダムマニア~ テム・レイ

 

わかったかな、諸君。私の明晰な頭脳が、モビルスーツ開発に生かされたということを。


この素晴らしい頭脳が、酸素欠乏症でスポイルされてしまったことは、返す返す残念だ。


答案用紙にしっかりと書くように、テム大尉はすばらしい。奥さんに逃げられたんではない、捨てられたのだ、と。



さて、アムロにガンダム用の素晴らしい装置を作らねばならない。悪いが、ここで失礼させてもらうよ。

 

ほらほら!

ホワイトベースへ、早く非難せんか!