プーチンの「ロシア帝国」
プーチンの「ロシア帝国」
- アンナ・ポリトコフスカヤ, 鍛原 多惠子
- プーチニズム 報道されないロシアの現実
- ナタリア ゲヴォルクヤン, アンドレイ コレスニコフ, ナタリア チマコワ, Nataliya Gevorkyan, Andrei Kolesnikov, Natalya Timakova, 高橋 則明
- プーチン、自らを語る
- 中村 逸郎
- 帝政民主主義国家ロシア―プーチンの時代
- 池田 元博
- プーチン
- 小林 和男
- 白兎で知るロシア―ゴルバチョフからプーチンまで
- 木村 汎, 佐瀬 昌盛
- プーチンの変貌?―9・11以後のロシア
- ロイ メドヴェージェフ, 海野 幸男
- プーチンの謎
- 袴田 茂樹
- プーチンのロシア 法独裁への道
- 西村 拓也
- 過去を消した男プーチンの正体
- 木村 汎
- プーチン主義とは何か
- 中澤 孝之, ユーラシアブックレット編集委員会
- エリツィンからプーチンへ
- エレーヌ ブラン, H´el`ene Blanc, 森山 隆
- KGB帝国―ロシア・プーチン政権の闇
- 永綱 憲悟
- 大統領プーチンと現代ロシア政治
- ロデリック ライン, 渡邊 幸治, ストローブ・タルボット, Roderic Lyne, Strobe Talbott, 長縄 忠
- プーチンのロシア―21世紀を左右する地政学リスク
- 下斗米 伸夫
- ロシア変動の構図―エリツィンからプーチンへ
小説 新昆類 (27-1) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】
ローマ帝国衰亡の時期をひたすら反復して、商品となった日本文明は全的滅亡へとむか
っているのだ。いまはただひたすら享楽にひたりましょうよ、あなた。われわれ帝国主義
市民はこうして「いま」のみの刺激に反応する原生動物へと退化した。自己を省察できな
い文明はゆっくりと滅亡してきた。やがて、あなたの部屋は盗聴から盗み撮りされるであ
ろう。すでにUSAでは、部屋で生活する他人の実態がサービスとしてみられるゲームが
インターネットで爆発的に商品となっている。それは人を興奮させる。ついに資本主義の
液体化現象はここまできたのだ。ゆえに商品である国民国家も液体化現象液と置換される
のは間近に迫っている。これが映像と表層における最後の国家なのだ。
おのれの富を破壊するマルクスとレーニンのウィルスを全世界から駆逐するために、フ
ァシズム国家の誕生とファシストを政治的に利用できると微笑んでいた世界システムにと
って、おのれが育て上げた乱暴な息子から突然殴られたことは皮肉であった。
第一次世界大戦の波動は民族の牢獄であったロシア帝国を解体し、労働者国家を誕生さ
せた。一方、ドイツと同盟を組み敗北したトルコ帝国は世界システムによって、植民地分
割された。イギリスはとくにアラブ中東を植民地化せんと狙っていたのである。第一次世
界大戦という戦争は、マルクスによる「フォイエルバッハ・テーゼ」のシミュレーション
と「共産党宣言」「コミューン論」がロシア革命として世界政治の表層に具体的現実とし
て登場させたのである。そしてオスマン・トルコの分解とイギリスによる植民地分割はイ
スラムの表層を眠らせたかにみえたが、実はロシア革命もオスマン・トルコ帝国分解によ
るイギリス支配もイスラム・パワーを再起動させる準備だったのである。近代化を推進し
ていた現代イラン王朝が打倒され、中世から登場した黒いイスラムによるイラン革命は七
九年、キリスト教世界を驚嘆させるのである。
文明史でいえばロシア革命とソビエト終焉の七十年間とは、イスラム・パワーが中世か
ら再度よみがえる準備のために存在したかにみえる。内部をもたぬ最後の人間としてのわ
れわれ市民は、ただ表層空間に衝撃的に出現した出来事を信じる。一九一七年十月革命は
全世界の内部をもたぬ人間の心臓を太鼓のように打ち鼓舞させ、イギリスを機軸とする植
民地支配の帝王たちを打ち破ることが可能である希望を与え、とにかく元気にさせたので
ある。こうしてマルクスとレーニンのウィルスは植民地支配下の被抑圧民族として絶望に
沈んでいた内部をもたぬ人間の想像力に伝播し、実践のシミュレーションと希望の世界イ
メージを形成させたのである。
七世紀の砂漠から誕生したイスラムの動物的本能である自己遺伝子と模倣子は、たかが
近代の新参の共産主義ウィルスに覚醒されながら、この他者から学習し、いつかおのれ自
