2016年4月。
妹が里帰り出産のために実家に帰ってきていたのですが、毎日あまりにもヒマ~ということで私も実家に遊びに行きました。
その時に家族4人で(何の目的もなく)佐川美術館@滋賀に行ってみました。
家族で美術館なんて今までなかったんちゃうかなぁ。
ふーん・・・と思って見始めたのですが、なかなか面白かったです。
やわらかい色使いに優しい表情、しなやかな姿勢に美しい着物・・・と、いつの間にか見入ってしまいました。
美人画界にも「清方門下の三羽烏」と呼ばれる画家の方たちがいて
伊藤深水(娘さんは朝丘雪路さんだそうですよ)
寺島紫明
山川秀峰(息子さんは山川方夫さんだそうですよ)
と、このお三方がそう呼ばれているそうです。
また私が気になったのは「子猫と女性」という組み合わせの絵。
この構図は源氏物語でも描かれており、浮世絵の時代くらいから、この組み合わせは”恋の寓意”とされていたそうです
そして常設展も楽しんだのち、お茶のじかーん
美術館内のカフェで休憩です。
よぉ歩きました。意外と広いのですよ、この美術館。
でも臨月の妹にはええ運動になったかな?(後ろから見ると妊婦に見えなかったけど)
このカフェにはいろいろお菓子も売っているのですが、母がふらふらふら~とそのコーナーへ。
普段から母のどうでもいい浪費に妹は怒ってきたのでこの時も「もうそんなん買わんとき!!」と怒ってました。
母は「ちょっとした時に食べたくなるかもしれんやん」とか言うてましたが、この「ちょっとした時」って一体いつ?!ていつも思います。
「ちょっとした時にええやん」
「ちょっとした時に着たらええやん」
「ちょっとした時に使ったらええやん」
・・・この前百貨店の食器売り場でもおばさまが娘らしき女性に「これちょっとした時にええやんなぁー」て言うてましたわ。
で、結局妹にさんざん怒られて買うのをやめた母。
そうね。どうせ一人の時にちょいちょい買うんやろうから、この時だけでもやめておいたらええと思います。
こんな家族4人で、特に父と母と美術館なんてまた行くことあるやろうかぁ~と思うと、行きたくて行った展覧会ではなかったけれども、思い出深い時間となりました。
2016.4鑑賞with父母妹