【台北発メトロシリーズ】
前回の続きですよー
淡水河の奇跡 (鮮肉老爸) (淡水駅)
今回のシリーズではこの作品が一番好きです。
いわゆるタイムスリップものなのですが、物語が二転三転するものの、うまくまとまっていて最後まで飽きなかったな。
劇中に昔のアイドルユニットが出てくるのですが…
この画像がこの作品でお父ちゃんが昔組んでたアイドルユニット「バターチーズ」
ネーミングセンスーッ😆
そして吳慷仁(画像の右)が、とぼけた味でいい感じでしたわぁ。
エンディングも最高でしたわ。
お父ちゃんの息子役の俳優さんが私の友達に似ていて、それが気になって気になって仕方なかった…
振り向いたらそこに (奉子不成婚)(忠孝復興駅)
北村豊晴監督作品です!
北村監督の映画愛がいろんなところに感じられる作品でした。
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また、前半は北村監督のやりたい放題!そこまでやるぅ?!のように思えましたが、後半は大人のリアルな物語でした。
二人の距離が縮まる様子をくどいくらいに丁寧に描かれていました。
ちょっと長いように思いましたが、ラストを観て、なるほど、ここまで描ききっての、この二人の物語なんだなぁ、と思いました。
奉子成婚…で、できちゃった結婚、というような意味があるので、奉子不成婚はそれをもじってるのかな??
隠し味は愛 (紅酒燉牛肉) (中正記念堂駅)
すんません…長く長く感じました
ビアンカ・バイが美しくてねぇ。松下奈緒さんみたいな感じ。彼女を堪能するにはいい作品かと思います。
原題が「牛肉の赤ワイン煮」
で、そのとおり、おしゃれなお料理(洋食系)がたくさん出てきました。
個人的には台湾のお料理も見たかったなーでしたけど、それだとちょっと作風には合わないか
男女の恋、夫婦間関係、友人関係、と、あれもこれもとぎゅぅっと詰め込まれていて少し中途半端な部分も感じられたかも。
男性側の奥さんが切なくて彼女には共感できたかな。
ハロー、グッドバイ。 (你好。再見) (終点)
初々しい恋物語でおばちゃん見てられへんかったわー、てなくらいにピュアッピュアでした。
「終点」の物語、と言うだけあって、確かに他の作品は前後して観ても大丈夫だけど、これは最後に観ないと意味ないなぁ、と思いました。
いろんな物語に出てきたあれやこれやがこの物語にも顔を出しているのでわからなかったらわからないでもいいけれど、知っていたら「あぁ!あれね!!」と楽しみが増えます
主人公のおじいちゃんがええセリフをいくつか言うてましたね。
その中の一つが
迷っても「買い物客」と同じで最後は自分で決める。
…というようなセリフ。
確か中国語では「自己都有自己的決定」て言っていたように思います。
ちょっと覚えとこう…と思いました。
どこで使えるかわかんないけど。
あと、主人公がいつも何か決めるのがちょっと遅くてそれを悩んでいたのですがおじいちゃんが
たとえ一秒遅くてもその一秒には意味があるんだ
と言っていたのですが、主人公を優しく励ましてくれるおじいちゃんにジーンときました。
おまけ…赤い髪の主人公が街中を走り回る姿はちょっと『ラン・ローラ・ラン』を思い出したなぁ。
これで台北メトロシリーズは完走!
駅とあんまり関係ない??な物語がほとんどでしたが、たまに「このカフェ行ってみたいわー」とか「ここ行ってみたい!」という場所があったのでそういう意味では台湾を楽しませてもらったかな。
このシリーズは3作品は劇場公開、残り4作品はテレビ映画だそうです。
台湾にはテレビ映画というジャンルがあって映画を撮る手法で作った作品をテレビで放送するそうなんですけど、日本で言う2時間ドラマとはまたちゃうんかな…よくわかんないけど……
私には合わないなーと思う作品もありましたがいろんな味があって楽しかったです。
2019.10鑑賞
ありがとうございました