身がウィルスの世界事象として表層に現出すべく準備をするのである。オスマントルコが
解体され、西ヨーロッパ十字軍によって植民地分割され、中央アジアはスターリン民族政
策によってソビエトに編入されたが、彼らはモスクで、ひたすら忍耐してきたのである。
七世紀、キリスト教批判として、旧約聖書の流れからアラブに出現したコーランが西は地
中海を越えスペインからフランスの入り口まで浸透し、東は中央アジアからインドネシア、
そこから北上してフィリピン諸島まで浸透したイスラム自己遺伝子と模倣子のパワーから
いえば、近代とはひとときの戦略的後退である。砂漠から誕生した。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の原理とは生存である。一九七九年イラン革命によ
って近代は相対化されてしまったのである。それはあらたなる中世のはじまりだった。最
初の産業革命をなしとげ、世界を植民地化したイギリスはアングロサクソン連邦を形成し
たが、その本国では八百年にわたり支配してきたケルト民族によるアイルランド解放闘争
との戦争状態こそが八十年代だったのである。近代の親分であるイギリスが古代からの逆
襲をうけている表象こそ、近代とは過去から復讐をうける文明なのである。
イスラム自己遺伝子と模倣子を再起動させウィルスへと変貌させたのは、なんといって
も、ユダヤ・シオニズム運動であろう。「ユダヤ人抹殺はヨーロッパの最終解決」とする
ナチス突撃隊によるユダヤ人虐殺とアウシュヴィッツ・ガス室。これらの戦慄すべき、出
来事は、ヨーロッパの国家権力から商業復興による国家財政蓄積のため利用され用が終え
ると東に追いやられるかゲットーに封じ込められていた、ユダヤ人の国家形成に火をつけ
た。
西ヨーロッパとは異端なしにはおのれが定性できない動物的本能である自己遺伝子と模
倣子がある。十字軍遠征の中世とはペストの時代と異端狩りの時代でもあった。歴史学者
によると、国内十字軍によって三百年間に異端のアルビジュク派であるという嫌疑をかけ
られた百万人以上のフランス人が殺されたと推定している。十字軍が誕生したのはフラン
スであった。最初は国内の異端狩りから開始され、やがてエレサレム奪回へと十字軍遠征
が開始される。フランスはイスラムからフランク族と呼ばれていた。その強暴さは人肉を
食っていたと記録されている。十字軍遠征時二百年間に殺されたユダヤ人の推定数は十万
人として記録されている。これがフランク族たるフランスのおそるべき、動物的本能であ
る自己遺伝子と模倣子である。現代も文化の国を装いながら、最大の武器商人であり南太
平洋では核爆弾実験を植民地でくりかえし強行してきた。イギリスと先頭にたってたたか
った英雄女性も最後は異端として処刑された中世。その異端狩の十字軍を現代において継
承しているものこそ、USAの十字軍たるK・K・K(クー・クラックス・クラン)であ
る。ヨーロッパとUSAのキリスト教とは悪魔とユダの存在なしには、おのれ自身が定性
できない。
ユダヤ人によるおのれ自身の最終解決とはおのれ自身による国家創出であり、その約束
された地こそパレスチナであった。ヨーロッパのゲットーにいるかぎり、いつなんどき国
家矛盾のスケープゴートとして虐殺されるかもしれない。この恐怖に打ち勝つためにはパ
レスチナへ移住するしかなかった。USAのユダヤ・ネットワークはこれを強力に支援す
る。
パレスチナは世界イメージの発祥の地といってよい。旧約聖書から表出したユダヤ教、
キリスト教、イスラム教の聖地。パレスチナ、レバノン、シリアという地域は、宗派の党
派闘争とヨーロッパ十字軍遠征以来の宗教戦争により、イデオロギーは純化され原理化さ
れる。極限的な原理主義によってしか生存できぬ宗教エネルギーの場所。
こうした原理の土地からパレスチナ人を追い出し、ユダヤ人の国家を創出した出来事は、
原理の導火線に火をつけ中東戦争を現出した。イスラエルの日常は非日常としての戦時体
制にある。イスラエルの原点はアウシュビッツであり、その恐怖は生存するためなら何で
もするといった動物本能の自己遺伝子と模倣子にある。外部においても内部においても戦
時体制という非日常が日常となる。イスラエルの空港で乱射しユダヤ人を殺した日本赤軍
の岡本公三はアラブの英雄となった。それを最大限利用したのが日本の商社である。かれ
らはアラブから英雄の同族として迎え入れられた。ゆえに日本の石油商人である商社は中
