ベルギー奇想の系譜展 2017 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

2017年


チケットをいただいたのでベルギー奇想の系譜展 に行ってきました!



兵庫県立美術館へ。


美かえる(みかえる)がお出迎え。






と、その前にランチランチー





以前も紹介させていただいた事あるかな?



近くにあるJICA関西食堂 さんへ

こちらではいろんな国のお料理がいただけるので楽しいです。



ランチタイムのピークを過ぎていたからか休日とは言え空いていました。



私のお目当ては月替わりメニューのこちら!!

ウガンダ料理なんて食べた事なーい!!!



と、ワクワクしていたら最後の食券2枚を私たちの前に入った夫婦が取っていったので、まさに目の前で売り切れ!!!ガクリ





こちらのトルティーヤにしました・・・

おいしいおいしい。


うん。十分おいしいよ。



ウガンダ料理じゃないけどおいしいよ・・・←こだわる






さて、お次は本命のこちらへ。



兵庫県立美術館は安藤忠雄さんデザインの美術館。








スタイリッシュでおしゃれな美術館やなぁ、ていつ来ても思います。




そんなおしゃれ美術館でも大喜利なんかやっちゃいます。


さて、展示のほうですが三章から構成されていてまずは



第1章 15-17世紀のフランドル美術



こちらではよく聞くヒエロニムス・ボスやピーテル・ブリューゲルの作品が並んでいましたが、当時、ヒエロニムス・ボスって人気あったんだなーと思ったのが作品者の中に「ヒエロニムスボスの模倣者」と書かれている作品があったことです。


いつの時代にもいるんだねぇ。



どうでもいいのですが、私はボスの絵に出てくる変な怪物みたいなのについ見入ってしまう・・・




そしてこのコーナーで私が一番おもしろく感じたのはピーテル・ブリューゲルの『七つの大罪』シリーズです。


激怒


怠惰


傲慢


貪欲


大食


嫉妬


邪淫



の七つをテーマにした絵なのですが、正直私が見てなんとなくわかったのは「大食」だけやったかな。他の絵は「これが激怒?」「これが傲慢??」とあんまりよくわからなかったものの、それでも見ているだけで楽しかったです。



そしてこの「七つの大罪」シリーズが成功したので気をよくして(かどうかはわかんないけど)作ったのが『七つの徳目』シリーズ。


希望


正義


剛毅


節制


信仰


愛徳


賢明



だけど、あんまり売れなかった(?)みたいですねー


やはりシリーズ物は難しいのか?!





そして、来たよ来たよルーベンス!!!


「フランダースの犬」のネロが恋焦がれて一目見たかったルーベンス!!!


知らなかったのですがルーベンスって宮廷の外交官としても活躍してたんですってねー


へー


説明に「本質的に幻想の画家ではなく、現実主義」て書いてあってなるほどなぁ、と思いました。





第2章 19世紀末から20世紀初頭のベルギー象徴派・表現主義


こちらでは聞いた事ない画家さんの絵がたくさんありましたが、見ていておもしろーい!!というものもたくさん!


その中でもジェームズ・アンソールの絵は見てて楽しく、色使いもかわいらしかったです!!



あと、印象に残ったのがフェリシアン・ロップスの「娼婦政治家」という絵です。


※画像はお借りいたしました。



会場の説明には政治家を皮肉った絵であり、裸は性欲、豚は貪欲、目隠しは盲目・・・ということを表現していると書かれていました。



なんかバックのブルーとかとっても爽やかできれいですよねー



こちらのBunkamuraザ・ミュージアムさんの「コラム」でこの絵について詳しく説明されているので興味のある方はぜひ!


娼婦政治家 について





第3章 20世紀のシュルレアリスムから現代まで


しゅ・・しゅる・・しゅるる・・・「シュルレアリスム」なんてパッと言えない・・・しゅ・・しゅる・・・




さて、ここでは教科書で見たー!!なルネ・マグリットの絵がたくさん展示されていました。



私が一番気に入ったのはマルセル・ブロータールスの『猫へのインタビュー』


絵、ではなく音声の展示なのですが、たくさんの質問に対して猫が全部答えてくれます。


質問音声はフランス語?なのですが、日本語に翻訳されたカードを置いてくれているのでそれを見ながら聞きます。



「これはパイプですか?」


「にゃうぅ・・」



「これはパイプではありません」


「にゃおぉうう・・・」



「これは・・・」


「にゃ・・」




「これはパイプです」


「にゃうぅぅ・・・」



といった具合に。



かわいかったーラブ






映画でも「へんてこりん」な内容のものが好きだったりするので今回の展示はとても楽しかったです!




美術館のチケットを持って行くとちょこっと優待、というお店が美術館の周りにはたくさんあって、私たちもその恩恵に・・・と思ったのですが私たちが注文したものはキャンペーン商品だったので定価でしたわー


でも美味しかったからいいのですにこ

















・・・負け惜しみちゃいますから・・・









この後、夕飯を食べに行きましたがそれはまた別の記事で~。




おわり

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ありがとうございました音譜