- ※この記事は過去記事の再構成です
戦闘★(ある意味★★★★★)
カリスマ★
かっこよさ★
参考文献
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ΖΖガンダム
人物評
有名な「修正おじさん」。
地球連邦軍では、鉄拳で教育することを「修正」といい、甘ったれのカミーユ・ビダン に激しい修正を加えた。その見事な蹴りはかつてのピーター・アーツに匹敵し、ライオンをも一撃で倒したという噂はない。
この修正にショックを受けたのか、カミーユはその後、何かにつけ「そんな大人修正してやる」とわめくようになる。
そのとばっちりを受けたのがクワトロ・バジーナ(シャア) 。殴られて「これが若さか・・・」とつぶやいて涙を流す、クワトロの姿は物悲しい。
ウォンといいブライト・ノアといいナベツネといい、少年に人生の厳しさを教えた大人は、長生きする傾向にある。
エゥーゴの出資者であるアナハイム・エレクトロニクス社の幹部。
グリプス戦役では民間人ながら出資者の立場から強い発言力を持ち、アーガマに乗り込んでからはブライト・ノアやクワトロ・バジーナにたびたび注文を付けて、戦略・戦術に大きく関わった。
彼のハイライトは、カミーユ・ビダンに対し修正を行ったこと。ハロの修理にかまけてミーティングに遅れ、ふてくされ言い逃れしようとしたカミーユに激怒し、得意のカンフーでこれを「修正」した。
ちなみにその後もふてくされるカミーユに、同席していたクワトロやエマ・シーン は、カミーユの非を指摘、カミーユの意識を「修正」した。
そんな強権的な彼も、アンマン付近の戦闘では、自社の採掘用プチ・モビルスーツでカミーユの窮地を救ったり、コロニー落としの標的となったグラナダ市に居残り市長と粘り強く交渉したりなかなかの男気を見せる。
さらにアクシズとの交渉では、エゥーゴ代表としてグワダンに赴くなど、単に口うるさいだけではなく責任感の強さを垣間見せたりする。
また、アーガマに連れてこられたばかりのシンタとクムに、憎まれ口を叩きながらもジュースを買ったりするところなども、なかなか粋なおっさんである。精神崩壊を起こしたカミーユの事を心配する描写も見られるなど、基本的には世話好きなおっちゃんなのだろう。
第一次ネオ・ジオン抗争では、グラナダ市内に繰り出そうとしたジュドー・アーシタ をとがめ、修正しようと殴りかかったが、かわされたあげく逆に腹を膝蹴りされた。やはり加齢によるものなのだろうか。
その後、何かとトラブルの多いジュドー達をアーガマから退艦させようとしてブライトと衝突したが、ジュドー達の結束ぶりを見てあきらめる。そう、若者の時代だと悟ったのだ。
その後の消息は不明。
(過去の人物伝)