東北大震災と生活保護
護られなかった者たちへ
(2021年/日本/134分)
監督:瀬々敬久
【ストーリー】
東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生した。被害者はいずれも善人、人格者と言われていた男たちだった。宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。そんな中、利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こしたて服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だった。犯人としての決定的な確証がつかめない中、第3の事件が起こってしまう。
【かんそう】
自然災害…不可抗力とはわかっているが護れなかったことには変わりない。
家族や人々が生活する上で…もっと、何とか、どうにかして彼らを護れる方法があったのではないか。
そう苦悩する人たち、そして、いろんな「護る」で後悔している人たちの物語。
東北大震災、生活保護…と扱っている題材が重く、作品のトーンも暗めの重め、です。
ただ、役者陣が豪華で、エンタメ要素もあり、シネコンでかかっている、ということが、たくさんの方に観ていただけていいな、と思いました。
この感想を書くに当たり、この頃、何本か観た難民関連の映画を思い出しました。
全然違うけど、生活保護申請と難民申請と…ちょこっと似ている気がしたので…
うりぼう4つ:
2021.11鑑賞
ありがとうございました