菊とギロチン | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

まけへんでー

菊とギロチン

(2018年/日本/189分)

 

監督:瀬々敬久

 

【ストーリー】

大正末期、人びとが閉塞感にあえぐ関東大震災直後の日本。ある日、東京近郊に女力士たちに交じって、元遊女などワケあり娘が集う女相撲の一座「玉岩興行」がやって来る。新人力士の花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出をして女相撲に加わり、「強くなって自分の力で生きたい」という一心で厳しい練習を重ねていた。興行当日、会場には師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺害され、その復讐を画策するためにこの地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの姿があった。「格差のない平等な社会」を標榜する彼らは、女力士たちの戦いぶりに魅了され、彼女たちと行動を共にするようになる。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

熱い映画でしたねぇ。

 

3時間しっかり熱かったー!

 

 この時代に女相撲が流行っていたのは、博物館の『見世物展』で知っていましたが、ギロチン社なるものは知りませんでした。

 

こういうギラギラした集団があったんだねぇ。

でも、あんな短絡的で浅はかな行動をしていたらそりゃぁつぶれるわな、でした。

 

 

でも、女相撲、ギロチン社、お互い、目的が違ってもそれぞれの目指すところへ、前へと突進していく熱い姿勢は共通していたように思います。

 

 

女相撲の関取たちって、皆がみんな、関取になりたくて何の問題もなく、素直に入門したわけじゃないんだなぁ、と思いました。

 

抑圧された生活から抜け出してきた人もいて結局ここに逃げ込んだ、的な人もいたんやねぇ。

人生背景が複雑な方が多かったですねー。

 

 

最後の方で花菊に惚れていたメガネ君が花菊の元旦那に「花菊に相撲をさせてやってくれ!!」と倒されても倒されても向かっていくシーンはドラえもんが帰ってしまう前夜ののび太とジャイアンのケンカを思い出しました。

 

 

役者さんたちも皆さんよかったですわぁ。

韓英恵さん色っぽかったし、大西礼芳さんもよかった!

大西信満さんもすてきだったなぁ。

 

 

 

うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 


2018.9鑑賞

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ありがとうございました女の子