高原山 -335ページ目

小説  新昆類  (29-1) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】

 ヨーロッパ自己遺伝子と模倣子はキリストがローマ帝国にただひとりで抗拒した倫理革
命者・民族解放の英雄として、おのれの内部にとりこんだ。西ローマ帝国の腐りきったシ
ステムは自壊したが、キリスト教皇と法王庁のローマ帝国は残った。キリスト教がローマ
帝国の支配システムを継承したのは、スターリンがツアー皇帝の支配システムを継承した
ことと通低する。

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レイノルズ プライス, ケネス ウッドワード, 西川 晃充
ミレニアムのイエス
ヤロスラフ ペリカン, Jaroslav Pelikan, 小田垣 雅也
イエス像の二千年
山口 雅弘
イエス誕生の夜明け―ガリラヤの歴史と人々
渡部 亮
アングロサクソン・モデルの本質―株主資本主義のカルチャー 貨幣としての株式、法律、言語
ロナルド ドーア, Ronald Dore, 藤井 真人
日本型資本主義と市場主義の衝突―日・独対アングロサクソン
テレンス ワイズ, Terence Wise, G.A. Embleton, 佐藤 俊之, G.A. エンブルトン
サクソン/ヴァイキング/ノルマン―ブリテンへの来寇者たち
兵頭 二十八
「戦争と経済」のカラクリがわかる本―アングロサクソン「常勝」の秘密
大原 壮比古
アングロサクソンと日本人の差―グローバル環境への対応
デヴィッド ニコル, David Nicolle, Angus McBride, 佐藤 俊之, アンガス マックブライド
アーサーとアングロサクソン戦争
田辺 雅文, 「旅名人」編集部, 小嶋 三樹
ケンブリッジ東イングランド―アングロ・サクソンの原風景
ジョン ブリッグス, アンガス マッキネス, クリストファー ハリソン, デヴィッド ヴィンセント, John Briggs, Angus McInnes, Christopher Harrison, David Vincent, 吉村 伸夫
社会と犯罪―英国の場合 中世から現代まで
松村 勝二郎
中世イングランド王国の法と慣習―グランヴィル
フランチェスコ・レカーミ, ビアンカ・スフェッラッツォ, 土居 満寿美
バイキングとアングロサクソン
藤川 等
ドイツ人気質と日本人―同じ“蛮族”の歴史で似ているようでも異なる
柘植 久慶
戦争で読む「ローマ帝国史」 建国から滅亡に至る63の戦い
エドワード ギボン, Edward Gibbon, 中野 好夫
ローマ帝国衰亡史〈1〉五賢帝時代とローマ帝国衰亡の兆し
エドワード ギボン, Edward Gibbon, 吉村 忠典, 後藤 篤子
図説 ローマ帝国衰亡史
金森 誠也
30ポイントで読み解く「ローマ帝国衰亡史」―E.ギボンの歴史的名著が手にとるようにわかる
金森 誠也
面白いほどよくわかるローマ帝国―巨大帝国の栄光と衰亡の歴史
ジャネット・L. アブー=ルゴド, Janet L. Abu‐Lughod, 佐藤 次高, 高山 博, 斯波 義信, 三浦 徹
ヨーロッパ覇権以前〈上〉―もうひとつの世界システム
井上 浩一
ビザンツ皇妃列伝―憧れの都に咲いた花
根津 由喜夫
ビザンツ 幻影の世界帝国
ポール ルメルル, Paul Lemerle, 西村 六郎
ビザンツ帝国史
尚樹 啓太郎
ビザンツ帝国史
余部 福三
イスラム帝国の辺境地域の統治
ディミトリ グタス, Dimitri Gutas, 山本 啓二
ギリシア思想とアラビア文化―初期アッバース朝の翻訳運動
ピエール マラヴァル, Pierre Maraval, 大月 康弘
皇帝ユスティニアヌス
スティーヴン ランシマン, Steven Runciman, 護 雅夫
コンスタンティノープル陥落す
和田 廣
史料が語るビザンツ世界
歴史学研究会
戦争と平和の中近世史
網野 善彦, 阿部 謹也
中世の再発見―対談
栩木 伸明
アイルランドのパブから―声の文化の現在
楠 明子
英国ルネサンスの女たち―シェイクスピア時代における逸脱と挑戦
大野 光子
女性たちのアイルランド―カトリックの「母」からケルトの「娘」へ
小野 修
アイルランド紛争―民族対立の血と精神
オフェイロン, 橋本 槙矩
アイルランド―歴史と風土
デニーズ ホール, Denise Hall, 三谷 眸
アイルランドの石となり、星となる―女ひとり、夢の家を建てる
石持 浅海
アイルランドの薔薇
アリス テイラー, Alice Taylor, 高橋 豊子
アイルランド冬物語―晩秋、クリスマスそして冬の暮らし
清水 一嘉
自転車に乗る漱石―百年前のロンドン
ナイジェル ニコルスン, Nigel Nicolson, 栗原 知代, 八木谷 涼子
ある結婚の肖像―ヴィタ・サックヴィル・ウェストの告白
林田 敏子
イギリス近代警察の誕生―ヴィクトリア朝ボビーの社会史
森 護
英国王と愛人たち―英国王室史夜話
武部 好伸
ケルト映画紀行―名作の舞台を訪ねて
ベルンハルト マイヤー, Bernhard Maier, 平島 直一郎, 鶴岡 真弓
ケルト事典
フランク ディレイニー, Frank Delaney, 鶴岡 真弓
ケルトの神話・伝説
毛利 健三
現代イギリス社会政策史―1945~1990
アントニア フレイザー, Antonia Fraser, 加藤 弘和
信仰とテロリズム―1605年火薬陰謀事件
クリストファー ヒバート, Christopher Hibbert, 山本 史郎
女王エリザベス〈上〉波瀾の青春
リチャード キレーン, Richard Killeen, 岩井 淳, 井藤 早織
図説 スコットランドの歴史
武田 龍夫
バイキングと北欧神話
レジス ボワイエ, R´egis Boyer, 持田 智子, 熊野 聡
ヴァイキングの暮らしと文化
可兒 鈴一郎, オッレ ヘドクヴィスト, Olle Hedqvist
ノルディック・サプライズ―北欧企業に学ぶ生き残り術
テレンス ワイズ, Terence Wise, G.A. Embleton, 佐藤 俊之, G.A. エンブルトン
サクソン/ヴァイキング/ノルマン―ブリテンへの来寇者たち
H. クラーク, B. アンブロシアーニ, Helen Clarke, Bj¨orn Ambrosiani, 角谷 英則, 熊野 聡
ヴァイキングと都市
G. ファーバー, 片岡 哲史, 戸叶 勝也
ノルマン民族の謎―海賊ヴァイキングの足跡
G・ファーバー, 片岡 哲史, 戸叶 勝也
ヴァイキングの足跡―「海賊・冒険・建国の民」ノルマン人の謎
角谷 英則
ヴァイキング時代―諸文明の起源〈9〉
小河 陽
パウロとペテロ
井上 洋治
イエスに魅せられた男―ペトロの生涯
山室 静
北欧の神話―神々と巨人のたたかい (1982年)
水野 知昭
生と死の北欧神話
ブルフィンチ, Thomas Bulfinch, 野上 弥生子
ギリシア・ローマ神話―付インド・北欧神話
パードリック コラム, Padraic Colum, 尾崎 義
北欧神話
キーヴィン クロスリイ・ホランド, 山室 静, 米原 まり子
北欧神話物語
アクセル オルリック, Axel Olrik, 尾崎 和彦
北欧神話の世界―神々の死と復活
ヴァルター ハンゼン, Walter Hansen, 小林 俊明, 金井 英一
アスガルドの秘密―北欧神話冒険紀行
ドナルド・A. マッケンジー, Donald A. Mackenzie, 東浦 義雄, 竹村 恵都子
ゲルマン神話―北欧のロマン
アーサー コットレル, Arthur Cotterell, 松村 一男, 米原 まり子, 蔵持 不三也
ヴィジュアル版 世界の神話百科―ギリシア・ローマ ケルト 北欧
イーヴァル エクランド, Ivar Ekeland, 南條 郁子
偶然とは何か―北欧神話で読む現代数学理論全6章
田中 俊郎
EUの政治
田中 素香
EMS・欧州通貨制度―欧州通貨統合の焦点
阿部 斉, 小川 有美
EU諸国
トム・リード, 金子 宣子
「ヨーロッパ合衆国」の正体