東で資本主義の大展開ができたのである。日本赤軍とは七十年代、日本資本主義の英雄で
ありゼロ戦特攻隊であったのだ。わたしは商社マンからある飲み屋で聞いたことがある。
「日本赤軍と岡本公三には足を向けて眠れないよ」オイルショックを脱出し日本がメジャ
ーの石油支配から抜け出し、アラブ地域において独自に石油採掘権を確保し安定的に石油
を供給できたことが、七十年代から八十年代への経済成長の源となった。日本商社は日本
赤軍のおかげでアラブと地域やイランにプラント輸出ができたのである。
まさに日本赤軍重信房子は日本資本主義の英雄なのだ。ゆえにハイジャク・ダッカ空港
において時の自民党福田政権は捕虜交換の条件を日本資本主義の利益のため承諾したので
ある。原子爆弾の自己遺伝子と模倣子をもった、世界紅衛兵たるスチューデントパワーの
音楽こそがビートルズでありオノヨウコであるが、その世界政治の代表選手こそ日本のク
リントンとゴアである重信房子なのだ。自民党加藤などは重信房子の下男となって再学習
しなくてはならないだろう。哲学などといっていまさら西洋哲学の自己解釈に革命的マス
ターベーションをしている男などは、重信房子のブラックホールに吸収されてしまうであ
ろう。イデオロギーとは存在なのである。重信房子は日本武士たるサムライの自己遺伝子
と模倣子を世界に証明した英雄なのである。もはや日本の未来は武装した女にしか存在し
ていない。
モンゴルは世界帝国を形成しながらも、内部独立によって巨大帝国は崩壊し、騎馬民族
はおのれの故郷である草原へと帰り内部を閉じていった。巨大帝国を運営するということ
はすざましいエネルギーがいるのである。北京・モスクワという都市はモンゴル軍団がつ
くりあげた都市である。ローマ帝国もヨーロッパにおいて都市を形成し、内部へと閉じて
いった。帝国の崩壊後には世界宗教がとってかわるのであるが、モンゴルには世界宗教を
生み出すことができなかった。チベット仏教がモンゴルの宗教であるが、仏教は戦争にに
は不向きなまったく個人の解脱をとく、個人的な人間宗教である。しかしキリスト教とイ
スラム教は砂漠から誕生したゆえに生存をかけた共同体戦争の宗教であろう。
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- 勝鹿 北星, 浦沢 直樹
- MASTERキートン (1)
- 佐野 彰則, 佐野 高太郎
- KALAHARI チーターがいる砂漠
- 金 庸, 金 海南, 岡崎 由美
- 射雕英雄伝 〈1〉砂漠の覇者ジンギスカーン
- パウル カレル, Paul Carell, 松谷 健二
- 砂漠のキツネ
- 岡本 行夫
- 砂漠の戦争―イラクを駆け抜けた友、奥克彦へ
- マリカ ウフキル, ミシェル フィトゥーシ, Malika Oufkir, Mich`ele Fitoussi, 香川 由利子
- 砂漠の囚われ人マリカ
- スザンネ・フィッシャー ステープルズ, Suzanne Fisher Staples, 金原 瑞人, 築地 誠子
- シャバヌ―砂漠の風の娘
- タモラ ピアス, Tamora Pierce, 本間 裕子
- 砂漠を駆けぬける女―女騎士・アランナ〈3〉
- S.A. プリェートニェヴァ, 城田 俊
- ハザール 謎の帝国
- ミロラド パヴィチ, Milorad Pavic, 工藤 幸雄
- ハザール事典―夢の狩人たちの物語 男性版
- 水野 清一, 京都大学イラン・アフガニスタン・パキスタン学術調査隊
- ハザール‐スムとフィール‐ハーナ〈1962〉―アフガニスタンにおける石窟遺跡の調査 (1967年)
- 大石 正道
- 生態系と地球環境のしくみ
- 谷口 和也
- 磯焼けを海中林へ―岩礁生態系の世界
- ハリエット ベイリー, ティム デンプスター, Harriet Baillie, David Devlin, Tim Dempster, デイヴィッド デヴリン
- こんなに美しい日本の海―外国人ダイバーが撮った豊かな生態系
- 大原 啓輔
- 地球環境破壊・生態系としての自然
- 武田 博清
- トビムシの住む森―土壌動物から見た森林生態系
- 鷲谷 いづみ, 西田 睦, 武内 和彦
- 生態系へのまなざし
- クリス ブライト, 地球環境財団, Chris Bright, 福岡 克也, 環境文化創造研究所
- 生態系を破壊する小さなインベーダー
