ヒューマン・フロー 大地漂流 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

生きるために

ヒューマン・フロー 大地漂流

(2017年/ドイツ/140分)

 

監督:アイ・ウェイウェイ

 

 

【しょうかい】

貧困・戦争・環境問題など、さまざまな理由により世界各地で増え続ける難民たち。本作撮影当時の2016年には6500万人を数えた難民たちは年々増え続け、事態の深刻化はとどまることを知らない。しかし、現実には彼ら難民の受け入れを拒否する国が広がっていく。23カ国を超える40カ所の難民キャンプと国境地帯を訪れ、この世界的な問題となっている難民危機のリアルな現実をとらえていく。(映画.comさんより)

 

 

 

【かんそう】

 

アイ・ウェイウェイが23ヶ国40ヶ所の難民キャンプを回って撮影したドキュメンタリー。

 

難民に関するドキュメンタリーだけど時々「え?!」と思うくらい画がキレイだったのはアイ・ウェイウェイだからかな?

 

 

ドローンも多用されていましたが、それによって、当たり前なんだけど国によって難民キャンプの形態が違うんやなぁて、なんかそこに興味を覚えました。

 

各国の難民キャンプ自体見た事ないですし、しかもあんまりそんな風に比較して見ることないからついつい釘付けに…

 

 

どの国も受け入れる方も、逃れてたどり着く方も厳しい状況なんだな、というのがわかるんだけど、どこの難民キャンプでも子どもたちがカメラの前では笑ったりおどけたりしてるのがちょっとホッとしました。

 

この子どもたちの笑顔がこれ以上失われることがありませんように…て、私は願うことしかできないけれど。

 

 

あと、ガザ地区の女の子が言った

 

「ガザは好きよ。ただ不自由なだけ。」

 

に驚きました。

 

そうかぁ…危険だとしてもやはり生まれ育った場所だからかなぁ。

 

 

日本も難民条約結んでいるそうですが島国という性質からか、私個人的には難民問題は身近なものではなく、関心も気薄のような気がします…

 

なので余計に観てよかったなぁと思いました。

 

 

ちなみに2019年は日本で難民認定申請をされた方は10375人。

 

認定されたのは44人。

 

人道的配慮による在留許可者は37人だそうです。

 

 

同じように2020年は難民認定申請者は3936人。

 

認定されたのは47人。

 

人道的配慮による在留許可者は44人だそうです。

 

※法務省まとめより

 

 

 

 

 

下記の数字は2019年に観た時のメモです。

 

撮影時2016年の難民数→6500万人

 

2018年の難民数→6850万人

 

 



うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊


 

2019.8鑑賞

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ありがとうございました船