後ろ向きだけど前向きに
コントラ KONTORA
(2019年/日本/143分)
監督:アンシュル・チョウハン
【ストーリー】
女子高生のソラは父と2人で暮らしているが、父子関係は冷え切っていた。ある日、急死した祖父が遺した第2次世界大戦中の日記を見つけた彼女は、その中に宝の存在を示す記述を発見し、密かに宝探しを始める。時を同じくして、ソラの住む町に、無言で後ろ向きに歩くホームレスの男が現れる。ソラの父が男を車で轢いたことをきっかけに、ソラと男の不思議な交流が始まる。(映画.comさんより)
【かんそう】
こちらの作品ですが国内外の映画祭でいろいろ受賞されていますね。
さてさて…映画の方は…
ソラと父の二人暮らしの生活に後ろ向きに歩き続ける男性が加わるところから物語が本格的に始まります。
ソラはそんな男性が家の中に加わっても相変わらず祖父の日記に書かれていた山に隠したお宝を探し続けている。
果たしてお宝は見つかるのでしょうか?!
この後ろ向きにしか歩かない男性が最初は不気味なんだけどソラたちと暮らしていく中で時にコミカル、時に癒やしキャラとしていい味出していました。
後ろ向きに歩いていた男性は一体…誰?!
何か不思議設定なんだけど普通に違和感なく観れてしまう不思議さがありました。
この男性を演じたのは間瀬英正さん。
「祖父の日記」に描かれていた絵などは全て間瀬さん自筆とか!すごいー!!
そして、閉塞感の中で常にイライラしていた女子高生ソラを演じた円井わんさんも素晴らしかったです!
ラストのソラのあの行動はまるで彼女の叫びのように思いました。
くうこのおまけ
『東京不穏詩』の感想の時書いたかも、ですがアンシュル監督は男前(←きっと毎回書くな…)
うりぼう4つ:
2021.6鑑賞
ありがとうございました