グレート・ウォール | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

とうてつ・・・

グレート・ウォール

(2017年/中国・アメリカ/103分)

 

監督:张艺谋(チャン・イーモウ)

 

【ストーリー】

世界を旅するウィリアム(マット・デイモン)ら二十数名の傭兵部隊は、シルクロードの中国国境付近で馬賊に攻撃された上に謎の獣に襲われる。生き残ったウィリアムとトバール(ペドロ・パスカル)は、禁軍が守る万里の長城にたどり着くものの降伏を余儀なくされる。戦略を担うワン(アンディ・ラウ)によって処刑を免れたのち、自分たちを襲った獣が饕餮(とうてつ)という怪物であり、万里の長城がその群れを都に入れないための防壁だと知るウィリアムとトバール。やがてすさまじい地響きと共に無数の獣が迫ってきた。(シネマトゥデイさんより)

 

 

【かんそう】

 

なぁにぃ?!チャン・イーモウがハリウッドで超大作ぅぅぅ???!!!

 

 

て、チェン・カイコーのハリウッド進出の時もそうだったけど、あんまり期待したらあかんな・・・と思いながらもチャン・イーモウだしな、ということで劇場へ。

 

 

中国では賛否両論で、日本でも興行成績は振るわなかったそうですが、私は単純に楽しめましたし、おもしろかったと思います。

 

マット・ディモンやらアンディ・ラウやらウィリアム・デフォーやらルハンやら・・・豪華なキャストも無駄遣い魅力だったし!

 

美術的な面はさすがのチャン・イーモウでした。

 

色彩面も凝っていて美しかったー

甲冑だって戦闘ヒーローのように色分けされていました。

 

ジン・ティエン演じるリン・メイがゲームのキャラっぽい姿でしたね。

 

 

 

また敵となる饕餮(とうてつ)という怪物。

 

60年に一度復活するらしいのですが、その造形も中国らしく凝っていましたねー

おでこのところに文様があるのがわかるでしょうか?

 

こちらは饕餮文と呼ばれるものです。

画像はお借りしました


ウィキさんの説明です。

↓↓↓

饕餮(とうてつ、拼音: tāotiè)とは、中国神話怪物。体はで、曲がった角、の牙、人の爪、人の顔などを持つ。饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るの意である。何でも食べる猛獣、というイメージから転じて、を喰らう、という考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった。一説によると、蚩尤の頭だとされる。

代から代にかけて饕餮文とうてつもんと呼ばれる模様が青銅器玉器の修飾に部分的に用いられる。この頃の王は神の意思を人間に伝える者として君臨していた。その地位を広く知らしめ、神を畏敬させることで民を従わせる為に、祭事の道具であるこのような器具に饕餮文を入れたものとされる。

 

お話も特に難しいことはなく、奇をてらった伏線もなかったのでほんとシンプルな娯楽大作だったと思います。

 

どうせハリウッドで大作作るってんならこれくらい豪快に作って正解ちゃいますか?(興行成績やらツッコミどころ満載なのはさておき・・・)

 

クラッカーくうこのおまけクラッカー

 

チャン・イーモウ作品で色彩感覚がほんと抜群って思ったのは『菊豆』ですが『女と銃と荒野の麵屋』の色使いも大好きです!!

 

 

うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊

 

2017.5鑑賞

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ありがとうございました☆