わいの名前はパンドラいいますねんby黒猫
未来よ こんにちは
(2016年/フランス/102分)
監督:ミア・ハンセン=ラヴ
【ストーリー】
教師の夫と巣立っていった2人の子供を持ち、自身も高校で哲学を教えているナタリー(イザベル・ユペール)。高齢の母親を世話しながら、哲学書の執筆に忙しくしている状況で、夫が別に付き合っている女性がいたことがわかる。夫に彼女と生活を共にすると告げられてあぜんとしていると、今度は母親が亡くなってしまい、さらには付き合いの長かった出版社からも契約を打ち切られる。バカンスシーズン直前にひとりぼっちになってしまったナタリーは……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
淡々とした、そしてなかなか現実的で渋い作品でした。
でもこの作品を撮られた監督って30代後半とまだお若いんですよね。それにまずびっくりしましたよ。
大人の女性ナタリーをイザベル・ユペール様が演じているからか、またしっくりきましてねぇ。
かっこいい女性・・なんだけど、やっぱりそこは一人の人間ですのでいろんな問題を抱えています。
でもそれらは彼女が50代になって一気にふりかかってきたようにも見えます。
夫の浮気(娘に暴露されるところのやりとりに爆笑)、母の介護、長年付き合いのある出版社との契約打ち切り、教え子の登場は心ウキウキからの・・・
それでもチャンッ!リンッ!シャンッ!!としているんですよね、ナタリーは。
私ならすぐ感情的になりそうなんだけど。
んで、関係ないのですが、彼女が着ている服やワンピースとか全部すてきなんですよー
うーん・・洋服もすてきですが、あれは着こなし方かな?ほんとステキング!
そういうところも大人の女性だわーとうっとりさせてくれましたねぇ。
あんな風にかっこよくエレガントにさっとワンピース着れたらええなぁ、て思います。
私は、あの教え子が鼻についてあきませんでした!
何様やねーん!!ですよ!!
よく大人の対応したと思います、ナタリー。
そして猫を手放したところもかっちょえぇーと思いました。
ナタリーはあの後もずっと、何があっても、何を失っても淡々と日々の生活をこなしていくんかなぁ。
彼女が感情を爆発させることってあるんだろうか・・・?
何が、てわけでもないんだけどすごく印象に残る作品でした。
くうこのおまけ
フランスって高校から授業に「哲学」があるんですね。
すっごいしゃべるフランス人、議論大好きフランス人、ていうのがなんとなくわかるかも。
うりぼう4つ:
2017.4鑑賞
ありがとうございました