小説  新昆類  (29-2) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】

 十字軍の表層こそは、地中海市場とインド洋市場をイスラムから奪い取ることにあった。
また同期としてキリストの物語をヨーロッパ自己遺伝子と模倣子によって自己完結するた
めには、エレサレムを奪い、ローマ教皇の支配下に置くことが必要であった。しかし、ユ
ーラシア大陸の東方であるアジアから、モンゴル騎馬軍団がすべての都市と文明を草原に
戻すのだ、と、東ヨーロッパに襲いかかり、ローマ教皇に対し、挑戦状をおくりつけた、
教皇はふるえあがり恐怖のどん底にたたき落とされる。恐怖は悪魔を呼びこみ、再度一三
四七年からはじまるペスト・ウィルスはヨーロッパ自己遺伝子と模倣子を壊滅せんと襲い
かかるのである。これが絶望と暗黒のヨーロッパ中世であり、死の舞踏である。

 暗黒と絶望の世紀、ヨーロッパ自己遺伝子はペストウィルスとの死闘を通し、世界の周
辺から中心へと進化をとげる準備をするのである。皮肉にもローマ教皇を恐怖につき落と
したモンゴル軍団は、十字軍の敵であったイスラム軍によってアラブの地に敗北しローマ
の道をあきらめ東ヨーロッパ戦線からも撤退する。しかしロシアはモンゴルの支配化にお
かれた。

 かろうじてヨーロッパ・キリスト教世界は破壊されず死守できた。この暗黒と絶望と無
力に打ちのめされた個人の表層の地獄めぐりを思考する。それがダンテ「神曲」である。
共同体成員はペストウィルスによって次からつぎへと死んでいく、それでも文化を求める
「ボッカチオ」がある。哲学はギリシア哲学を発見し、おそるべき戦闘的個人による思考
の内省が誕生する。内省と退行こそは内部から外部へ出ることを発見し、省察は他者を発
見する。ペストと異端狩の中世の時代、科学者は錬金術の実験を部屋に閉じこもり繰り返
していた。哲学者は部屋に閉じこもり思考していた。詩人は部屋に閉じこもり「神曲」と
いう壮大な物語を書いていた。この閉じこもりこそが世界事象に驚嘆する能力を形成した
のである。神学者も教会の地下室にこもり、それまでの文献をひたすら自動記述していた。
複写である。この人間の手によるコピー聖書が生産され、出回り、やがて教会から聖書を
万民のもとへ奪還せよ、たる宗教改革を準備する。

 この閉じこもりというおそるべき圧縮された思考力と忍耐力こそが、心的エネルギーを
形成し、やがて全世界を植民地にしていく大航海時代を準備したのである。ヨーロッパが
世界システムの地球という円環を建設できたのは、中世というアンダーグランドにおける
自己遺伝子が眠りから覚醒したのである。中世とは夜の四つのひとつは覚醒していよ、と
いうブッタの教えに置換すれば、覚醒した夜と夜の夜その時間帯であった。かくしてヨー
ロッパにとって部屋とは想像力の全世界であり個人の基地となる。人間をどこまでも怜悧
にみすえる悪魔のごとき執念から美術は空間と光たる彩色を発見するリアリズムの誕生で
ある。

 ペストウィルスとモンゴル騎馬軍団によって、ヨーロッパ自己遺伝子と模倣子は自壊す
る、その自壊とは教皇という教条から個人が脱却したことによる、戦闘的個人の誕生であ
る。こうして内部なき人間は世界をわがものとすべく、冒険への海路へと出発した。内面
と対話できる能力こそ実践力と行動力の源となった。

 地球を発見した近代文明はヨーロッパの模倣子となっていく。しかしいまだヨーロッパ
の起源をめぐる論争は皆無である。それは世界植民地によってヨーロッパが富という私的
所有たる内部をもったからであろう。内部をもった人間は文明たる官僚機構によって自己
肯定され、文明の市民となるからである。こうして市民にとってアンダーグランドは軽蔑
の対象となり、近代文明のためにアフリカと南北アメリカ大陸の基層文化は壊滅された。
 二十一世紀初頭の世界とは、文明とアンダーグランドが、同期と競合として展開される
であろう。それゆえに、あたらしい人間像があらわれようとしている。市民へと順応した
プロレタリアートの後に登場するのは、どのような妖怪であろうか?わたしの予測によれ
ば、それは非人間であることに間違いはない。人間は果して類的存在なのか? それとも
部族的存在なのか? それらを模索している同期と競合において、人間型ロボットの商品
化とクローン人間の商品化である。まさに商品としての人間と商品としての国家が混迷す
る世界市場において、近代文明の内部は自壊する。現在とは資本主義以後の資本主義とい
う過度期のヒューマノイド幼年期である。

