駆け抜ける!
金子文子と朴烈(パクヨル)
(2017年/韓国/129分)
監督:イ・ジュンイク
【ストーリー】
1923年の東京。朴烈と金子文子は、運命的とも言える出会いを果たし、唯一無二の同志、そして恋人として共に生きていくことを決める。しかし、関東大震災の被災による人びとの不安を鎮めるため、政府は朝鮮人や社会主義者らの身柄を無差別に拘束。朴烈、文子たちも獄中へ送り込まれてしまう。社会を変えるため、そして自分たちの誇りのために獄中で闘う事を決意した2人の思いは、日本、そして韓国まで多くの支持者を獲得し、日本の内閣を混乱に陥れた。そして2人は歴史的な裁判に身を投じていく。(映画.comさんより)
【かんそう】
第13回大阪アジアン映画祭(2018年)では『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』という題名でオープニング作品として上映されましたね。
主演のチェ・ヒソさんがゲストで大阪に来てくださっていましたが、その時、ほんとーに申し訳ないくらいに作品に興味ありませんでした。(この時はどんなお話かも知らなかったわー)
配給もついていなかったので観ることないかなーと思っていたら骨太作品の配給も多い「太秦」さんが配給してくださることになり、予告観たらスクリーンの中のチェ・ヒソさんが驚くほどに魅力的で…
劇場に足を運ぶことにしました!!
この作品で一気にスター女優の仲間入りした、というのも頷けるほどにスクリーンの中の彼女はイキイキキラキラ輝いていました。
作品は実在の人物たちを描いているので、歴史上の出来事も事実です。
関東大震災の時にあのような事を日本がしていたなんて初めて知りました……ひどい…
23歳で生涯を閉じた金子文子。彼女のあの情熱と一途さ、盲目的な愛、は若さゆえに、というのもあるだろうけど、たぶん生い立ちも関係しているんじゃないかなぁ、と思ったりしました。
時にユーモアを交えて描かれているので劇場で何度も笑いが起きていました。
私もここ数年で韓国映画を以前よりは観るようになりましたが、私が観るのはほとんどが現代劇なので、このような歴史ものを観るのはとても新鮮でした。
劇場で観ることができてよかったです!
うりぼう4つ:
2019.2鑑賞
ありがとうございました