- 楠田 哲也, 巌佐 庸
- 生態系とシミュレーション
- 大澤 雅彦, 山極 寿一, 田川 日出夫
- 世界遺産 屋久島―亜熱帯の自然と生態系
- 世界資源研究所, 沼田 真
- 世界の資源と環境 (2000-2001)
- 武田 博清, 占部 城太郎
- 地球環境と生態系―陸域生態系の科学
- ジョン ハート, John Harte, 網野 ゆき子
- 地球はいつまで我慢できるか―緑の生態系への旅
- 石 弘之
- 崩壊する地球生態系―アフリカからの報告
- 根井 康之
- 文明系と生態系―新しい地球文明を展望する
- 村松 康行, 吉田 聡, 土居 雅広
- 放射線と地球環境―生態系への影響を考える
- 西口 親雄
- 森のシナリオ―写真物語・森の生態系
- 石毛 直道, 小長谷 有紀
- 世界の食文化 (3) モンゴル
- 若松 寛
- ゲセル・ハーン物語―モンゴル英雄叙事詩
- 竹沢 泰子
- 人種概念の普遍性を問う―西洋的パラダイムを超えて
- 小長谷 有紀, シンジルト, 中尾 正義
- 中国の環境政策 生態移民―緑の大地、内モンゴルの砂漠化を防げるか?
- 小長谷 有紀
- モンゴルの二十世紀―社会主義を生きた人びとの証言
- 芝山 豊, 岡田 和行
- モンゴル文学への誘い
- 金岡 秀郎
- モンゴルを知るための60章
- 高橋 歩
- LOVE & FREE DVD
- ミラ メータ, Mira Mehta
- はじめてのインド料理―HEALTHY WAY TO INDIAN COOKING
- ジミー, 宝迫 典子
- 地下鉄
小説 新昆類 (27-2) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】
オスマン・トルコの解体により内部へと閉じたかにみえたイスラム教の動物的本能であ
る自己遺伝子と模倣子を、ユダヤ教自己遺伝子はアラブ世界における戦争国家の突然なる
近代的人工的現出として、イスラムを眠りから覚醒させてしまった。原理主義DNAは他
者の原理主義DNAを呼び起こす。ヨーロッパ・キリスト教自己遺伝子と模倣子はおのれ
自身が解決できなかったユダヤ人問題をアラブ世界に押し付け背負わせたのである。イギ
リスの二枚舌であった。中東は第二次世界大戦後のヨーロッパとUSAの繁栄を支えるア
ンダーグランドとして確定されてしまったのである。北の資本主義先進国が存在するG7
たる帝国主義国家の繁栄をささえる南地球は、いまもアンダーグランドとして確定されて
いる。これがわれわれ帝国主義市民社会の原罪となって、告発されている。市民社会とは
近代文明の一部であり、ある意味で、二十世紀の近代が二つの世界大戦により地球環境を
破滅させたのである。
【第1回日本経済新聞小説大賞(2006年度)第1次予選落選】
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- 大場 謙吉, 板東 潔
- 流体の力学―現象とモデル化
- カール マルクス, Karl Marx, 今村 仁司, 鈴木 直, 三島 憲一
- 資本論〈第1巻(上)〉
- 生松 敬三
- 社会思想の歴史―ヘーゲル・マルクス・ウェーバー
- 丸楠 恭一, 坂田 顕一, 山下 利恵子
- 若者たちの“政治革命”―組織からネットワークへ
- 的場 昭弘
- マルクスを再読する―「帝国」とどう闘うか
- マルクス, エンゲルス, 向坂 逸郎
- 資本論 9 (9)
- イリヤ ズバルスキー, サミュエル ハッチンソン, Ilya Zbarski, Samuel Hutchinson, 赤根 洋子
- レーニンをミイラにした男
- レーニン, 聴濤 弘
- 帝国主義論
- ピーター ホップカーク, Peter Hopkirk, 京谷 公雄
- 東方に火をつけろ―レーニンの野望と大英帝国
- ドミートリー ヴォルコゴーノフ, Dmitri A. Volkogonov, 生田 真司
- 七人の首領〈上〉―レーニンからゴルバチョフまで
- E.H. カー, E.H. Carr, 塩川 伸明
- ロシア革命―レーニンからスターリンへ、1917‐1929年
- 上島 武, 村岡 到
- レーニン 革命ロシアの光と影
- レフ トロツキー, 松田 道雄
- レーニン
- ヴェルナー マーザー, Werner Maser, 守屋 純
- ヒトラーVS.スターリン 独ソ開戦―盟約から破約へ
