のこったのこった!
トキワ荘の青春
(1966年/日本/110分)
監督:市川準
【ストーリー】
豊島区の木造アパート・トキワ荘に住む「漫画の神様」手塚治虫のもとには、編集者たちが日夜通い詰めていた。向かいの部屋で暮らす漫画家の寺田ヒロオは、その様子を眺めつつ出版社への持ち込みを続けていた。やがてトキワ荘を去った手塚と入れ替わるように、「藤子不二雄」の藤本弘と安孫子素雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら、若き漫画家の卵たちが次々と入居してくる。寺田を中心に「新漫画党」を結成した彼らは、貧しい生活の中でも互いを励まし合い、漫画の未来について熱く語り合う日々を送るが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
すごくすごく好きでした!
トキワ荘に入ってくる人、トキワ荘から出ていく人。
漫画家として売れていく人、芽が出なくて去っていく人。
それをただ静かに淡々と描いているだけなのですが、メインの優しい人柄の寺田ヒロオ氏をモッくんが温かく演じていて、それが作品全体の雰囲気にもなっていました。
結局、寺田氏も去っていくので、寂しさはあるのですが、それでも観終わった後はなんだか優しい気持ちになりました。
最後の相撲のシーン泣けたよぉ…
トキワ荘にはもっとエネルギッシュでパワフルな青春物語があったと思うし、そちら寄りに描くこともできたとは思いますが、私は、敢えてのこの、ビターなタッチの『トキワ荘の青春』が好きです。
出てくる漫画家さんたちのことを知っている、知らない、というのではまた、感想が違うかもしれないな、とは思いましたが…どうなんだろ?
とにかく!映像もキレイだったし、スクリーンで観ることができてよかったです
うりぼう5つ:
2021.5鑑賞
ありがとうございました