 モンゴル軍団の襲来は、日本、ベトナム、インドネシアへと押し寄せたのであるが、い
ずれも死守できた。日本では若き北条時宗と鎌倉武士団による死力をつくした、戦争指導
によって、モンゴル軍団の侵略戦争を撃退する。日本文明は鎌倉政権の官僚機構によって
守られたのである。戦争とは官僚機構と官僚機構による相手を壊滅する闘争である。異説
によれば北条政権を転覆しようと戦略を練っていた天皇と藤原貴族一族が、モンゴル帝国
に通じていたとする説がある。それを実証する文献はまだ発見されていない。事実、モン
ゴル来襲の戦後、後醍醐天皇は一挙に鎌倉幕府転覆を全国指令するのである。これに同調
したのが、北条一族と長く先祖以来闘争してきた足利尊氏だった。こうして後醍醐天皇・
足利尊氏連合は鎌倉幕府を打倒し、新田義貞によって鎌倉は炎上した。やがて、モンゴル
軍団を打ち破ったのは、天皇制の神風であったとする神話へと、回収されていった。宮内
庁が私有する美術展をみたとき、わたしは驚嘆した。巨大な、フビライ・ハーンの絵画が
そこにあった。天皇一族の情報部隊は古代から存在していた高度な能力をもっていた、そ
れが国内ばかりでなく海外に通じていてもおかしくはない。

 平家と源氏による内戦はこの天皇情報部隊が起動させ、操作していたのである。ゆえに
源頼朝は天皇に同調した弟である源義経を打ち、京都と離れた鎌倉に幕府を開いたのであ
る。天皇制という自然生成的神話は武士が操作されるばかりで、他者を発見し外部へとで
る回路を閉ざされることを頼朝は平家との内戦で学習した。

 日本におけるむすぼらしくきたならしい内部なき人間の、民衆的出現は平家・源氏とい
う同じ天皇一族から出た武家集団の徹底した内戦からであろう。それは仏教思想にあらわ
れる。思想とは人間とはなにか? 人間はどこからきて、どこへいくのか? それらを根
源的に問う。表層における内部なき人間の実践的思考である。

 それまで日本はありあまる豊かな自然生成の四季に同化する、人間の感情と天皇制神話
に埋もれていた。それらは和歌というきらびやかな情の歌にあらわれる。歌こそは内部あ
る人間の美しき自然感情である。思想とは中国律令制度と漢語文献を、天皇制の動物的本
能である自己遺伝子と模倣子の内部へと囲った王権の国家デザインであり、仏教も王権の
デモントレーション、貴族のシミュレーションにすぎなかった。私的所有という内部ある
人間は、中国・朝鮮という他者と外部の制度をシミュレーションすることをもって列島に
閉じこもり他者との出会いがない自然生成の民衆をぶったたまげさせる。

 こうして民衆は王権国家官僚がつくりあげた文明である国家デザインとシミュレーショ
ンによってだまされる。

 みすぼらしくきたならしい内部なき人間の戦闘部族たる騎馬民族はユーラシア大陸の草
原から朝鮮半島の南端において国家を形成する。いわゆるカヤ文明である。その鉄の鋳造
技術はヨーロッパ十世紀以降の技術水準をもっていた。ここに日本が誕生した。高句麗・
新羅・百済そして南端の騎馬民族国家日本、やがて日本は海を越え九州に上陸する。革命
的な騎馬と鉄武器によって地方土俗王権あるいは共同体を次々と破壊し、九州を制覇し、
瀬戸内海を東へと侵攻を開始する、出雲王権を滅ぼし、ついに大和に西日本を制覇する部
族連合の上にたつ大王を擁立するのである。それが天皇制の起源であり天皇制の故郷は南
朝鮮加羅である。

 この話をわたしは九六年ミラノから帰る飛行機で、隣に座った韓国の若き商社マンに天
皇の系譜を図を書いて説明したら、あまりにも興奮したのか鼻血をだして、ぶったおれて
しまった。よほど衝撃だったのか日本人の戦争責任を回避し、韓国を侵略し暴虐のかぎり
をつくした最大戦争犯罪人天皇ヒロヒトの先祖が韓国南部だなどという詭弁に怒りがこみ
あげてきたのであろう。しかし実際、天皇制伝統文化は百済とか南朝鮮が起源であること
は、すでに歴史家の常識である。天武天皇も南朝鮮の武人であった。

 内部ある人間として地方土俗王権は自然生成的神話をもっていた。その神話を天孫降臨
たる騎馬民族神話に回収し、大王は交戦する者に対しては容赦せず徹底的に破壊するが、
降伏するものには部族連合の構成員として迎える騎馬民族の植民地支配方法をとった。し
かし朝鮮半島における高句麗・百済・新羅の戦争により、南端の日本は百済に回収され、
日本はこの列島の植民地を本国としたのである。

 内部なき人間が他者との激突または囲い込みによって、王権という強力な内部と日本イ
メージを擁立するのは「大化の改新」からである。国家デザイナーとしての藤原一族は、
積極的に中国、朝鮮から学者・技術者・官僚を移住させ、当時の中心であった唐帝国から
制度の体系を導入する。そして国家の消滅をかけた百済・新羅・高句麗の三国戦争によっ
て追われた部族軍団がどしどしと日本に移住してきた。かれらは東国開拓たる国造部とし
て東日本へ集団移住していった。東北蝦夷征伐の根拠地づくりである。朝鮮から移住して
きた軍団部族は蝦夷たる縄文人を大量虐殺しながら東北へと侵攻する。

 殺人集団として戦闘的な関東武士団はこうして形成されていったのである。日本は人殺
し文化といわれているがその起源は先住民族であった縄文人の大量虐殺にある。現在の日
本民族とは、イギリスをアングロサクソンが先住ケルト民族を大量虐殺して奪ったように、
縄文人から日本列島を奪ったきわめて侵略性がたかい民族なのである。日本人が戦争部族
であることは戦国時代をみてもあきらかである。騎馬民族が起源だからである。




