(2016年/ドイツ/97分)
監督:ニコレッテ・クレビッツ
【ストーリー】
職場と自宅を往復するだけの単調な日々を送るアニア(リリト・シュタンゲンベルク)は、住んでいるマンションの前にある森で1匹のオオカミに出会う。その野性に心を奪われた彼女は、オオカミを捕まえマンションの自室に連れ込む。暴れるオオカミに初めは危険を感じるものの、心を通わせるうちに、いつしかオオカミを愛し始め……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
※ネタバレしておりまする※
いきなりですがわたくし、へんてこ映画大好きです
何をもってへんてこ映画というのか、というのかは個人の感覚によるものですが、私の感覚ではこの「ワイルド」は相当へんてこでしたわ!!!
でも嫌いじゃない
元々主人公のアニアはちょっと独特な女性ではありましたが、オオカミに出会って恋をしてから・・・
いやぁーアニアの変わっていく姿に釘付けでしたわ。
まずはオオカミ捕獲作戦。
アニアって意外と頭良くて器用なのねーて思いました。
そして単調な毎日を送っていて表情にも乏しかったアニアですがこのあたりはなんかイキイキしているように見えましたね。
捕獲に成功して自分の部屋で共同生活することに成功しました・・・が!
そこからさらにアニアの変化は進みます。
そんな恰好で会社行っちゃいかーん!!というか外に出ちゃいかーん!!とかお金は大丈夫なん?!それは犯罪じゃないのかぁ?!とかもう・・・つっこみなしでは見ていられないアニア。
どんどん人間から離れていくようでした。
最後はオオカミと共にマンションを飛び出すのですが、泥水は飲むわ、オオカミが捕ってくれたネズミだったかな?の生肉(この頃はもうオオカミはアニアを仲間と思っている)は食べるわで、アカンアカンアカンアカン!!!そんなん食べたらアカン!お腹壊すって!!アカンッてーーーーーーー!!!と街に住むシティガール(?)の軟弱なあたいはそんなことばっかり思ってました。
でも・・・最後のアニアの笑顔を見たら彼女はすべてから解放されて、彼女自身は幸せになれたのかな・・・て思いました。
くうこのおまけ
アニアがオオカミがいる部屋に放ったウサギに向かって「トイトイトイ」と声をかける場面があります。
大好きな朝の番組「0655」で「トイトイトイ」という歌があり、「トイトイトイ」は幸運を祈る、とかいう意味らしいのですが、それが本当に使われてるんだ!!と思い嬉しくなりました。
ウサギにとってはええ迷惑でしかありませんでしたが。
うりぼう4つ:
2017.4鑑賞
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ありがとうございました