- ドミニク リーベン, Dominic Lieven, 松井 秀和, 袴田 茂樹
- 帝国の興亡〈上〉―グローバルにみたパワーと帝国
- エレーヌ ブラン, H´el`ene Blanc, 森山 隆
- KGB帝国―ロシア・プーチン政権の闇
- 佐藤 優
- 自壊する帝国
- 小松 香織
- オスマン帝国の近代と海軍
- 林 佳世子
- オスマン帝国の時代
- 鈴木 董
- オスマン帝国とイスラム世界
- アラン パーマー, Alan Palmer, 白須 英子
- オスマン帝国衰亡史
- 鈴木 董
- オスマン帝国の解体―文化世界と国民国家
- ウルリヒ クレーファー, Ulrich Klever, 戸叶 勝也
- オスマン・トルコ―世界帝国建設の野望と秘密
- デヴィッド ニコル, David Nicolle, Angus McBride, 桂 令夫, アンガス マックブライド
- オスマン・トルコの軍隊―1300‐1774大帝国の興亡
- 小松 香織
- オスマン帝国の海運と海軍
- 八尾師 誠
- イラン近代の原像―英雄サッタール・ハーンの革命
- 渡辺 昌美
- 異端審問
- 筒井 賢治
- グノーシス―古代キリスト教の“異端思想”
- 渡辺 洋二
- 異端の空―太平洋戦争日本軍用機秘録
- ハワード ラインゴールド, 青木 真美, 栗田 昭平, Howard Rheingold
- 思考のための道具―異端の天才たちはコンピュータに何を求めたか?
- 原田 保, 寺本 卓史, 中西 晶, 小松 陽一
- 知の異端と正統
- チャールズ サイフェ, Charles Seife, 林 大
- 異端の数ゼロ―数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念
- エレーヌ ペイゲルス, Elaine Pagels, 荒井 献, 湯本 和子
- ナグ・ハマディ写本―初期キリスト教の正統と異端
- 河村 錠一郎, 島田 紀夫
- オーブリー・ビアズリー―世紀末、異端の画家
- 片桐 薫
- 西洋世界の没落―異端の現代史
- アミラ・ハス, くぼた のぞみ
- パレスチナから報告します 占領地の住民となって
- 四方田 犬彦
- 見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行
- ウリ ラーナン, 滝川 義人
- イスラエル現代史
- 川西 剛
- 知られざる技術大国イスラエルの頭脳
- ラビ・エリヤフ アビハイル, Rabbi Eliyahu Avichail, 鵬 一輝, 久保 有政
- 失われたイスラエル10支族
- マーティン ギルバート, Martin Gilbert, 白須 英子
- エルサレムの20世紀
- 広河 隆一
- 写真記録パレスチナ (1)
- アーディラ ラーイディ, Adila La¨idi, Isabel de la Cruz, 岡 真理, 中野 真紀子, 岸田 直子, イザベル・デ・ラ クルーズ
- シャヒード、100の命―パレスチナで生きて死ぬこと
- ジョン コールマン, John Coleman, 太田 龍
- 石油の戦争とパレスチナの闇
- ジョージ レンツォウスキー, George Lenczowski, 木村 申二, 北沢 義之
- 冷戦下・アメリカの対中東戦略―歴代の米大統領は中東危機にどう決断したか
- デイヴィッド グロスマン, David Grossman, 千本 健一郎
- ユダヤ国家のパレスチナ人
- 樋口 進
- よくわかる旧約聖書の歴史
- 落合 信彦
- モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関
- 横田 勇人
- パレスチナ紛争史
小説 新昆類 (28) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】
原子爆弾を登場させた愚劣て低俗な文明こそ近代である。環境破壊は極限に達している。
この愚劣な近代文明への逆襲が中世から飛び出してきたイスラム原理主義であろう。近代
とは過去とアンダーグランドからつねに復讐をうける資本主義システムなのである。なぜ
なら人間と国家は資本主義の商品でありながら、そこには同意できないとするのが、現代
世界の普遍的価値観だからである。しかしながら商品は不断に分析されなければならない。
その方法としてマルクス資本論は資本主義が存続するかぎり生存するのである。資本主義
