【モンゴル映画上映週間】②
第二弾!
ちょっと前後して感想アップしますねー。
E:『黒い馬』
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大好きな馬ネタ!
なのにほぼスイマーに襲われていました…残念です
『器』
このモンゴル映画プログラムには珍しく登場人物は民族服ではなく、スーツでした。
水を求めて砂漠を彷徨う男性。
や~っと見つけた井戸だったけど…
というありがちな設定で、ブラックなストーリーだったかな。
しゃれた感じを出そうとしていたのかもしれないけれど、ヤギが出てきた時点でモンゴル度アーップ!
『故郷へ帰る道』
がっつりインディペンデント。
学生さんが撮ったのかしら?皆さん寄せ集めかしら?という感じで話のつなぎ方や演出にも「?」でしたが、ストーリーはわかりやすかったし、こういうことしたいのねぇーというのもよぉ伝わってきました。(←エラソーにごめんなさい)
でも、女の子のがんばりには応援したくなりましたし、おばあちゃんが愛情たっぷりに作ってくれた花嫁衣装はいつか着れるとええね、と思いました。
D:『オボー』
ほぼほぼセリフがなく、よくわからない内容でした。
…寝てたんだろうか、私…
サイトにあった内容紹介
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オボーはモンゴルでは神聖的な物です。オボーは墓ではありません。オボーには女性が近づいてはいけません。昔からモンゴル人がオボーを祭って家族の裕福・平和を祈る習慣があります。しかし内モンゴルでは、若者が伝統の文化を忘れてしまっています。伝統文化を守り続けるために書いた物語
家族の物語も絡めてましたね。
『いのちの足跡』
今回、この作品がいっちばん衝撃的で印象に残っています。
まず内容紹介をどうぞ…
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ゴビ砂漠で暮らす若い女性が、ある日乱暴され妊娠をしてしまう。生まれた子どもの名前はアンハー。優しい祖母ともに生活をしていたアンハーだったが、祖母が亡くなってしまうと暮らしは一変。継父は、アンハーに冷たい態度をとるようになり…
というお話ですが、継父が義理の子供を虐待っていう事件は日本でも聞きますよね。
女性の恋人が…とか。
このアンハーというのが、母に乱暴した男の顔にあった痣がそのままアンハーに受け継がれていて、あからさまにその男が父親だとわかるので母親もそばにアンハーがいると複雑な思いだったかもしれません。
そしてアンハーは相当ひどい目に合います。
激しいバチボコ虐待という類ではないけれど、ご飯は与えてもらえない、かわいがっていた子ヤギ(羊やったかな)を目の前で殴り殺される、など。
ないわぁ…
ほんまないわぁ…
母親はなすすべもなく、こっそりご飯あげたりするけれど…
いや、でも、母親もさぁ…と、思ったりする。
そんな中、母親と継父の間に子どもが生まれます。
そうなると二人とももちろんその子にかかりっきりになるわけで。
目の前で子ヤギを殺されたことを思い出したアンハーはその赤ちゃんを………
というシーンで会場から小さく「ひぃっ」と聞こえましたが、その(皆さんの)気持ちわかるー!言うてまうよねー!でした。
そしてそしてラストもわたくし、大衝撃でございました……
以下ネタバレです。
アンハーは真っ裸になって走り去り、母がそれを追いかける、というラストなのですが、そこに、母が子どもを思う歌が流れます。
その歌が流れている間、私の心の中は「なんでやねん!!」でいっぱいでしたわ。
観ている限りでは「いやいや母親!!もっとアンハーに寄り添ってあげてよー!」て思うんだけど…(ラストの歌を聞くと余計に)
観ているだけではわからない何かがいろいろとあるんでしょうなぁ。
いや、でもやっぱり…なぁ…
うーん…
以上が簡単ですがモンゴル映画上映週間の作品の感想です。
「上映作品コンプリート!」とか言いながら何本かスイマーに襲われててすんません
2019.9鑑賞
ありがとうございました