【ヒストリカ・ワールド】で観た残り2本の感想です。
魂は屈しない
(2018年/キューバ・スイス/96分)
監督:フェルナンド・ペレス 、ラウラ・カサドール
今回のヒストリカル・ワールド作品の中では私のイチオシです。
まさに「魂は屈しない」でした。
実話を元にした物語で、現代にも通じる差別や偏見が見られましたが、でも時代が時代だけに同性愛者の方たちにとっては、より生きにくい世界だったと思います。
しかもエンリケが男として南米に渡ったのはもともと理由があったからなのですが…。
エンリケはどれだけの苦難を乗り越えたら、いつになればエンリケとして生きていけるようになるのか。
シルヴィー・テステューの熱演が素晴らしく、深く心に残る一本となりました。
今でも劇場公開希望してほしいわーと思う1本です!
ラウラ・カサドール監督がQAに参加してくださいました!
モスキート
(2020年/ポルトガル・フランス・ブラジル/123分)
監督:ジョアン・ヌノ・ピント
この作品のみオンライン鑑賞させていただきましたー
知らない戦争への高揚感と自国の誇りだけで兵士になったようなザカリアス。
最初こそ仲間を思いやる心もありましたが、隊と離れ、黒人二人と目的地を目指すうちに…
ああいう態度を取らなければ自分がやられる、といえばそうなのですが、横柄やったなぁ、ザカリアス。
途中何度も熱でうなされたり、危ない目に遭いながらも、先住民の村にたどり着いたかと思えば、哲学的な男性がそばにいたり。
また、それらの時系列もバラバラだったりするので、観ているこちらも今観ているのが現実なのか虚構なのか…とぼんやりでした。
戦争シーンのない戦争映画ってジリジリと精神的に来るものが多いような…
2020年の京都ヒストリカ国際映画祭も楽しませていただきました!ありがとうございました~
くうこのおまけ
あと、1本『愛することのレッスン』という作品を、あーちゃんと観ているのですが、二人ともカレーを食べた後に観たからか、すっかり寝てしまい、上映終了後に二人で内容を補完しあおうとするものの、同じところで寝ているので全く分からず…
申し訳ないです…
2020.11鑑賞
ありがとうございました