【第1回日本経済新聞小説大賞(2006年度)第1次予選落選】

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アミン マアルーフ, Amin Maalouf, 牟田口 義郎, 新川 雅子
アラブが見た十字軍
ジョルジュ・タート, 南条 郁子, 松田 廸子
十字軍―ヨーロッパとイスラム・対立の原点
NHK「文明の道」プロジェクト
NHKスペシャル文明の道〈4〉イスラムと十字軍
佐藤 次高
イスラームの「英雄」サラディン―十字軍と戦った男
テレンス ワイズ, Terence Wise, G.A. Embleton, 桂 令夫, G.A. エンブルトン
十字軍の軍隊
レジーヌ ペルヌー, R´egine Pernoud, 南条 郁子, 池上 俊一
テンプル騎士団の謎
山内 進
十字軍の思想
山内 進
北の十字軍―「ヨーロッパ」の北方拡大
テレンス ワイズ, Terence Wise, Richard Scollins, 稲葉 義明, リチャード スコーリンズ
聖騎士団―その光と影
デヴィッド ニコル, David Nicolle, Angus McBride, 市川 定春, アンガス マックブライド
サラディンとサラセン軍―十字軍の好敵手
マルセル シュウォッブ, Marcel Schwob, 多田 智満子
少年十字軍
見市 雅俊
ロンドン=炎が生んだ世界都市―大火・ペスト・反カソリック
ヒルデ シュメルツァー, Hilde Schm¨olzer, 進藤 美智
ウィーン ペスト年代記
ロッテ イングリッシュ, Lotte Ingrisch, 城田 千鶴子
ペスト記念柱
森 正孝
いま伝えたい細菌戦のはなし―隠された歴史を照らす
ノーマン・F. カンター, Norman F. Cantor, 久保 儀明, 楢崎 靖人
黒死病―疫病の社会史
日本軍による細菌戦の歴史事実を明らかにする会
細菌戦が中国人民にもたらしたもの―1940年の寧波(ニンポウ)
カルロ・M. チポラ, 日野 秀逸
ペストと都市国家―ルネサンスの公衆衛生と医師
ジャック リュフィエ, ジャン=シャルル スールニア, Jacques Ruffi´e, Jean‐Charles Sournia, 仲沢 紀雄
ペストからエイズまで―人間史における疫病
滝上 正
ペスト残影
モニク リュスネ, Monique Lecent, 宮崎 揚弘, 工藤 則光
ペストのフランス史
クラウス ベルクドルト, Klaus Bergdolt, 宮原 啓子, 渡辺 芳子
ヨーロッパの黒死病―大ペストと中世ヨーロッパの終焉
スティーヴン キング, Stephen King, 安野 玲
死の舞踏―ホラー・キングの恐怖読本
ダンテ アリギエーリ, Dante Alighieri, 寿岳 文章
神曲〈1〉地獄篇
ダンテ アリギエーリ, Dante Alighieri, 寿岳 文章
神曲〈3〉天国篇
池上 俊一
魔女と聖女―ヨーロッパ中・近世の女たち
アルフレッド・W・クロスビー, 小沢 千重子
数量化革命
デヴィッド ニコル, David Nicolle, Angus McBride, 桑原 透, アンガス マックブライド
中世フランスの軍隊―1000‐1300 軍事大国の源流
中野 節子
マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集
ノーマン・コーン, 山本 通, Norman Rufus Colin Cohn, Norman Cohn
魔女狩りの社会史―ヨーロッパの内なる悪霊
イアン ヒース, Ian Heath, Angus McBride, 柊 史織, アンガス マックブライド
ビザンティン帝国の軍隊―886‐1118 ローマ帝国の継承者
佐々木 毅
プラトンの呪縛
V.L. ヤーニン, 松木 栄三, 三浦 清美
白樺の手紙を送りました―ロシア中世都市の歴史と日常生活
ピーター・H. ウィルスン, Peter H. Wilson, 山本 文彦
神聖ローマ帝国 1495‐1806
田口 宏雄
武士道の源流・騎馬民族から武士に至る武断の系譜〈下巻〉
留目 和美
騎馬民族のきた道
杉山 正明
モンゴル帝国の興亡〈上〉軍事拡大の時代
杉山 正明
NHKスペシャル 文明の道 第5巻 モンゴル帝国
杉山 正明
モンゴル帝国の興亡〈下〉―世界経営の時代
愛宕 松男, 寺田 隆信
モンゴルと大明帝国
ジャン=ポール ルー, Jean‐Paul Roux, 田辺 希久子, 杉山 正明
チンギスカンとモンゴル帝国
伊藤 敏樹
モンゴル vs.西欧 vs.イスラム 13世紀の世界大戦
杉山 正明
逆説のユーラシア史―モンゴルからのまなざし
木村 毅
蒼きあまたの狼たちよ―物語・モンゴル帝国史
木村 毅
青空の国・モンゴル 「帝国創立」800年を迎える
S.R. ターンブル, S.R. Turrnbull, Angus McBride, 稲葉 義明, アンガス マックブライド
モンゴル軍
江上 波夫
オロン・スム遺跡調査日記
杉山 正明
世界史を変貌させたモンゴル―時代史のデッサン
陳 舜臣, 立間 祥介, 平山 郁夫, 守屋 洋
クローズアップ 中国五千年〈第5巻〉東アジアの盟主から世界帝国へ

小説  新昆類  (30) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】

 文字としての漢字、法律としての律令、学問としての儒教、宗教としての仏教、こうし
た体系的シミュレーションによって、日本イメージの基礎は形成され、部族連合を呪術に
おいてまとめる大王は、天皇として改名され、天皇神学の物語が土着化する戦略は、発動
する。騎馬民族はどこの地においても土着化できる適応能力が高度なのである。

 他者が長い時間空間から表層に体系化した制度を、徹底的に学習し、おのれの空間と場
所に自己実現させる。これが国家官僚である。七〇一年「大宝律令」の発布。七一〇年
「平城京」建造、七二〇年「日本書紀」編纂。これらの実現はハイ・テクノロジーたるデ
スクワークとしての事務能力つまり行政能力を私的所有する国家官僚機構が存在しなけれ
ば完成しない。国家とは文明同様に官僚機構のことなのである。

 高度情報・高度技術を内部に私的所有する日本への亡命者である百済・新羅・高句麗・
中国官僚と学者、それに亡命してきた戦争部族を組織することによって、藤原不比等は世
界の中心たる中華文明を日本に翻訳し移植した。おそらく「平城京」は中国語・朝鮮語日
本語が世界同時性として進行し、土方である民衆からみれば複合としての多言語的表層に
おいて都市が建設されていった。共通語は漢語であった。

 土俗としての自然生成的民衆は人工的なデザインと労働集約によって、突然、変貌した
空間と巨大な大仏像の出現にぶったまげ土肝をぬかれたに違いない。日本の都市とは古代
以来、官僚のデザインによって、ある日突然その人工建築が姿をあらわすのである。ゆえ
に長いものにはまかれなくてはならない、順応主義へと飼育されていく。北条鎌倉幕府が
後醍醐天皇によって転覆されたのは官僚機構が末期の病に犯され、新たなる統治能力を持
った官僚新世代の育成に失敗したからである。

 平城京建設という実践的・肉体的知覚の全面的発動、他者との具体的コミュニケーショ
ンという共同作業の時間を、同時体験する行為によって、高度情報・高度技術をもつ内部
ある他者は日本語を学習し、日本民衆を異化し対象化する。土着語でありながら、日本語
とは騎馬民族がもちこんだ言語である。ツーグイース系である。そして日本語は朝鮮南端
において騎馬民族が建設した、馬韓たるカヤ文明に依拠している。

