(2015年/中国/98分)
監督:ソンタルジャ
【ストーリー】
チベットの草原で牧畜に携わる一家。幼い娘(ヤンチェン・ラモ)は、もうじき生まれる子供に母親を取られてしまうのではないかと不安を抱いている。一方娘の父は、4年前に起こったある出来事のために、父親を許すことができないでいた。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
内容的には奇をてらったようなものでもなく、強く印象に残る、というストーリーでもなく。
父と祖父の確執もあるあるだなーと思いましたし。
でも、雄大な草原の景色や彼らの素朴な生活…のように見えて実は厳しい現実を映しだしていたりと、それなりに心には残ります。
そこをより印象深くさせているのはもうあの子役のヤンチェン・ラモがそこにいるから!!じゃないでしょうか。
上海国際映画祭で主演女優賞受賞したのも納得です。
強く輝くヒロイン!というわけではないのですが、彼女の存在なしではこの作品は成り立たなかったんじゃないかしら?と思わせてくれる存在感でした。
演じている役はもう、いたって普通の子どもなんですよ?
特に特徴のある子どもを演じているわけではないと思うのですが・・・
もうすぐ生まれてくる赤んぼうに嫉妬する小さなお姉ちゃん、なんてチベットに限らずどこの国でもある兄弟あるあるじゃないでしょうか。
国も違えば宗教も文化も背景も違うのですが子どもは子どもだなぁ・・・って思わせてくれました。
ヤンチェン・ラモもジャチャ(子ヤギ)もとてもかわいらしかったです。
くうこのおまけ
ヤンチェン・ラモ、母親が着ていた民族衣装がとても鮮やかで素敵でした。
着こなしもさすがネイティブ!という感じでよかったなぁ~
うりぼう4つ:
2017.7鑑賞
ありがとうございました