のウィルスとして。永遠の運動である資本主義は地球まで商品とするであろう。商品とさ
れたものは内部が消却され砂漠となる。その砂漠から誕生したのがユダヤ教・キリスト教
・イスラム教という共同体戦争宗教だった。
仏教を戦争宗教へと転化しようとして失敗したのがオウム真理教であった。仏教の宗派
である池田教を国家宗教へと押し上げようとしているのが、現在の権力党派まで上り詰め
た創価学会である。現代の神学はエネルギーに満ちているのだ。おそらく宗教は商品たる
人間が商品ではないことを優しく癒してくれる麻薬なのであろう。
ゆえに思想はいつもヘーゲル哲学へと呼び戻されてしまうのかもしれない。われわれ帝
国主義市民は商品の集積庫から脱出することはできない。
いまも「出口さぁ~~~~ん」と、呼びかけるほかはないのである。
「あの、出口さんが消えたんですよ」レミングは寺山修司の資本論であった。
驚嘆すべき世界事象は、内部をもたぬきたならしくみすぼらしい人間によって表出する。
キリスト・ブッタ・ムハマンド・マホメッドは内部を捨てることによって、おのれの精神
世界をの格闘は開始され、世界同時性の現在の表層から実践的な声を聞く。それは私的所
有としてのおのれの内部を解体し、ただ世界同時性の現在の表層から実践的な声を聞く。
それは私的所有としてのおのれの内部を解体し、ただ世界同時性という表層の空間へお
のれを投げ出す。むきだしの他者が彼の内部を占有し、外部としてあった人間的社会ある
いは社会化された類的存在が彼の内部となる。
旧約聖書という深層と内部と歴史に規定されていたキリストとマホメッドは、このシス
テムを変革するシミュレーション、当時のむきだしの表層を未来に向けてシミュレーショ
ンする内部をもたぬ人間の革命的想像力にきこえる世界同時性としての他者の声を、あら
たなる世界事象の神の声として了解したのである。
人間的社会あるいは社会化された類的存在としての共同社会に表出する、キリスト・マ
ホメッドの世界イメージは、むきだしの表層の他者との会話と対話によって、あらたなる
世界事象の実践的な武装せる予言者として、現在の共同社会に出現する。それは私的所有
としての内部ある人間を驚嘆させ、同時に内部なきみすぼらしくきたならしい民衆を驚嘆
させる。
マホメッドは神の声を聞くたびに恐怖にふるへ、豊穣な妻の肉体へと飛び込んだそうで
ある。だが彼はやがて武装せる予言者として、あらたなる世界イメージと共同体形成に向
けてアラブ世界の表層に現出する。
内部を徹底的に破壊し解体した人間は、むきだしの表層その実践と試練によって世界同
時性の声を聞くのである。その声こそ類的存在の自己遺伝子と模倣子の声である。自然の
畏怖と人間関係の恐ろしさの肉体的知覚は、その極限的な試練の時間におのれの自己遺伝
子の声を聞く。現在の表層に偶像・仮象の死臭をかぎとり、同時に新たなる世界事象をか
ぎとる。むきだしの動物的本能はついに、類的存在の自己遺伝子と模倣子の声を聞くにい
たる。その自己遺伝子の声を神の声として知覚した予言者は人間関係の表層たる実践的空
間に登場し、おのれの真理を共同体のものとすべくみすぼらしくきたならしい内部なき人
間、民衆の自己遺伝子と模倣子に向けて振動させる。
重要なのは声である。やがて弟子たちはその声を記述する。彼らは表層に表出した驚嘆
すべき出来事を記述し編集する。こうして声は内部へと深層へと転化し物語が誕生する。
その場合、記述し編集するためには哲学者はいらない。詩的言語記述の物語展開能力をも
った民衆詩人がこれにあたる。哲学者は内部と深層という私的所有によって、世界を解釈
・注釈する人間であり、彼らが参入するのは物語が完成した後に、神学者としておのれの
内部に私的所有するためである。
宗教と神話を誕生させるには弟子たちの共同作業と彼らによって形成されていく掟をも
った共同社会によってである。キリスト教はパレスチナの地に閉じられたままであったか
も知れないが、その自己遺伝子と模倣子の声をウィルスへと上昇させたのは組織者パウロ
による。ローマや地中海世界にキリスト教を広める基礎を形成したのはパウロであった。
ローマ帝国は当初、内部なき人間である商品奴隷や下層社会に感染していったキリスト
教のウィルスを抹殺するために徹底的に弾圧する。ローマ市民にはギリシア・ヘレニズム
文化の流れを模倣したシミュレーションとしての誇り高きローマ神話がある。ローマは狼