 平城京建設の土木作業・建設作業とは、もっとも具体的労働であり、多言語であっても
肉体言語がそれをカバーする。わたしは八十年代後半から90年代前半、NECが外国人研
修生としてコンピュータ製造工場に受け入れた、フィリピン人、韓国人、中国人、タイ人、
バングラデッシュ人、パキスタン人、南アメリカの人といっしょに仕事をしたが、他者と
の実践的交流たる感情のコミュニケーションを実現するのは身体言語による共同身体労働
によることを発見した。

 たとえばレイプを別にして、男と女のセックスは、身体的知覚たるセンサーを全面展開
する自己遺伝子と模倣子の愛情訓練である。自己遺伝子と模倣子の学習器官、コミュニケ
ーションの共同肉体労働としてある。他民族でありまったく理解できぬ言語を話す他者と
の実践的交流と学習の場は、男と女のセックスであり結婚だ。民族の交差点であるシルク
ロード・中央アジアやインド洋に接するインド・パキスタン・イラン・イラク・トルコへ
のルート、こうしてインド=ヨーロッパ語の民族は他者と交流し学習し混交されていった。

 高度情報・高度技術をもつ他者はおのれの内部をそぎ落とし、日本語を話す女と結婚し
日本に土着化する決意を固める。帰るべき国家はすでに消滅したからである。平城京はみ
ごとに完成し次にとりかかるのは日本語を翻訳し、編集し、日本史記を誕生させることで
ある。各地方土俗王権はすでに国譲りとして武装解除していた。

 高度情報・高度編集技術をもつ他者は平城京から日本列島の旅に出発する。これが記紀
神話のヤマトタケルである。広大なユーラシア大陸の旅からすれば、日本列島の旅はそれ
ほど困難ではない。彼らは五年間を旅し、各地方・格農村共同体に伝承されている自然生
成的神話を語り部たちあるいはシャーマンや部族の長老から聞き取り調査取材をし、それ
を翻訳し漢字に記述した。

 自然生成の四季を内部にもつ民衆的神話・民衆的想像力・民衆的物語はこうして模倣子
に回収されたのである。高度情報・高度編集技術をもつ他者は、こうして五年間をかけて
日本列島の各地方・各農村共同体から民衆的物語を収集すると、平城京に帰り部屋に閉じ
こもった。重要なのはこの時期、ユーラシア大陸からエジプトの神話伝承まで収集する情
報部隊も存在したということである。

 当時、唐帝国はローマ帝国とも交流があった超大国としての世界の中心であり、シルク
ロードによって世界の文献は収集され、漢語に翻訳されていた。藤原不比等は、それらの
文献を盗用すべく唐帝国に情報収集部隊を送りこんでいたのである。

 律令制度の確立から平城京という首都の建造は、表層空間への人工的支配意志の表出で
ある。ゆえにそれは建築によって体現される。常識的な官僚機構であれば、外延的拡張を
めざす。しかし藤原不比等と高度情報・高度編集技術をもつ官僚機構がめざしたのは内延
である。天皇制八千年継続への打ち固めである。日本自己遺伝子と模倣子の建設という内
部・深層を人工的に形成する神話史記の捏造であった。これに十年間も部屋に閉じこもり
完成させたのである。驚嘆すべき閉ざされた秘密の部屋で、日本は帝王切開によって誕生
した。外部における戦争に勝利し、日本を制覇したどの戦争部族の将軍でさえ、この生き
神たる内部を亡き者にはできなかったのである。日本で勝利できる方法はただひとつ内部
建設をめぐるイデオロギー戦争である。盲目の哲学者これを発見したのである。70年代か
らインターナショナル国際組織に着手したカルト宗教である池田教の創価学会も内部建設
として、壮絶なイデオロギー戦争をしてきた。いまやこれらの団体は陰謀組織として制度
化され、官僚機構に伝染させたウィルスとなり権力党派として上昇したのである。クーデ
ターを起こした現代の藤原鎌足である。

 一九八七年国鉄の民営化はそのクーデターとしてあった。最後の労働運動の牙城であっ
た国鉄労働組合は解体され当時二十万人いた組合員は、二万人と後退させられ、陰謀者山
岸と盲目の哲学者よって「連合」が誕生する。当時、野党にいてこれを全面的にバックア
ップしたのがカルト教の党派である公明党である。この時期官僚機構は国家財政の総力を
あげて批判勢力である過激派壊滅作戦を展開させる。

 まさに八十年代とは市民社会のトレンドの裏側では、壮絶なイデオロギー戦争の戦国時
代であったのである。しかし八十年代を勝利したかにみえた官僚機構は、その勝利によっ
て内部を九十年代において瓦解させてしまったのである。なぜか? これまでの日本を制
覇した権力機構のように、天皇制に変わる国家理念とあらたなる内部・深層たる日本史記
を建設できなかったからである。それはつまりバブルという外へ外へのそう状態であった
からだ。だれひとりとして十年間部屋に閉じこもる他者になることができなかったからで
ある。この時期、クーデターを起こした官僚機構と陰謀集団のなかで八千年まで構想力の
魔手をのばす内延を建設できる能力ある人間は皆無であった。高度経済成長戦略を建設し
た官僚でさえ三年間、結核治療病棟のなかで構想を内部建設したのである。

 文明とは官僚機構が形成する。「失われた十年間としての九十年代日本文明」とは、八
十年代における官僚機構の内部建設の失敗である。八十年代とは大規模巨大工事として人
工的な日本列島改造への疾走であった。それを官僚機構は不沈空母建設と位置づけた。革
新官僚として敗戦を迎えた宮沢喜一と中曽根康弘はUSAの工作員として、将来の総理大
臣を約束され、自民党代議士になったとする異説がある。官僚機構は宮沢喜一と中曽根康
弘に、まんまとしてやられたのである。かれらが日本を防衛する意識などひとかけらもな
いことは自明となるであろう。そしていまUSAの工作員である自民党と小沢一郎は、ま
すます官僚機構を解体しようとしている。イギリス・USAのニ重帝国であるアングロサ
クソンはすでに一九八五年プラザ裏合意において日本官僚機構を全的滅亡にさせることを
決定した。そのとき、同時にソビエト連邦と東ヨーロッパの解体も決定されていたのであ
った。イギリス情報部主導のもとで。これを世紀末において分析した学者がいた。江藤淳
である。江藤淳は日本文明たる官僚機構が全的滅亡をとげることを予言して絶望のなか自
殺した。フランス・ポストモダンの旗手たる哲学者たちが絶望のうえに孤独に自殺したの
もこの時期であった。陰謀史観ではないが二十一世紀初頭は、アングロサクソンによって、
なにかが仕掛けられているのだ。それは文明をめぐる問題である。ゆえにいま洞察しなく
てはならないのは、民衆の文化ではなく官僚機構の文明なのである。日本で律令制度とい
う最初の官僚制度をつくったのは藤原不比等であった。

