ぴーとぉー
荒野にて
(2017年/イギリス/122分)
監督:アンドリュー・ヘイ
【ストーリー】
幼いころに母親が家出し、愛情深いがその日暮らしの父親と2人で生活する少年チャーリーは、家計を助けるため厩舎で競走馬リーン・オン・ピートの世話をする仕事をしていた。しかし、そんなある日、父親が愛人の夫に殺されてしまう。さらに、試合に勝てなくなったピートの殺処分が決定したという知らせを受けたチャーリーは、ひとりピートを連れ、唯一の親戚である叔母を探すため荒野へと一歩を踏み出す。(映画.comさんより)
【かんそう】
ずーっと見逃していましたが何とか最後の砦劇場で観ることできました。
観ている間、胸の奥をぎゅーーーっと掴まれているような、そんな感覚でした。
途中結構しんどかったですわ…
いや、もちろん一番しんどいのはチャーリーですが。
荒野を歩きながら思い出話を馬のピートに語るチャーリー。
その思い出話だって決して特徴的な思い出ではなく至って普通の思い出話。
でもチャーリーは「本当はこうしたかった」とか「こう思ってた」とかいうようなことを言っていたので父が生きているときも、きっと孤独でいろんな我慢をしてきたんだろうなぁなんて思ったりしました。
おばに会いに行く
この目標なかったらどうなってたかわからんな、この子は…
というくらい、おばを訪ねる道中ではだんだんと表情もなくなっていき、フラフラになり、行き当たりばったりで進んでいて、見ているこちらも「大丈夫かいな…」と思っていましたが、意外とたくましい一面も見せてくれたチャーリー。
でも彼を見ていて学歴云々じゃなく人には「教育」ってやっぱり必要やなぁと思いました。
そしてなんとかおばに会えたチャーリー。
この時点で私もホッとしましたがおばの前で泣き崩れ「ピートに会いたい…」と感情を吐露したチャーリーを見て、やっと…やっと感情を出すことができたねぇ………と私も涙…
おばさんがいてくれて本当によかったわぁ〜
そしてラストのチャーリーのあの表情に「え?!」てなりましたが…とてもとても良い作品でした!
うりぼう5つ:
2019.7鑑賞
ありがとうございました