メランコリック
(2018年/日本/114分)
監督:田中征爾
【スト-リー】
名門大学を卒業後、アルバイトを転々とし、うだつの上がらない生活を送っていた和彦。ある日、偶然訪れた銭湯で高校時代の同級生・百合と再会した彼は、そこで一緒に働かせてもらうことに。やがて和彦は、その銭湯が閉店後の深夜に浴場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。さらに、同僚の松本が殺し屋であることが明らかになり……。(映画.comさんより)
【かんそう】
おもしろかったです〜
「閉店後の銭湯が殺しの場」という設定が抜群に良かったです。
そしてキャラクター!
和彦と松本くんのコンビが良かったわぁ。一応バディものになるんやろか?
プライド、承認欲求、虚栄心…などなどが強いゆえに銭湯裏稼業に足を突っ込んで行ったとも思える和彦。
.
「松本ぉ」て松本くんを呼び捨てにして、自分のポジションは松本より上だから、的なこと思っていたようだけど…
実はええように使われていただけのような。
そのあたり能天気やったね。和彦。さすがあの両親の息子さんだわ♪
松本くんは松本くんで意図して、なのか、無意識なのか、どちらにせよ和彦の扱い方が絶妙にうまかった!
いつも低姿勢だし。
プライドの高さからつい見栄をはったり、後戻りできないところまで行ってしまう和彦もラストでは成長してたなー。
ちゃんと頭下げてお願いしたんだなぁ。
わたくし、根が小心者なので、私やったら殺人犯して普通には暮らせないわ…て、思ったものの、不思議と嫌な感じは全くなかったラスト。
むしろ清々しいくらいやったわ!あはは!!
松本くんにも幸せになってもらいたいです!
くうこのおまけ
鍋岡家、揚げ物出てくる回数多っっ!!
お母さん、いっつも「作りすぎたから」て言うてたけど、揚げ物はそうなるよね。わかるー!
とか、
取皿ないスタイルなんや!
とか、何かと目が行くなべ岡家の食卓でしたが、松本くんに作ってあげたおうどんは優しさに溢れてましたねー。
うりぼう5つ:
2019.9鑑賞
ありがとうございました