 なにゆえに、藤原不比等らは「日本書紀」の編集に向かったのか? それは騎馬民族王
権内における、すざましい血と血の権力闘争、こうした残酷な情念をもつ内部を捨てたか
ったのかもしれない。王権内・宮廷で殺し合いを続けていけば騎馬民族の王権は、いずれ
他者によって滅ばされてしまう。そしてこの地はわが故郷ユーラシア大陸の草原ではない。
海に囲まれた島である。

 圧倒的な豊かな森林と四季、肥えた土地を開墾し、田畑をつくる労働を美徳とするおだ
やかな農耕民族の島となり、海や山から食物を見つける採集民族の縄文人は北へと追いや
った島。こうした島を永遠に支配するためには何が必要なのか? こうして藤原不比等ら
は支配対象としての民衆を発見し、騎馬民族の内部を捨て、おのれ変貌へと自己変革をめ
ざす。すざましい島への土着化である。もはやかえるべき故郷はない。それはアメリカ大
陸を占領したヨーロッパ民族と同様である。そこに日本とUSAの同期性がある。

 日本とは官僚機構たる中国文明・朝鮮文明からの亡命者たちによって建設された、アジ
ア最終の人間たちによる極東の島。ゆえにシルクロード最終の場所。中国・朝鮮から軍団
部族が移住し、百万人の縄文人をジェノサイドとして大量虐殺して奪った島。ゆえに日本
文化の基層は人殺し文化と呼ばれている。日本人とは殺しが好きな民族であり、殺しが動
物的本能の自己遺伝子と模倣子に起動している。戦争なき平和な時代とされていたいた戦
後五十五年間においても、新左翼諸党派においては政治空間の占有をめぐって、一九七〇
年から壮絶な戦争に投入し、それは三十年戦争となった。死者・自殺者はあまりにも多い。
天下を制覇する戦国時代が反復し、再起動していたのだ。アンダーグランドの場所におい
て。明治維新においても最終的に革命党派は長州のみとなった。薩摩は明治政権から追放
されていった。最後に残ったのが大久保利通であるがかれも暗殺されていく。制度が瓦解
したとき帝国市民たるわれわれの社会は溶解する。そのとき市民は殺し合いをやるのであ
る。これが二十一世紀初頭の現代世界に現出してきた日本市民どおうしによる人殺し文化
と呼ばれる。縄文人を虐殺した現代人の自己遺伝子と模倣子が、眠りから覚醒したにすぎ
ない。これを無感知の世紀という。




【第1回日本経済新聞小説大賞(2006年度)第1次予選落選】

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斎川 眞
天皇がわかれば日本がわかる
国立歴史民俗博物館館蔵史料編集会
令集解〈1〉
森 公章
古代郡司制度の研究
松本 政春
奈良時代軍事制度の研究
大津 透
日唐律令制の財政構造
宮本 救
日本古代の家族と村落
奈良県平城遷都一三〇〇年記念二〇一〇年委員会, 樋口 隆康, 中西 進, 千田 稔, 町田 章
平城京―その歴史と文化
寺沢 龍
飛鳥古京・藤原京・平城京の謎
金子 裕之
平城京の精神生活
舘野 和己
古代都市平城京の世界
栄原 永遠男
平城京の落日
古川 清行
平城京と天平文化―奈良時代
相原 精次
天平の母 天平の子―平城京造営と大仏建立への道
渡辺 晃宏
日本の歴史〈第04巻〉平城京と木簡の世紀
宋 潤奎
古代日本の渡来勢力
久慈 力
シルクロード渡来人が建国した日本―秦氏、蘇我氏、藤原氏は西域から来た
剣崎 薫
天より降りし者達―古代日本を創成した“神の一族”の謎
今井 啓一
天日槍―帰化人第一号神功皇后外祖母家
〓@52A2@ 智鉉
天日槍と渡来人の足跡―古代史写真紀行
上田 正昭
上田正昭著作集〈5〉東アジアと海上の道
佐相 憲一
永遠の渡来人
森 浩一, 門脇 禎二
渡来人―尾張・美濃と渡来文化
井上 次男
乾燥アジアの道はるか―ヤマトへの仏教の渡来と西域・西域の人たち
加藤 謙吉
吉士と西漢氏―渡来氏族の実像
森 浩一, 上田 正昭
継体大王と渡来人―枚方歴史フォーラム
備仲 臣道
高句麗残照―積石塚古墳の謎
片岡 宏二
弥生時代 渡来人と土器・青銅器
片岡 宏二
弥生時代 渡来人から倭人社会へ
大橋 信弥
古代豪族と渡来人
花田 勝広
古代の鉄生産と渡来人―倭政権の形成と生産組織
荒竹 清光
古代の日本と渡来文化
出羽 弘明
新羅の神々と古代日本―新羅神社の語る世界
関 晃
古代の帰化人
三原 啓介
先祖は渡来人だった―実直に生きた大蔵姓の伝統
久慈 力
蘇我氏はシルクロードから渡来した―飛鳥文化のルーツはメソポタミアにあった
加藤 謙吉
秦氏とその民―渡来氏族の実像
浜田 惟代
ヒッタイトは日本に来ていた―地名から探る渡来民族
小野寺 公
水辺の古代史
加藤 謙吉
大和政権とフミヒト制
加藤 謙吉
大和の豪族と渡来人―葛城・蘇我氏と大伴・物部氏
田中 史生
倭国と渡来人―交錯する「内」と「外」
中島 一憲
倭の古王国と邪馬台国問題〈上〉弥生通史が解明する「渡来人による文明開化史観」の虚構
クリスチャン ウルマー, Christian Wolmar, 坂本 憲一
折れたレール―イギリス国鉄民営化の失敗
大谷 健
国鉄民営化は成功したのか―JR10年の検証

日本でも起きていた!記者暗殺事件!恐るべき闇晋会 【これは大変だ】

阿修羅から転載

日本でも起きていた!記者暗殺事件!恐るべき闇晋会
http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/385.html
投稿者 これは大変だ 日時 2006 年 11 月 21 日 11:14:56:

朝日新聞耐震偽装担当、斉賀孝司記者死亡もロシアと同じく口封じを狙った暗殺事件ではないのか?
怖すぎる闇晋会(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

