脱出できるか？！
新感染半島 ファイナル・ステージ
（2020年/韓国/116分）
監督：ヨン・サンホ
【ストーリー】
人間を凶暴化させる謎のウイルスが半島を襲ってから4年後。香港に逃げ延びていた元軍人のジョンソクが、ある任務遂行のために半島に戻ってきた。その任務とは、限られた時間内に大金が積まれたトラックをチームで回収し、半島を脱出することだった。トラックを回収し、任務は順調かに思われたが、民兵集団によりジュンソクたちはトラックを奪われてしまう。そんなジュンソクを窮地から救ったのはミンジョン母娘だった。（映画.comさんより）
【かんそう】
前回、カン・ドンウォン主演の『ゴールデンスランバー』の感想を書かせていただいたのでカン・ドンウォンつながりでこちらの感想を。
4年前に観た『新感染 ファイナル・エクスプレス』の続編…
とは言え、完全に独立した作品となっているのでこちらだけを観ても楽しめるようになっています。
前作は高速鉄道ＫＴＸの中で起こった大惨事でしたが、今回は韓国から香港へ、また香港から韓国へ、と大規模になっていて、動ける範囲が広がっている分スピード感もあり今回も最後まで楽しませていただきました。
テイストが違うので監督は前作と違う方かしら？と思いきや、同じヨン・サンホ監督だったんですねー。
まず、主演のカン・ドンウォン！！！
かっこよかったですー
香港で落ちぶれていた時だってステキなカン・ドンウォン。
どうでもええことなんですけど私は彼の泣きの演技も大好きです
大金目指して義兄と共に韓国に渡るがもちろんそんなに簡単には大金を手に入れる事はできません。
ゾンビがウッヨウヨいてもうあっかーん！！な時にすごいドライブテクでジョンソク（カン・ドンウォン）を助けてくれた少女二人。
この少女二人もカン・ドンウォンに負けず劣らずかっこよかったなぁ～
彼に連れられて行った先には彼女たちの母親と老人一人。
ま、ちょっと彼らとジョンソクの関係性についてはできすぎか？とも思ったりしましたが…
でもあの関係性だからこそのジョンソクと母親ミンジョンのクライマックスシーンが生きてくるんかな？
そして新聞のインタビューでカン・ドンウォンが彼らについて
「普通は女性や子ども、お年寄りはリガの中で社会的弱者として描かれがちなのが、この映画では彼らが強い。その点で新鮮でした。」
と語っていてほんまそれ！と思いました。
彼らの敵となるのが狂気の民兵集団631部隊。
彼らは車にライトを取り付けていてそれをバババッと光らせてゾンビの行き先をコントロールしていたのが斬新で、それを見ながら
そうやんなぁ。民兵集団はゾンビと共存してきたんだよなぁ。
となぜかしみじみしましたわ…
大金を奪われ奪い返しに行くジョンソクたちを阻む民兵集団。そしてさらに民兵集団の中から単独で大金を狙う人物。
今回は人間ＶＳゾンビではなく人間ＶＳ人間というところがやっぱり一番怖いのは人間ってことかしら？と思ったり。
彼らは無事韓国を脱出できるのか？！
最後の最後までハラハラドキドキの展開でおもしろかったです。
※画像はお借りいたしました。
うりぼう4つ：
2021.1鑑賞
ありがとうございました