今日は「なら国際映画祭プレイベント2019」で観た長編映画の簡単な感想を。
テスと過ごした素晴らしい夏
(2019年/オランダ/82分)
夏休みにサムは家族と共にテルスヘリング島を訪れる。そこで苦手な孤独を克服する計画を立てるがテスと出会い楽しい日々が始まる。
そしてテスの秘密の計画の手伝いをすることになるのだが…
サムを中心にひと夏の出来事を描いていますが、若者のはっちゃけた夏というよりは「生死観」が少し漂っていた夏、という感じでした。
サムも大人の階段上ったねー
そしてちょっとネタバレですが…
テスの父親は「父親になる」って即決やったけど、あの今の恋人は納得したんやろか??
バカなヤングハート
(2018年/フィンランド・オランダ・スウェーデン/102分)
2020年アカデミー賞国際長編映画賞のフィンランド代表作品として選ばれていましたねー
こちら、ちょっとポップな題名とは裏腹に(中東からの)移民問題や失業問題、そしてネオナチグループの台頭…といったフィンランドが抱える問題が随所に出てきていました。
そして主人公レニの恋人キーラに子どもができて、最初は大丈夫か?と思ったけど、やはり母は強し、なのかキーラは徐々にしっかりしていきましたね。
最後はええ感じで終わっていましたが、いやいやいやいや…おばちゃんから見たら「君ら別れるわ!」でした。
でもそんなおばちゃんの予想を裏切って幸せに暮らしてほしいですわ!
ブルブルは歌える
(2018年/インド/95分)
大坂アジアン映画祭でも上映されていたので楽しみにしていた作品です。
最初から淡々と静かに進んでいきますが…
よくあるグループ恋愛の一コマがあんな結果を招くとは!!
静かで美しい作品ではあったけれども何だか衝撃的で辛かったわ…
コロニー
(2018年/カナダ/102分)
先日も書きましたがユース審査員の皆さんが選んだ最優秀作品(長編映画部門)はこちらでしたー
実際にありそうな感じだったな。
繊細で透明感のある作品でした。
ゆっくりゆっくりの展開が観ている側にも作品そのものがゆっくりゆっくりしみわたっていく感じ。
ミリアが少しずつクラスになじんでいく様子もよかったなぁ。
こちらは番外編です!
ザ・テイスト・オブ・ライスフラワー
(2017年/中国/94分)
「なら国際映画祭2018」で観客賞を受賞した作品です。
とてもおもしろかったですねー
伝統が色濃く残る雲南省の山奥の村が舞台です。
上海に出稼ぎに出ていた母と、いわゆる留守児童の娘の物語です。
母と娘のぶつかり合い、そして伝統文化と現代化。
このような山奥の村にも押し寄せてくる現代化の波。
子どもたちが夜な夜な出かけていくと思ったら…お寺のWi-Fi求めてみんな大集合!ていうのに笑ってしまいました~
それでもまだまだ伝統文化は根強く残っていて女の子が病気になった時も村総出で祈祷に伝統儀式が行われます。
学校の先生だけは「まず病院の方が…」と、私にしたら、しごくまっとうなご意見を述べてましたわ。あはは!
この作品を撮ったのはポン・フェイ監督。
ポン・フェイ監督はこの作品で奈良で映画を撮影する権利を獲得し(詳細は省きますねぇ)『再開の奈良』という作品を撮っています。
一度観ましたがこちらもとてもよかったです!!
早く劇場公開されますように~
ということで、今年のなら国際映画祭プレイベントの詳細はこちらです~
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2019.9鑑賞
ありがとうございました