●耐震偽装事件に関連して、安倍総理の後援会『安晋会』の名前が頻繁に出て来る。
以下、耐震偽装~ライブドア事件に関連する死者。



1.斎賀孝司・朝日新聞社会部デスク
(耐震偽装事件に積極的に取り組んでいた最中/電話取材に自殺と答えていたのが、後、病死に変化。)
2.森田設計士(耐震偽装関連/自殺?)
3.大西社長(LD投資組合社長/行方不明)
4.古川社長(平成設計の元社長/大阪空港で変死体)
5.森田信秀(姉歯建築設計事務所に構造計算を発注/鎌倉で全裸の水死体として発見)
6.草苅逸男(岡山・新勝央中核工業団地/一級建築士/津山市で設計事務所が爆発し焼死)
7.野口英昭エイチエス証券副社長(LDのグループ会社の元社長。安晋会理事/他殺)
8.東江組員(沖縄旭流会幹事/惨死)
9.姉歯建築士の妻(創価学会員/飛び降り自殺)

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

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平松 朝彦
亡国マンション The Truth of Defective Condominiums
東京新聞特別取材班
検証「国策逮捕」 経済検察はなぜ、いかに堀江・村上を葬ったのか
桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター
コーポレートコンプライアンス 季刊第7号
有森 隆
追跡!ライブドア事件 残された10のミステリー
大鹿 靖明
ヒルズ黙示録―検証・ライブドア
須田 慎一郎
マネーゲーム崩壊 ライブドア・村上ファンド事件の真相
大村 大次郎
ライブドアショック・謎と陰謀―元国税調査官が暴く国策捜査の内幕
浅羽 通明, 池田 信夫, 井上 トシユキ, 上野 正彦, 梅森 浩一, 江島 健太郎, 大鹿 靖明, 大谷 昭弘, 岡田 斗司夫, 岡留 安則
ライブドアに物申す!!―44人の意見
田中 慎一
ライブドア監査人の告白
ダニエル・エスチューリン, 山田 郁夫
ビルダーバーグ倶楽部-世界を支配する陰のグローバル政府

小説  新昆類  (31) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】

 おそらく日本はUSAのごとく武装市民社会へと進展するだろう。おのれの身はおのれ
自身が防衛しなくてはならない。それが人殺し文化への対処方法である。USAの銃・ナ
イフといった武器商人の売り込み先はすでに決定している。それは武装に自覚した日本国
民と呼ばれている。暴力団対策法によって、日本警察官僚機構はかれらの市場を奪い、警
察そのものへ暗闇の利潤があがる制度へと転化した。だがその瞬間に警察上部の腐敗が開
始されたのである。もはや人殺し自己遺伝子と模倣子が再起動した市民社会においては、
市民そのものが無差別な暴力団となるので、警察では対処できない。ゆえにUSAの武装
サービス企業は日本に進出しているのである。日本はUSAにつぐ二番目の犯罪武装世界
市場となるであろう。

 そしていま、麻薬世界市場も日本を標的にしている。日本の若い主婦が麻薬の快楽を味
わったからである。麻薬はいま、あるスピードをもって市民に浸透している。

 おそろしい人間関係がすざましい表層空間において衝突する政治闘争の連続を体験する
ものは、建設の意志がないかぎり、表層空間によって打倒される。ある人間がある表層空
間において敗北するのは、おのれが投企するその空間が見えざる政治空間へと変貌し、お
のれの内部にデーモンの貌を発見できないことによる。政治とは悪魔のごとき陰謀によっ
て、敵の攻撃能力を不能にすることである。どこまでも政治分析をおのれの都合のよいよ
うに解釈するおめでたい人間は、結果のまえに、表層空間からはじき飛ばされ、立場防衛、
自己絶対化、私的所有としての内部に封鎖され、敗北するのである。

 つまり人間の政治とは沈黙のうえに進行するG線上のアリアである。沈黙に耐えられな
いお祭り人間は興奮のあとの幻滅を味わうだけである。政治とはおのれがいる場所ではな
くまったく違う場所で、おのれが怜悧に分析されている、まさに商品のように。まないた
に置かれた魚がいま料理人によって、包丁で切断される、おれの自身がその魚であること
を認識できる空間である。政治とはみえない場所とみえない場所における戦争である。
 おめでたいお祭り人間は、おのれのとりまく現状に不断に排気している金魚なのだ。ガ
ラス金魚ケースを擬視している、おそろしい人間の存在を忘れている。われわれ帝国主義
市民とは、つねに悪魔のごときアイによって分析されている金魚である。市民とは、おの
れの他はみんな、くたばればいい、という悪意が全面作動している。その悪意は、けして、
おのれの前にあらわれてこない。あたりまえである。どこにおいても影と裏において飲ま
れているからである。こうして行為はいつも影と裏において商品評価されその影と裏に真
実がある、アンダーグランドとなる。ゆえに古代以来、日本とはアンダーグランドにおい
て出来事が立ち上がる。ゆえにおのれの情報をなにひとつとして流さずすでに商品として
死んでいると思わせることができ、十年間部屋に閉じこもり未来を規定する沈黙のイデオ
ロギー戦争を推進できるかどうかである。これこそ情況主義ではない本来の政治である。
アンダーグランドにとって沈黙こそが実践の場所なのである。

 政治闘争の勝利者は、政治敗北者によって自己の位置を確認し、自己展開能力の可能性
を拡張する。建設の意志とその実現はおのれの政治存在が抹殺されるか? それとも生き
残ることができるのか? という非日常の日常、動物的本能である自己遺伝子と模倣子の
存亡をかけた危機的事態により、その一点を死守せよ、という瞬間としての場所を設定す
る。その場所を敵を壊滅し占有せねば、おのれは永遠に後退するみじめいまを幻滅として
味わなければならない、こうして戦略は瞬間においてあらわれる。

 陰謀集団である創価学会は司法権力を狙った。いまや最高裁判所にまで創価学会のウィ
ルスは浸透している。いくら池田大作教祖を裁判にかけても、「裁判を起こす権利を乱用
している」「裁判を起こすことで相手に負担を与え、池田名誉会長の社会的評価の低下を
意図したと認められる」として、棄却され、いまや誰も創価学会を相手にした裁判も起こ
せないまでに、ウィルスは司法権力までに浸透している。

 これらの陰謀集団による官僚機構への浸入のしかたは、ひとつの文明がウィルスによっ
て犯された事実を示している。創価大学から東大から次々とウィルスは官僚機構と権力機
構に送り出されていく。これが文明の終焉過程に突入した一九七〇年以後の日本であった。
ウィルス装置が起動して三十年間がたっている。いかに固定化されているかは理解できる
だろうか? あなたに?

