【モンゴル映画上映週間】
作品数はそんなに多くなかったのですがなんとかかんとかコンプリート〜
鑑賞順ではありませんが簡単に感想を…
A: 母
(2016年/モンゴル/90分)
いろんな国際映画祭に出品しているのもわかるな、というくらい、今回のプログラムの中では一番映画らしかった。
息子が殺人罪で捕まってしまい、母は面会に行くけれど会わせてもらえない。
そこで母は毎日手作り料理を留置場に持って行っては警官たちにふるまいます。
あの距離をよう毎日通ったなぁ…と感心。そこはやはり母の愛なんかな。
そして警官たちもだんだん心を許すようになってくるあたり、お国柄と言いますか、田舎ならでは、なのかなぁと思ったり。
ところで息子の殺人罪とは…??
実は、息子の彼女がレイプされかけて(←このシーンが妙にリアル)その男を彼女が殺してしまったのを息子が被ったので捕まったのですが、その真相を知った母は息子を脱走させて二人を逃げさせます。
結局最後は…
「それで…ええんやろうか?」と思いましたけど…
ええんかな?
いや…ええことないかな…
B: 四季・遊牧
(1998年/日本/100分)
膨大な記録映像をなんとか前半後半にまとめ上げたようなドキュメンタリー。
上映は前編だけ。
お正月の様子とかとてもおもしろかったです!
でも私だったらあんな大仕事せなあかんなんて毎年お正月が憂鬱でたまりませんわ。
あと遊牧民がカシミヤだったかな?を高く売ろうぜー!イェーイ!と意気揚々に街に行くけど結果、圧倒されて、意気消沈として帰ってくるのが笑ったらあかんねんけど笑えてきて…
そりゃぁ商売を生業にしているんじゃないもんね。なかなかうまくいかなかったりするよね。
そして、このドキュメンタリーのナレーションもちょいちょい笑えました。
狙ってるわけじゃないのはわかるんですけど「そんなこと言うぅ?!」な感じがおもしろかったな。
ナレーションは素人さんが担当されているのですけどね。でも、なかなかうまかったな。
今度は後半も観てみたいです!
C: 聖なる山
(1991年/モンゴル/90分)
かなりスイマーにやられてしまいましたが、あかんなぁ…な、お父ちゃんと、あれ?プロパガンダの作品だったの??なラストだけは覚えています。
このお父ちゃん、子どもの学費が払えへんとかなんとか、だったのですが、結局、人民公社的なものができて、そこに所属することによって、みんなに助けてもらって、子どもも無事学校に行けましたとさ…という流れだったのでやっぱりプロパガンダのかほりはしたかな。
なんにせよ、あの子どもが学校行けてよかったよ。
2019.9鑑賞
ありがとうございました