がちょーん…て言ってしまうよね
鵞鳥湖の夜
(2019年/中国・フランス/111分)
監督:刁 亦男(ディアオ・イーナン)
【ストーリー】
2012年、中国南部。再開発から取り残された鵞鳥湖(がちょうこ)周辺の地区で、ギャングたちの縄張り争いが激化していた。刑務所を出て古巣のバイク窃盗団に戻った男チョウは、対立組織との争いに巻き込まれ、逃走中に誤って警官を射殺してしまう。全国に指名手配された彼は、自身にかけられた報奨金30万元を妻子に残すべく画策。そんな彼の前に、見知らぬ女アイアイが妻の代理としてやって来る。鵞鳥湖の水辺で娼婦として生きる彼女と行動をともにするチョウだったが、警察や報奨金強奪を狙う窃盗団に追われ、後戻りのできない袋小路へと追い詰められていく。(映画.comさんより)
【かんそう】
原題は『南方车站的聚会』
「南方车站」が南の方の駅、「聚会」は集会とか集まり、みたいな意味もあるけれど単純に人と人が会う、という意味もあるので、原題は冒頭のシーンを捉えてるのかな?という感じがします。
そう考えると、邦題はなかなかおっされーと思ったんですが。
この作品のアートで掴みどころのない雰囲気にぴったりに感じました
そして作品内でもキメッキメのアートなかっちょいい画がいくつもありましたね。
しかも今作はサスペンス度、アクション描写が多く、でも笑いも適度に入れてきていて、エンタメ度がアップしていたように思いました。
物語自体もそんなに複雑ではなく、どちらかというと単純なんですよね。
その単純さ、もエンタメには必要な要素かな。
刁 亦男監督作品の鑑賞は2作品目ですが2作品通じて感じたことは
刁 亦男監督はルンメイちゃんの脚が好き!
です。
『薄氷の殺人』でもルンメイちゃん登場シーンで長い足をカメラがジッと捉え、今回なんてルンメイちゃんの上半身隠してのあのスラリとした足をジッとカメラが映してましたからねー
でもそうしたくなるのもわかるくらいに美しい足をしてますよね。ルンメイちゃんは。
次に思ったのは廖凡(リャオ・ファン)が意外とふつーやったな、と。
私の中では廖凡と秦昊(チン・ハオ)君は「情けない男」を演じさせたら絶品俳優さんなのですが、廖凡は今回脇役ということもあってか割とふつーだったなぁ。
とにかく!
最後までストーリー展開、映像美、全て飽きることなく楽しませていただきました
くうこのおまけ
ワンタンと牛肉麺がおいしそうだったー
ルンメイちゃんの職業は字幕では「水浴嬢」となっていましたが中国語では「陪泳女」と書かれて、実際にある職業だそうです。
※画像はお借りいたしました。
うりぼう4つ:
2020.11鑑賞
ありがとうございました