 固定化された官僚機構と権力機構は、いまや農耕民族のものとなった。逆転したのであ
る。古代騎馬民族の戦闘精神はアンダーグランドのものとなった。王権はそこにおいて激
しく起動している。日本とは古代以来常識的なヒューマニズムが通用する場所ではないの
だ。いまや、われわれひとりひとりの市民が、アンダーグランドの過激派として変貌する。
誰もが王をめざしている。これが今日の自己中心的にして自己完結的な人間の大衆的出現
である。日本の男も女も世界一、嫉妬する動物となった。これが商品完成以後の商品堆積
である。商品はおのれの過去をしらない。現在、使用されるのか、使用されないのか、だ
けに集中する「もの」としての機能。ゆえに最大幸福を装う家庭はUSAのように自己武
装しなくてはならない、武装社会が誕生する。三十年間にわたる新左翼での党派戦争はつ
いに、こうして前衛から後衛へ伝播する原理として、大衆社会の生活様式として普遍化す
るのである。戦争から平時へと特異進化するのがウィルスの自己遺伝子と模倣子の正体で
あった。ゆえにウィルス原論なのである。二十一世紀初頭の大衆社会とは、ついに大衆ひ
とりひとりが武装するUSAの世界標準となるのだ。またしても。これがグローバリゼー
ションと呼ばれる。王こそはあなただ!まさにレミングであり寺山修司資本論が。救いは
寺山修司想像力論しかないという、場所まで、追い詰められている。

 自己遺伝子と模倣子、その動物的本能の動物的本能が弱く武装解除するおめでたい政治
者は自壊し敗退する。なぜなら彼はむきだしの激烈な表層空間を理解できなかったのであ
る。おそるべき人間関係の内部へと回収され、人間の影と裏をみる不信の部屋にどじこめ
られたた政治闘争の敗残者は、もはや肉体的精神的自己崩壊をまつしかない。

 ゆえにわれわれ市民が政治闘争のむきだしの空間にまぎれこんではならない。感受性を
もちおのれが王だと自己完結している市民は深傷を負うだろう。われわれ市民は、ひたす
ら生活のみの安定をめざすべきである。くそをして、めしをくって、セックスする、こど
もをそだて、マイホームの最大幸福をめざし、貯金をして、PC文化生活と消費生活向上
のみをめざすべきである。おのれにとって、違う世界は嫌悪すべきである。市民はひたす
ら、影と裏で評論すればいいのである。

 われわれ市民とは日常としての肛門との対話で、いそがしいのだから。そしてわれわれ
市民は、こうして資本主義のおかげで、自己中心となった動物へと、おかげさまで、みご
とに進化したのだから、個人によりかかり、個人を食いつぶすば、いい狼へと変貌したの
である。われわれ市民はもはや人間ではない、奇獣へと、同期化したのである。

 だから現在、思想が考察すべきは人間ではなく、非人間である。メディア商品によって
消費するものこそ、商品誕生の秘密であり、奇獣なのである。奇獣による全体主義こそ、
現在の民主主義である。そこでは、誰でもおなじように感じ、おなじようにかんがえ、お
なじように行動し、おなじように生活し、おなじ時間をおくる同期化の完成である。ゆえ
に携帯電話は同期順応社会への形態となる。こうして奇獣人間は、もはや同類は不信にと
ってかわり、資本主義以後の資本主義世界たる溶解現象が現出する。もはや人間とは奇獣
人間に愛好玩具とされてしまい、奇獣人間はロボットしか信用しなくなってしまった。
 しかし、奇獣人間はおのれを絶対に裏切らないと思いこんでいる、ロボットがウィルス
に侵犯されていることを、認めようとしないのである。ちょうど、最後の人間たる日本人
と呼ばれた人々が、おのれがアジア民衆二千万人を第二次世界大戦で大量虐殺した、人殺
し民族の事実を過去から消却したように。またしてもあのウィルスたる奇獣が日本で誕生
したのは、一九八七年、NTTの民営分割化の時である。まさに電話回線その通信産業か
ら幾人もの奇獣人間が誕生したのである。あのときからすでに十四年が経過した。奇獣人
間の奇獣本能である自己遺伝子と模倣子は、特異的現出により、その遺伝子と模倣子は、
おそらく通信という電話回線によって、書き換えられたのであろう。

 その奇獣人間の基幹産業たるNTTと警察上部機構の謀議によって誕生したのが昨年、
国会で成立した盗聴法である。もはや、あなたの電話回線・通信回線は、NTTの奇獣人
間によって盗聴されているのである。この奇獣人間はすでに銀行に誕生した貨幣の奇獣人
間とも謀議している。つまり、あなたの銀行口座は、貨幣奇獣人間と通信奇獣人間の商品
情報となり、USAの世界企業に販売されている。一九九九年にネットワークで流された、
警察庁公安警察の住所録はもちろんUSAにも流れたのだが、実はNTTの奇獣人間より
の警察庁への恫喝であった。盗聴法成立を急いでいたのはNTTの側であったのである。
盗聴法の成立で、NTTは国民個人情報を特異的商品へと完成させたのである。

 現在、この個人情報は、さまざまな世界企業に販売されている。これが資本主義の動物
期である。資本主義とは、なんでも商品化することが、商品の商品への商品のための自己
運動である。その最終商品こそ、あなた! 個人はこうして商品となった。あなたの子供
が小学校に入学する時期は、すでにあなたの家庭情報は、教育産業によって買われいるの
で、さまざまな企業から教育商品の販売勧誘が攻勢されてくる。もはや家庭のプライバシ
ーなど存在していない、家庭といえでも商品として資本主義の社会市場となっているので
ある。それをすでにあなたは子供の七五三のお祝いのとき体験したではないか。




【第1回日本経済新聞小説大賞(2006年度)第1次予選落選】

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七北 数人
猟奇文学館〈2〉人獣怪婚
新生 璃人, 岩崎 陽子
小説王都妖(あやかし)奇譚―幻獣幼鬼
獣奇変態の魔界[ビデオ]
霧島 珠樹
獣闇に哭く鬼 1―傀儡奇譚・昏い獣 (1)
霧島 珠樹
闇に哭く鬼 3―傀儡奇譚・昏い獣 (3)
山田 直樹
創価学会とは何か
朝日新聞アエラ編集部
創価学会解剖
アエラ編集部
創価学会解剖
日蓮正宗顕正会
なぜ学会員は功徳を失ったか
古川 利明
カルトとしての創価学会=池田大作
平野 貞夫
公明党・創価学会の真実
「学会マネー」研究会
創価学会財務部の内幕
山崎 正友
創価学会・公明党の犯罪白書
矢野 穂積, 朝木 直子
東村山の闇―「女性市議転落死事件」8年目の真実
フィリップ ハモンド, デヴィッド マハチェク, Phillip Hammond, David Machacek, 栗原 淑江
アメリカの創価学会―適応と転換をめぐる社会学的考察
ベンジャミン フルフォード, Benjamin S. Fulford
イケダ先生の世界―青い目の記者がみた創価学会
野田 峯雄
池田大作 金脈の研究
溝口 敦
池田大作「権力者」の構造