【浪花の名女優 浪花千栄子】③
今回で浪花千栄子さん特集の感想は最後です。
伊豆の踊子
(1964年/日本/94分)
監督:西河克己
ちょちょちょちょちょっとー!!!
吉永小百合さん!!!
どんだけかわいいのっっっ!!!
原作とか読んだこともないけれどいい機会だし観ておこうかー
と、軽い気持ちで観てみたら……
吉永小百合さんのあまりのかわいらしさにびっくりー!!!
あんなかわいい娘さんに「連れてっておくんなましね」とか言われたら、そりゃぁ、もう…
物語は何てことないのですが、おもしろかったです。
ある大学教授の回想として物語が始まるのですが現代パートは白黒で回想パートはカラーでした。
旅芸人一座の長男が書生(高橋英樹さん)を気に入り いろいろとよくするのですが、このお兄ちゃん…めっちゃ芸達者過ぎるほどの芸達者でちょっと笑ってしまいました…
ちなみに旅一座に子犬がいるのですが「シロ」って呼ばれていたような…?
丼池
(1963年/日本/104分)
監督:久松静児
開催期間中3回上映があり、昔の大阪の町並みが堪能できるから、という理由もあるかもしれませんが、上映回全て満席!!
全て平日だったにもかかわらず!
あと、1回の満席札の日は劇場に行ってなかったので撮れませんでした~。
そしてこちらの「丼池」
大阪の地域の呼び名で「どぶいけ」と読みます。
私も今回初めて知りました!
こちらの作品、物語がえげつないけどおもしろい!というのも満席の理由のひとつかもしれません。
役者陣みーんな魅せてくれましたが、やはり三益愛子さん演じる高利貸しのえげつなさが最高だったかな。
浪花千栄子さんもよかったわ~!
ここからネタバレですが…
司葉子さん演じる若手の金融会社女社長も奮闘したけれど平松子(三益愛子さん)のえげつなさ、そして、意外なところから出てきた伏兵にやられてしまいましたな。
でも、若い女社長が大逆転!という展開になるよりは、この『丼池』の展開の方が よりえげつなさが強調されて私はよかったんじゃないかな、と思いました。
これはめちゃくちゃおもしろかったです!
今年の恋
(1962年/日本/82分)
監督:木下惠介
浪花千栄子さん特集を締めくくるのはこちら!!
この作品を観る少し前からずーっと「久しぶりに木下惠介監督の映画観たいなー」と思っていたので嬉しかったー
テンポのいいラブコメで終始楽しかったです!
ラストの除夜の鐘のシーンもよかったなぁ。
そしてこの頃、田村正和さんがお亡くなりになったのですが、この作品には若き頃の田村さんが出演されていたので観ることができて良かったです
浪花千栄子さんって目立った役は少ないのですが、時にユーモアたっぷりに、時に人情味たっぷりに、時にキリリッと凛々しさたっぷりに…とその作品を常に豊かに味付けしてくださる役者さんだなーと思いました。
とても楽しい特集でした!ありがとうございました
~完~
2021.5鑑賞
ありがとうございました