旅のおわり世界のはじまり | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

うずべきすたん

旅のおわり世界のはじまり

(2019年/日本・ウズベキスタン・カタール/120分)

 

 

監督:黒沢清

 

【ストーリー】

取材のためにウズベキスタンを訪れたテレビ番組のレポーターが、番組クルーとともにシルクロードを旅する中で成長していく姿を、現地でのオールロケで描いた。いつか舞台で歌を歌うことという夢を胸に秘めたテレビ番組レポーターの葉子は、巨大な湖に潜む幻の怪魚を探すという番組制作のため、かつてシルクロードの中心として栄えた地を訪れる。早速、番組収録を始めた葉子たちだったが、思うようにいかない異国の地でのロケに、番組クルーたちもいらだちを募らせていく。そんなある日、撮影が終わり、ひとり町に出た葉子は、かすかな歌声に導かれ、美しい装飾の施された劇場に迷い込むが……。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

黒澤清監督のあっちゃん愛!

 

ビシバシ感じました。

 

舞台がウズベキスタンなのですが国名はよく聞くけどどこに位置するのかしら?と思い地図を見てみると、隣接する国はカザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、トスクメニスタン。

 

 

なんちゃらスタンっていう国が集まってますな。

 

 

そのウズベキスタンの風景や様子が興味深かったなぁ。

行ったことのある中国の新疆ウイグル自治区のウルムチにちょっと雰囲気似てたかな。言うてもタジキスタン、キルギスの横が新疆ウイグル自治区ですもんね。

 

ウズベキスタンにも行ってみたくなりました。

 

 

今回は監督自身が映画祭で海外に行ったT期の戸惑った経験を反映しているそうです。

 

なるほどー。

 

オールウズベキスタンロケだし、確かになんだかいつもとは違う黒沢清監督作品だったかもしれませんねー。(て、全部観てきたわけではないのですが…)

 

 

 

 

以下、印象に残っているのが物語とは関係のないところばかりで申し訳ないのですが・・・

 

 

①葉子の表情

ロケ隊が番組作りのためにいろんな場所でロケをするのですがリポーターの葉子(前田敦子さん)のオンとオフの差!!驚

 

みなさんあんな感じなんだろうか?!

 

中川家礼二くんのくるよ師匠のスイッチオンオフのものまねみたいでしたわ!!

 

 

でも彼女のそのスイッチの速さの理由も観ていくうちになんとなくわかってきます。

 

 

葉子を演じた前田敦子さんもよかったですが、加瀬亮さん、染谷将太さん、柄本時生さん、アディズ・ラジャボフさん、皆さんハマっててよかったな。

 

 

 

②ヤギ

 

あれはあかん!おばさんの言う通り1匹だけやったら野犬に襲われて終わりじゃないのか?!

 

ラストに姿を見たときは「そのまま生き延びてー!」と思いましたが、このヤギは葉子でもあったね。

 

 

あと、バザールで猫を追いかけていくうちに自分も迷ってしまうのですが、この辺りも葉子の「今」を表している感じでしたねぇ。

 

 

 

③遊園地のアトラクション

 

見ている方も酔ってきた~廻

 

カメラマン岩尾(加瀬亮さん)の「うぉ!おっ!!」に笑いました。

 

 

 

④チェリージュース

 

ロケ隊が泊まっていたホテルの朝食ビュッフェにチェリージュースのサーバーがあったのに釘付け!

 

チェリージュースなんてなかなかお目にかかれないので飲んでみたいです。

 

 

 

⑤白いカーテン

 

白いカーテンがファッサーと風に揺れるシーンが出ると「あぁ…黒澤清監督だわぁ…」と思ってしまいます。

 

 

 

⑥警察

 

警察に追われるというサスペンス的な部分もあり、取り調べでの警察の言葉は葉子の人生へのアドバイスにも聞こえてきましたね。




最後まで観ると題名に「なるほど」でした!

 

 

うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 

 

 

2019.6鑑賞

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ありがとうございましたやぎ座