から誕生した狼一族によって誕生するという神話である。これはモンゴル帝国の蒼き狼か
ら誕生したとする神話と類似している。しかし、みすぼらしく、きたならしい奴隷どもの
キリスト教ウィルスはこれを偶像として否定するのだ。ギリシア哲学とローマ文化は私的
所有としての内部なき人間の自己遺伝子と模倣子ではなかった。奴隷どものキリスト教ウ
ィルスはローマ帝国の広大な植民地と世界市場(地中海世界とヨーロッパ)を逆手にとっ
て、内部なき人間の模倣子となり、共同体の世界イメージとして伝染していく。
ヨーロッパの深き森と石まみれの貧困な大地から出現したヨーロッパ人は、体力と個人
的な闘争能力に優れていた。いわゆるインド─ヨーロッパ語族とは共通の個人的闘争心が
ある。とくにヨーロッパは蛮族としての蛮勇は世界一であった。ローマ帝国の雇い兵とし
て職をえた蛮族たるヨーロッパはローマ貴族から戦争術を学習していく。
ローマ帝国兵士として彼らは地中海世界とヨーロッパ植民地での民族解放闘争鎮圧へと
派遣され、ヨーロッパの戦闘的自己遺伝子と模倣子は、ローマ帝国の軍隊から起動してい
くのである。すべての道はローマに通じている。ヨーロッパのインフラは植民地建設とし
てローマ帝国がなしとげた。
やがてローマ帝国のアンダーグランドに展開したキリスト教は奴隷たちによって市民へ
と伝染していく。奴隷が市民を改宗させていったのである。市民から貴族へ、貴族からと
うとう皇帝へと伝染し、ついにキリスト教はローマ帝国宗教と上昇した。
商品人口統計としてのみ記述され、遺伝子のみの時間的回路のみを残し、消滅していく
非歴史的人間は出来事によって支配される。歴史的人間は出来事を支配する。人間とは人
間を奴隷にしてみたいという本能をもっている。現代市民社会では主婦が主人の奴隷とな
っている。家庭内暴力の子供は主人と主婦を奴隷とする。アテネからローマでも市民社会
とは、必ず奴隷を生成するのである。なぜなら人間の欲望が全面展開するのが市民社会で
ある。
奴隷はおのれの表現されない感情に表現を与えてくれる人物を待っていた。そして、魂
を高揚させてくれる人物の出現を待っていた。市民の明るい希望に満ちて上昇志向を支え
るためには、暗い絶望世界が市民の現状生活を自己確認するために、アンダーグランドと
して形成されていなくてはならない。そのアンダーグランドを組織したのが、パウロであ
った。革命と同様、新興宗教も早急に制度化されなければ、自らの内部にかかえた自壊の
種子によって崩壊してしまう。キリスト教はパウロという組織者がいたから確立した世界
宗教として歴史的存在となった。アンダーグランドとはつまり、つぎなる歴史的存在を準
備する原理と原理の闘争空間である。それは古代以来、かわっていない。五十年代・六十
年代・七十年代・八十年代・九十年代の半世紀にわたる日本のアンダーグランドは、上部
である市民社会にはけして理解できないゲバルト戦争をやってきた。死者・自殺者という
戦死者は数多い。このアンダーグランド空間から出来事を支配する存在は現出するのであ
る。莫大な国家財政をつぎこんだ過激派壊滅作戦は成功しなかった。現代日本アンダーグ
ランドとは戦時空間であったパレスチナの地と通低していた。
やがてローマ帝国はその巨大さゆえに内部自壊を起こし、ローマとビサンチンに分裂す
る。西ローマ帝国は蛮族であるローマ帝国の雇い兵士であったヨーロッパ軍団によって壊
滅された。ヨーロッパ部族社会は独立を勝ち取った。ローマ皇帝と貴族は東ローマ帝国で
ある、現在のトルコの首都であるビサンチンに逃亡していった。皇帝の座に座ったのが教
皇である。ヨーロッパはキリスト教皇が支配するキリスト教のソビエト連邦となった。
こうして内部あるギリシア文明からの流れを汲む、ヘレニズム文化様式は偶像破壊とし
て地下に埋められ、イタリア・ルネサンスまで再発見されない。ギリシア文明とローマ文
明を継承したのはユダヤ人とイスラム世界であった。イタリア・ルネサンスはユダヤ人か
らギリシア文明の再発見を習得した。そして用がなくなったユダヤ人は消えてもらわなく
てはならなかった。一五一六年ベネチアにユダヤ人を完全隔離するヨーロッパ最初のゲッ
トーができた。こうしてキリスト教皇とそれるつながるイタリア大商人は銀行業とそのネ
ットワークをユダヤ人から収奪することに成功したのである。これがイタリア・ルネサン
スの動物的本能である自己遺伝子と模倣子であった。
【第1回日本経済新聞小説大賞(2006年度)第1次予選落選】
