美しい・・・って?
ブラインド・マッサージ
(2014年/中国・フランス/115分)
監督:婁 燁(ロウ・イエ)
【ストーリー】
幼少期に事故で視力を失ったシャオマー(ホアン・シュエン)は、シャー(チン・ハオ)が院長を務める南京のマッサージ店で働いていた。生まれつき目が見えないシャーは、美人のドゥ(メイ・ティン)のことが気になり、美というものに心をとらわれる。そんな中シャオマーは、駆け落ち同然で南京にやって来たワン(グオ・シャオドン)の恋人コン(チャン・レイ)への欲望が抑え切れなくなり……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
ロウ・イエと言えば!!
というくらいに手振れカメラが特徴ですがこの作品でもそれはきっちり活かされていました。
いやー最初から衝撃的でした!!!
盲目ゆえに・・・なところもあるのかもしれませんが、皆さん、とても感覚が研ぎ澄まされていてそれが時にとても官能的にも思えたりしました。
また、感情がよりストレートで直接的にも感じましたねぇ。
あと、どのロウ・イエ作品にも感じるのですが、ねったり、ドロォン・・・というなんか、こう、まとわりつくような感覚がいつもあります。
ねっとりしてるのに刺激のある作品でした。
くうこのおまけ
ずいぶんまえに妹と母と東京の『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』という真っ暗闇の中をグループで進んでいきその中でいろんな体験をする、というエンターテイメントを体験したことがありましたが、それを思い出しました。
そこのスタッフさんたちは視覚障害者の方たちなのですが、まるで見えてるみたいにいろんなことに私たちを誘導してくださります。
何も見えないってこういうことなのか・・・、と、初めての世界に緊張しました。
純度100%の暗闇の中で、みんなの声を頼りに進んでいくのですが、途中でボール遊びをしたり、お茶したりしました。
終わった時にはぐったりしましたが、グループの中にはこれが大好きでもう、何度も参加しているっておっしゃってたなぁ。
・・おまけの方が長くなって失礼いたしました・・・
うりぼう4つ:
2017.6鑑賞
ありがとうございました