前回の続きです
【シネ・ヌーヴォ名画発掘シリーズ リクエスト特集vol.2】
広い天
(1959年/日本/79分)
監督:野崎正郎
子どもメインの映画が大好きなので観に行きました。
顔の長い「馬おじさん」に伊藤雄之助さん!ピッタリー
ちょっと脚本がスカスカな感じもしたけれど全体的には温かな作品だったかな。
新太郎(真藤孝行さん)がかわいらしかった~。
新太郎、賢そうな顔をしているんだけど「あかんやん!勝手なことしたらー!!」なこともあってその辺はまだまだ子どもね、ふっ…でした。
新太郎は朝雲(伊藤雄之助さん)と共に四国の兄夫婦の家にお世話になるのですが、兄夫婦からはいい顔されずに厄介者扱いされ、また、子どもたちの間でもいじめられる新太郎。
長女のよし子ちゃんだけは優しかったね
でも、子どもたちもいじめたりするわりにはいつもみんな一緒にいて行動してたなぁ。
くうこのおまけ
・美術館の扉が閉まるシーンがよかったです!!
・どのシーンだったか♪こんぴらふねふね~♪と歌うシーンがあって、朝雲と新太郎が行ったのは香川県なのかなぁ?と思ったりしました。
スーパーの女
(1996年/日本/127分)
監督:伊丹十三
宮本信子さん演じるチャキチャキ花ちゃんが、津川雅彦さん演じるちょこっと情けない五郎ちゃんの乗っ取られそうなガタガタのスーパー「正直屋」を五郎ちゃんと、そして従業員たちと力を合わせて一生懸命再生していくお話です。
こんなにわかりやすいサクセスストーリー久々に観たし、主婦ネタもたくさんあって楽しかったー!!!ほんと名作!
五郎ちゃんのスーパーの近くにできた激安スーパーに乗っ取られそうになり、あの手この手で買収の手が伸びてくるんだけど、花ちゃんがかっこいい!と思ったのは
相手を蹴落とす方法ではなくて自分たちがしっかり立ち直って再生し、お客様に戻ってきてもらおう!お客様の信頼で日本一になろう!と頑張るところ。
そして毅然とした態度でしっかり仲間を守るところ。
ああいう上司がいたら「ついていきます!」てなるわー
お肉の産地を偽ったり、混ぜたり、加工の日付を偽ったり…ごろちゃんのスーパーはこんなことで日々回していましたが、一番厄介だったのは職人さんたちの存在!
彼らに立ち向かう花ちゃんもかっこよかったなぁ。
あと、パートの方がパート終わりに自分のお店で買い物したくないっていうのはお店がよくない証拠、みたいなことを花ちゃんが言うのですが、なるほどなーと思いました。母もスーパーでパートとして働いていますが「〇〇は良くないからほかのお店で買うようにしてる」とか言うてますもんねー
伊丹十三監督作品、たぶん初めて観たと思うんだけど、これは楽しかったし、スカッとしました!!
2019.10~11鑑賞
ありがとうございました