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小説 新昆類 (29-0) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】
キリスト教の物語はヨーロッパ自己遺伝子と模倣子によって編集され、ローマを中心に
した内部と深層をもつ世界宗教として生成する。ヨーロッパ自己遺伝子のシンボルこそは
十字架である。クロスされた十字のシンボルこそ石の文明たるヨーロッパ自己遺伝子のパ
ワーを象徴する。ヨーロッパ文明としてよみがえった石の構築物は近代にいたり、鋼鉄や
コンクリートという素材をえて、世界的な建築様式その基準化を獲得する。文明とは、き
わめて機械的な枠組みのなかで、しだいにより多くの大衆なるものを一般として標準化す
ることを目的とする。同じように考え、同じように感じ、順応主義こそが文明の条件であ
り、市民はすすんで巨大な官僚機構に隷属することこそ、文明の空間となる。ヨーロッパ
文明を誕生させた官僚機構は、キリスト教の根幹から生成した。
その十字架に貼り付けられた血まみれのキリストの肉体は、ヨーロッパ自己遺伝子と模
倣子の戦争とわが闘争によって、過去を破壊し解体してくたものへの贖罪である。重要な
のはキリストの肉体ではなく、十字なのである。クロスした十字こそは蛮族であるヨーロ
ッパ部族の力のシンボルであり、それは北方神話の巨人伝説までさかのぼる。白人とは氷
河期を生き延びてきた巨人幻想の遺伝子を内包している。巨人は石を持ちあげ、石をつむ、
こうして氷河期の土地を開墾し農地をひらく、その十字とは建設の意志である。ゆえにヨ
ーロッパは開拓し建設する行動する人間に絶対真理があるのである。
だからこそ動物的であり蛮勇をもっているのだ。エジプト文明が巨大なピラミッドを建
設し、中国文明が万里の長城を建設できたのは、官僚機構の存在にある、つまり文明遺跡
とは官僚機構の記述として、今日残っている。文明が民衆によってつくられたとするのは、
誤りである。イギリスの北、アイルランドに残る巨大な石によるケルト民族による構築物
とはなにか? ヨーロッパは深い森に閉ざされ、ながいあいだシンプルに、ただ氷河期の
落し物である巨大な石と対話していた。戦闘的個人主義であるがゆえに、官僚機構は誕生
せず、古代文明は生成しなかった。こうして地中海文明の植民地となったのである。
しかしながらヨーロッパはギリシア文明とローマ文明という官僚機構の帝国による支配
によって、おのれを組織化することを学習していくのである。その機構としてキリスト教
を選択し、おのれの過去たるケルトの記憶を消却したが、おのれのパワーの象徴である、
十字架にキリストの肉体である偶像を回収した。こうしてキリストの物語はヨーロッパ文
明となった。キリストを裏切ったユダは、ヨーロッパ・キリスト教に頑固にも改宗しない
裏切り者としてのユダヤ人であり、軽蔑の対象としてのフレームアップが作為される。悪
魔とはイスラムやおのれがいまだ知らない未開の世界となった。創価学会はキリスト教は
弱わよわしい宗教であるからダメであるなどと邪教として規定しているが、ヨーロッパ・
キリスト教は暴力と強力に満ちた宗教。
そのパワーのシンボルである世界をクロスさせる十字構造により、再度、建築の意志に
より、おのれが破壊したローマ帝国をわが蛮族としての部族がつくりあげる目的意識こそ
ヨーロッパ自己遺伝子と模倣子である。この複合的な部族がすみわけをしている部族連合
の総称こそがヨーロッパという固有名詞である。ヨーロッパという言語はギリシア神話か
ら誕生した。いまだ動物と人間と神々が同期し競合していた倫理なき戦争世界である。
九十年代ヨーロッパ統合と共通貨幣ユーロの誕生は、部族連合がUSAと日本の世界市場
への同期と競合から危機感をもって建設された。とりわけUSAとイギリスによるアング
ロサクソン二重世界帝国の金融攻勢から防衛しなければ、ヨーロッパ部族は各個撃破され
てしまうだろう現状意識である。二十世紀、イギリスを盟主とするアングロサクソン主導
によるふたつの世界大戦でヨーロッパの大地と人心は荒野とされたことが、ヨーロッパ連
合部族のアングロサクソンへの距離のとり方である。ドイツもフランスもスペインもイタ
リアも基本的にイギリスとUSAを信用していない。
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