午後8時の訪問者 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

もしも・・・

午後8時の訪問者

(2016年/ベルギー・フランス/106分)


監督:ジャン・ピエール=ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ



【ストーリー】

若い医師ジェニー(アデル・エネル)が診療時間を大幅に過ぎてから鳴らされたドアベルに応対しなかった翌日、近所で身元不明の少女の遺体が発見される。診療所の監視カメラにはその少女が助けを求める姿が映し出されていた。自分が診療しなかったせいで少女が死んだのではないかという思いにさいなまれるジェニーは、少女の生前の足取りを調べ始める。(シネマトゥデイさんより)




【かんそう】


ダルデンヌ兄弟作品はこれを含めてまだ3作しか観ていないのですが・・・



いやー



今回もやっぱり「もしも自分だったら・・・」と考えざるをえないテーマでしたね。

(ちなみに前作『サンドラの週末』は私の2015年myベスト1です)



間違いなく言えるのはジェニーほどの行動はできなかっただろうな、ということです。


あれは無理だわ~


あそこまではできないだろうなぁ。




ドアベルに応答しなかった、というのは、誰にでもありえる「もしもあの時ああしていたら」「もしもあの時ああ言ってたら」という類の「後悔その1」だと思うのですが、そこからどうするのか、という「自らの意志」で動く部分は人それぞれだと思います。



メインの物語はドアベルに応答しなかった翌日身元不明の少女が亡くなってしまい、ジェニーがもしもあの時・・・という思いから行動を始める、というものですが、医者としてのジェニーには研修医の育成も担っており、その彼との物語もうまぁく絡んできます。


とんとん拍子にいかないんですよね・・・この彼との上下関係も。


またジェニーの医者サイドの物語は彼女の優秀さや人柄を表すものとしてちゃんとメインの物語に寄り添ってましたね。




とにかくずっとどんよりな感じと緊張感がつきまといますが、ジェニーのあの強い意志はいろんな人を動かしたのは確かだし、彼女自身にも変化をもたらしたことは確かだと思います。





ラストはそれまでの緊張がほぐれ、やわらかく、優しく終わったのではないでしょうか。




とてもよかったです。




クラッカーくうこのおまけクラッカー


ジェニーってば縦列駐車が超うまかった!!!



うりぼう5つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 合格



2017.5鑑賞

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ありがとうございましたあし